2006.01.16-三年生の場合 | 小学校での読み聞かせ活動記録

2006.01.16-三年生の場合

ルドウィッヒ・ベーメルマンス, 瀬田 貞二, Ludwig Bemelmans
マドレーヌといぬ
姉崎 一馬
はるにれ

三学期最初の読み聞かせの日だったので、クレヨンハウスの『はつてんじん』を使う予定だったのだけど、 市内は今、読み聞かせブームに火がついておりまして、団体さんがたくさんあり、借りる事ができませんでした。『はつてんじん』 のような季節モノは、争奪戦が激しいのです。しかも、我が校は、市内で一番のマンモス小学校でして、1~2年生は5クラス。3年生以上でも4クラスあるんです。同日一斉に同じ絵本を4冊とか5冊集めるというのは、図書館員さん泣かせなのです。ともかく、『はつてんじん』 が集められないと連絡をもらったので、急遽『マドレーヌといぬ』 に変更しました。季節感も関係ないし、名作なので蔵書がたくさんあり、図書館側の収集作業もかなりラクだったようです。

内容も三年生にはちょっと幼いし、身近すぎるかな?と思っていたら、お当番の人はちゃんと下調べをしていて、風景画の美しさや貴重さを説明したりしてフォローをしたという意見が出ていました。どんな絵本でも「小さい子向き」「大きい子向き」という分類は、してはいけませんね。何歳になっても、絵本を楽しむ方法があるんだということを教えられました。


『はるにれ』 は、とっても素敵な写真絵本です。中学生や高校生でもいえ、大人だって感動するでしょう。ただ、写真だけの絵本なんですね。文字の無い絵本は、格別めずらしいわけではないのですが、日常で絵本に接しなれていない子ども達は、びっくりするやら不思議がるやら。それでも、ペーシをめくる毎に「ほうっ」「わぁ」っという声も挙がっていて、効果はあったように思います。



ともかく今回の二冊だけでは、三年生には短すぎる話だったようで、子ども達はちょっと欲求不満気味でした。こういう時こそ、読み聞かせのお当番の人達の腕の見せ所でして、『はるにれ』という樹についての説明をしたり『マドレーヌといぬ』の挿絵が色々なパリの風景を描いていることを説明したとか、手遊びをしたとか・・・。「ちぇっ。短いなぁ。もう一冊読んでよ。」と言われたのは、芸の無い私だけでした。くすん。