ねずみのとうさんアナトール | 小学校での読み聞かせ活動記録

ねずみのとうさんアナトール

イブ タイタス, Eve Titus, Paul Gardone, 晴海 耕平, ポール ガルドン
ねずみのとうさん アナトール

32P/25.5×18.5/童話館/1995年初版/読み聞かせにかかる時間-13分程度/季節-通年


フランスのパリの近くの小さなネズミ村にアナトールは妻と6匹の子どもと住んでいました。ある夜、人間の家の台所で自分達がとても嫌われていることを知り、アナトールはとてもショックを受けます。


そこでアナトールは、自分のするべき事を色々と考えます。そして、「さいこうにおいしい とてもおいしい おいしい あまりおいしくない まずい」と書いたカードを30~40枚作って、デュバル・チーズ工場へ潜り込みました。そして、一つ一つのチーズを味見して、カードに鉛筆でひと事ずつ書き加えながらぴんでとめてゆきました。


「まずい-すてなさい!/アナトール」「とてもおいしい-塩をひとつまみいれるともとおいしくなる/アナトール」「さいこうにおいしい/アナトール」といった具合に・・・。ねずみは、チーズの味見をさせたら世界一だし、少しばかりのチーズを頂くのは、正当な報酬なんですもの、これは一石二鳥というものです。


社長のデュバル氏は、アナトールのアドバイス通りに作り方を変えさせました。たちまち商売は大繁盛です。けれども、誰がカードを書いたのかは、誰も判りませんでした。秘密は秘密のまま、今でもアナトールは友だちのガストンと一緒に工場でチーズの味見の仕事をしているんですよ。