最近何度か採用面接を行うことがありまして、とうとう2000年以降に生まれた人たちが入社をしてくる時代になりました。私も平成一桁年の生まれですので、先輩方からすれば2000年もたいして変わらんぞと思うのでしょう( ´ ▽ ` )


最初の会社に入社した時は、新卒を原則取らない会社だったこともあり、一番歳が近い人でも10歳近く上でして、「平成生まれ」ということでだいぶチヤホヤされた記憶があるアラサー女子。そんな私が今や中間管理職となり、それこそ10歳近く歳下の部下を持つようになるとは。と1人で感慨に耽っているわけですね。


話は少し変わりますが、日銀がマイナス金利を解除するとか、春闘で大手企業が満額以上の回答出すとか、確実に日本も今後の物価・賃金上昇を見据えた世の中に変わってきています。今学生でこれから数年後に就職される人たちは、おそらく初任給も大幅に上がっていることが予想されます。


私の両親はどちらも団塊の世代からバブル世代の間(調べたのですが明確な世代名はなさそう?)に生まれているのですが、今ちょうどまさに、役員や上級管理職に上がろうとしている就職氷河期世代前後の皆さんからすると、ミレニアル世代以降はずるい!と思う人がどうやら多いようで、特にお酒の席で自分たちがいかに大変だったかの武勇伝(?)を聞かされることがままあります。


若いうちに給与がどんどん上がり、子供の数も少ないので優遇され、若くても能力主義で管理職にも上がれる、それと比べて俺たちの頃は云々。


お酒の席ですから、こちらも別に真剣に聞いてるわけではないし、そうやって吐き出すことでストレス発散になるのでしょうから、どうぞご自由にという感じではあるのですが、やっぱりそうやって俺の時はああだったのに、今は時代のおかげでこんなに良くなってという1箇所だけに焦点を当てて「ずるい」という思考に常になっちゃう人は不自由だなあと思います。


だってね、考えてみてくださいよ。1970年代の物価と今の物価がどのくらい違うのか。消費税が初めて導入されたのは1989年ですし、ボーナスに所得税がかかったり、保険料の計算に支給額が参入されるようになったのは2003年です。全て当時の選挙で決まった国民の代表である政府が決めている変更です。労働環境が良くなっているのも、女性が働きやすくなっているのも、年功序列制が崩れてきているのも、すごくいいことで、これも我々が子供だった時に、親の世代が次の世代のために進めてくれた改革の賜物です。


私は、世の中って良いことと悪いことが混じり合う、玉虫色なんだと思っています。一方から見ると緑色にしか見えなくても、他方では黄色に見えたり紫に見えたりする。自分から見える部分だけが正しいと思ってしまう思考の人は、結局そこからしか世界が見えないので、すごく狭い世界の中で生きざるを得ないのだと思います。


私側からはこう見える、という事象も、私ではない人の側から見ると違うかもしれない、という可能性を考えることができれば、お互いに妬み合うのではなく思い合うことができれば、世の中もう少し良くなるのでは、と思います。そういう私も、ときどき嫉み嫉みを感じることまだありますので、修行が必要ですが( ´ ▽ ` )


そんな感じ。


オリーブオイルにローズマリーと鷹の爪を浸して、ローズマリーオイルを作る時に使いました。メモリ付きだしガラスなので中身も見やすくて重宝してます。