ガンピーさんのふなあそび
- ジョン・バーニンガム, 光吉 夏弥
- ガンピーさんのふなあそび
28P/26×26/ほるぷ出版/1976/読み聞かせにかかる時間-4分程度/季節-川に落ちても寒くない時期。
ガンピーさんは船を一そう持っていました。その船にのってでかけると、子どもや動物たちが次々と乗り込んできます。その都度、ガンピーさんは、「○○をしなけりゃいいよ。」と注意をするのですが、あまりにたくさんのお客様でとうとう、船の中はぎゅうぎゅう詰めです。結局、大騒ぎになって船がひっくり返り、みんなびしょ濡れです。服が乾く間、みんなは仲良くお茶を頂き、夕方には、みんな家に帰ってゆきました。
この作品には、『ガンピーさんのドライブ』という姉妹作もあり、ジョン・バーニンガムの柔らかくも暖かいタッチの挿絵と牧歌的な内容の釣り合いがよく、特に小さな子ども達に喜ばれる構成になっています。
子ども達・うさぎ・猫・犬・豚・羊・・・とたくさんの人間や動物が次々と現れて、無理やりに一緒に船に乗ろうとするところは、次々と動物達が入ってゆく『てぶくろ』という絵本を連想させます。おなじみの結末が待っていることが予想できて、その通りになるというのは、子ども達にとっては大きな快感なのでしょう。とってもうれしそうに絵本に見入ってくれます。
見開き一杯にピンクを基調としたティータイムの図は、「流石は、ジョン・バーニンガム!」という感じの完成度の高さです。できれば、このまま切り取って、壁に飾りたいくらいの優しく美しい絵で、一枚の完成された作品のようにも思われます。