絵本-そ | 小学校での読み聞かせ活動記録

絵本-そ

ジャン・ド・ブリュノフ, やがわ すみこ
ぞうのババール―こどものころのおはなし

48p/26.8×19.4/評論社/1974年初版/読み聞かせにかかる時間-7分程度/季節-通年


ババールは、大きな森の国で生まれました。ババールをとても可愛がっていたお母さんは、狩人に打たれて死んでしまいました。狩人につかまったら大変と、ババールは大きな森の国を逃げ出し、町で暮らす事にしました。

ぞうの気持ちの判るお金持ちのおばあさんと暮らすうち、すっかり都会の生活に慣れたと思ったババールでしたが、やっぱり故郷が恋しくて時々は、涙が出るのでした。


そんなある日、二頭の小象がやって来るのを見つけました。いとこのアルチュール(♂)とセレスト(♀)でした。二頭は、大きな森の国からこっそり抜け出してきたのでした。そこで、二頭と共にババールも国に帰ることにしました。

さて、国ではぞうの王様が毒キノコを食べて死んでしまい、新しい王様を選んでいる最中でした。丁度そこへ、人間の世界で沢山の知識を持ったババールが帰ってきたのです。皆は、ババールを王様にすることに決めました。ババールはセレストと結婚して、象の国の王様とお后様になったのです。二頭は、立派な気球に乗って新婚旅行にでかけましたとさ。おしまい。


この絵本は、10冊のシリーズになっています。


1.ぞうのババール
2.ババールのしんこんりょこう
3.おうさまババール
4.ババールとこどもたち
5.ババールとサンタクロース
6.ババールといたずらっこアルチュール
7.ババールとりのしまへ
8.ババールのはくらんかい
9.ババールとグリファトンきょうじゅ
10.ババールのひっこし

ジャン・ド・ブリュノフ, 矢川 澄子
ババールのしんこんりょこう

48P/26.8×19.4/評論社/1974年初版/読み聞かせにかかる時間-16分/季節-ぞうの国の話で別世界だから通年。


ぞうのババールのシリーズの二冊目の作品です。


象の王様ババールとお后のセレストが新婚旅行に出かけることになりました。気球に乗って、大海原へ門出してしばらくすると激しい嵐にあってしまいました。どこかの島に不時着して、自炊を始めたとろこを原住民に襲われてしまいます。すんでのところで、クジラに助けられたのですが、二人を運ぶ途中でくじらは二人を海の中の岩の上に置き忘れてしまいました。途方にくれていた二人でしたが通りすがりの大型船に助けられます。けれどもそれはつかの間の幸せ。二人はサーカスに連れて行かれてしまいます。


その頃、象の国ではババールの従弟のアルチュールがサイのラタクセスにいたずらをしかけて遊んでいました。このいたずらにラタクセスは激怒しています。これが後に大事件となってしまいます。


さて、サーカスにいれられた二人は、色々なところを旅して回っているうちに、やさしいおばあさんに出会った町へやってきました。二人はサーカスを抜け出し、おばあさんと連れ立って、象の国へ帰ってきました。ところが、象の国では、サイ族と戦争のまっ最中でした。ババールの考え付いた計略で、戦争はみごと象の王国側の勝利に終わりました。けが人をすくってくれたおばあさんには、記念品として、小鳥の楽隊と小猿のゼフィールが与えられました。そして、ババールは、おばあさんにこの国で、一緒に暮らしましょうと提案するのでした。


シリーズものの面白さは、登場人物が次々と増えてくる事に起因する事が多いように思います。前作で登場した人物が、次回作では、より個性豊かな活躍をするようになるからでしょうね。第二巻に登場したゼフィールも今後のかつくが期待される一人だったと思います。


読み聞かせには、少々長い感じもしますが、時間があれば読んであげたい作品です。しかし、この長さは、読むことが苦手な子どもには、不可能に近い作品なのです。ところが、読むことが苦手な子どもでも、意外と聞くことは好きだったりするのです。テンポの良い作品は、少々長くたって、全然苦にならないみたいなのです。絵本を見慣れているお子さんだったら、就学前に読破している作品かも知れません。このあたりのバラつきが、公立の小学校の難しさでもあり、面白さでもあると感じています。

谷川 俊太郎, 柚木 沙弥郎
そしたらそしたら

26×21cm/32p/福音館書店/2000年初版/季節-なし/読み聞かせにかかった時間-3分程度


どこからか あおい ビー玉が ころがってきて 池に 落ちた。とっぽーん。そしたら、そしたら・・・かばが かばっと 出てきて 大きな くしゃみをした。ぐわーくしょん。そしたら、そしたら・・・びっくりして キリンが すべってころんだ。すってんきりん。そしたら、そしたら・・・どうなった?と延々と繰り返し続くストーリー。

子ども達は、繰り返し使われる言葉と、奇想天外な擬音に夢中になります。流石は、詩人谷川俊太郎。また、この詩に絵を描いた柚木沙弥郎(ゆのき さみろう)は、山下洋輔の作品にも絵をつけ、ジャズを文字と絵で表現する不思議な世界をかもし出す絵本を手がけています。