しあわせハンス
- グリム, フェリクス・ホフマン, せた ていじ
- しあわせハンス―グリム童話
24P/22×30/福音館/1976/読み聞かせにかかる時間-5分/季節-なし
このお話はグリム童話です。主人公のハンスは、長年奉公していたご主人にいとまごいをしました。主人は、ハンスに奉公の給料として、ハンスのあたまほどもある金の塊を渡しました。家に向う途中、金の塊は、馬→年をとった牝牛→豚→がちょう→砥石と道端の小石になりました。その二つの石も泉に落としてしまいました。こうして、手ぶらになって身軽になったハンスは、「重荷になっていた石がなくなって、運がいいや。僕は、幸せもんだなぁ。」と言いながら家に帰りましたとさ。というお話です。
子供達は、変なものと交換してゆくハンスの話を聞きながら、内心は、「馬鹿だなぁ。」と思うでしょう。でも、「次はどうなるのかしら・・・」と興味津々で聞き入ります。これとまったく反対の内容に日本昔話の『わらしべ長者』というのがあります。こちらは、どんどんいいモノと交換して大金持ちになるお話しです。どちらも、現実にありそうなお話で、子ども達は、どんどんそのお話の中に引き込まれてゆくのが感じられます。
今の世の中は悪い人が多いので、ハンスのようにだまされないように、気をつける必要があるかも知れませんね。あまりにも両極端なお話なので、『しあわせハンス』と『わらしべ長者』の二冊を同時に読み聞かせをしてみたい気がします。