たんぽぽ
- 平山 和子
- たんぽぽ
23P/26cm/福音館書店/1972年初版/読み聞かせにかかる時間-4分/季節-たんぽぽの咲く時期(春~秋なんですけどイメージ的にどうしても春!と言いたいですね)
この作品は「かがくのとも傑作集」ですから、科学絵本といえるでしょう。たんぽほについて、詳細で精密な絵と意外な事実を判り易く説明した絵本です。
最初にたんぽぽは、コンクリート間にさえも生えるという強い生命力を説明し、白いさんぽぽがあることも教えてくれます。冬の間の越冬方法も「ほぉ。そういえばそうだった」と思わせてくれます。圧巻なのは、土の中の様子です。たんぽぽの根は、太くて長くて生命力も抜群です。このような資格に訴える説明は、絵本でなければできないものでしょう。
また、ひとつの花だと思っていたものが小さな花の集まりで一かたまりの花は、百以上の小さな花の集まりだということを調べた記載もありました。都会でも身近に見られるたんぽぽについて書かれているので、子ども達は興味津々でこの絵本を眺めています。この絵本を読んでも笑い声は聞けませんが、「おぉ~!」という感嘆の言葉は難解も聞くことができます。せっかくなので、根っこの描写の部分は、コピーをして実物の大きさを実感してもらおうかしら。
ちなみに、同じ題で色々な作者さんが絵本を出しているようですね。代表作として一つだけ下にピックアップしてみました。読み比べも面白いと思います。
- 甲斐 信枝
- たんぽぽ
37P/27cm/金の星社/1984年初版/読み聞かせにかかる時間-不明/季節-やっぱり春ですよね。