わたしの料理は、
「習うより慣れろ」で
修得して来たものです。

20代の後半頃、
「毎日違う料理を作ること!」というのを
自分に課しました。

2割位は外食を楽しみましたので、
残る8割、年にして約292日、
違うお料理を約2年半計730日に渡り、
作ったことになります。

当時作ったものがノートに
今でも残っています。

あまり読み返すことはありませんが、
時々眺めると、当時の自分に
エールを送りたくなります。

良質な調味料を変えるとどれ位
味が変わるのか、

当時暮らしていた鎌倉の
土地の利に恵まれ、
新鮮なお魚と格闘した日々、

太陽の光をたっぷりと浴びた
野菜の生かし方、

フレンチ、イタリアン、
中華、和食と、
試行錯誤した日々、

とても懐かしく
愛おしい日々です。

この時期の学びが
今の私の大きな基礎と
なっているのは間違えなく、

その後も毎日違うものを作るという
極端なものでないにしても、

楽しみつつ、探求するという方法で
自分の「食」というものを
構築して来ました。

ただ美味しいものが食べたくて、
自分でも作ってみたくて、
それを自分の大切な人たちと
分かち合いたくて、

私の食は「好き」という気持ちが
ベースです。

「好き」という気持ちが
食材を生かし、自分を楽しませ、
自分の周りの人たちも楽しませるのだと
思います。

生きている以上、食べることを
切り離すことは出来ません。

ならば積極的に関わり、
それを存分に楽しみましょう

料理教室では
食との関わり方、楽しみ方を
お伝えしてゆきたいと思います。






私は昭世さんが、
紀有常の娘が、井戸に自分の身を映す
シーンをどのようにされるのかが、
とても関心のあるところでした。

わたしが思っていたより
長い時間、井戸を覗いていらっしゃいました。

「きゃあ、私の大好きな在原の業平さまだわ

「お美しいわぁつくづく見惚れてしまうわぁ」
「かっこいいなぁもっと見てたいな」

「あっいけない。いけない。
これは私が形見を着ている姿だったわ」

「でも業平さまに会えて嬉しい
「ふふ」

という具合に私は紀有常の娘の心を読みました。

業平さんって輝かんばかりのいい男だったのね!
と思わせてくれる、
気高く美しい序の舞から流れで、
娘の純粋で清らかな業平さんへの思慕が
表現されているように感じました。

シテの表現によっても、
観る側の受け取り方によっても
如何様にも解釈ができるのが
能の面白さです。

波音に身を預けながら、
それはそれは美しいものを観ることが
出来た幸せな夜でした。





さていよいよ観月能について。

昭世さんの「井筒」、
素晴らしかったです。
宮島まで足を伸ばした甲斐が有りました。

海風を受けながら、
厳島神社の回廊に設置された簡易椅子で
観るわけですから、
能を集中して観るという環境としては
決して恵まれているわけではありません。

昭世さんはもちろん、
地謡やお囃子の方々も
多々の難しさの中で演じられていると
存じます。

しかしながら、
海の上に浮かんだ能舞台で、
波音が高まり、海に反射した明かりで
舞台がきらめく中での舞は、
能楽堂でのものと違った次元に
導かれるように感じました。

その3に続く~







友枝昭世さんの能の前に
厳島神社で参拝をしました。

着いたのは夕刻で、
ちょうど潮がひけてます。



舞台となる能舞台も
海風にされされ、
このような風情です。


能舞台

ちょうどその時、
後方に爽やかな風を感じ振り返ると、
演能前の昭世さんが神社の方と
いらっしゃいました。

少年のような清らかさでした。
身体が軽やかで見えない翼が背に
ついているようにすら感じました。

(神さま、演じる前の昭世さんに会わせてくれて
ありがとう

能がまもなく始まろうとする頃には
潮も満ち、こんな具合。
日暮れの空が何とも美しい。



わくわく感が高まります。
その2に続きます。


宮島&高松旅行から
戻りました。

今回は厳島神社での友枝昭世さんの
能を観に行くのが目的でしたので、

食に関しては、ほとんど
リサーチせずで、行きました。

広島に着いたので、
「広島焼き毎日でも食べたい」と
言った友人の言葉から、

一応カバーしておこうと、
昼食にしました。


「みっちゃん」これが広島焼き。
あま~いソースがかかってます。

その後、宮島に移動。
広島といえば牡蠣ですね。
牡蠣ラヴァーとしては牡蠣は外せません

「牡蠣屋」にて


まずは焼き牡蠣、かなりしっかり目に火が入ってます。


牡蠣の王道、牡蠣フライです!

冬牡蠣の今シーズンの初物を堪能しました。

それから高松に移動。
高松と言えばうどんですね!

がしかし、先日うどん打ちの会で
散々食べた事も有り、

1件でギブアップでした。(ちょっと残念)


「川福」の釜玉うどん。紅葉おろしもついてます。

瀬戸内周辺は粉もの文化なのかしら?と
思いました。