本題に入る前に…

(これ言っちゃうと 興ざめ かもしれないのですが、大事なことなので。)

不味いものを 紹介するブログなんて、
悪趣味だと 思われるかもしれません。
誰かを傷つけ、店の営業妨害になる可能性もあります。

私の考える「不味いんぼ」は、
お店にダメ出しを投稿するクチコミや ランク付けとは、全く異なるものだと  思っています。
今回のローメンも、前回のルートビアも、
味うんぬんより、存在自体が不思議で、だからこそ なんだか惹かれてしまう食べ物を 選んでいます。
そこに、文化や歴史があるからです。
何より、私は それらを 愛しています。

今回の題材[ローメン]をGoogleで検索すると、関連キーワードの 第一候補として、
[ ローメン  まずい ] が あがってきます。
 (一定のコンセンサスがあるということ)
しかし、逆に、
怖いもの見たさ?で 伊那市を訪れる人は、コンスタントに存在し続けてますし、
(↑コロナ禍は難しいですが)
べロ等を読ん
ローメン文化の不思議さに 惹かれている人は 多いです。
「多い」とは言っても、知る人ぞ知る文化なのです。
知らない人も多いからこそ、興味深いから 知ってほしい!と思ってしまうのです。
地元の人も「ローメン?まずいよ?」と言いながら薦めてくれる等、懐が深いです。

どうか そのへんを加味した上で、
罪悪感なく 読んでくださると幸いです♪

ぽんで人生最強の「不味いんぼ」
どうぞ ご賞味あれ。

(通販のローメンを発見!取り寄せたことないけど笑)

【不味いんぼ② 初めての 伊那ローメン】
不可思議レベル ★★★

「グルメ」とは・・・
(1)美食家のこと。転じて、何らかの物事に
     深い造詣があり、選り好みの激しい人物
     のこと。
(2)美食家が好んで食べる、または食べるに
     ふさわしい料理や食材のこと。
                (出典:実用日本語表現辞典)

「B級グルメ」「ご当地グルメ」という言葉あるが、今回ご紹介する食べ物を、そう呼んでいいものか…

長野県 伊那市に「ローメン」という 
ご当地グルメがあるのを ご存知だろうか…

あれは、ちょうど10年前の6月。
職場の仲良し先輩たちと私の 4人で、
月に一度くらい 日帰り旅をするのが、
恒例になっていた。

その日の目的は、
南信州の農園でさくらんぼ狩り🍒
午後の予約時刻まで、だいぶ時間があったので、高遠城址公園へ 立ち寄った。

緑に茂る 高遠の桜の木々
木漏れ日と 信州の爽やかな風…

「この後、軽く お昼を食べて行こうか。」

いい旅夢気分♪で、公園の受付のお姉さんに尋ねた。
「この辺りで、オススメの食べ物って何がありますか?」

「そうですね。伊那地方のご当地グルメでいうと…ソースカツ丼や ローメンですね。」

「ソースカツ丼は 以前 食べたことがあるんですが、ローメンというのは?」

「蒸した堅めの中華麺に、羊肉とキャベツなどを入れた、この地方の麺料理です。
   ラーメンのような スープ有りタイプと、焼きそば風の スープなしタイプがありますよ。マップがありますから、よかったらどうぞ。」

「ほぉ〜! 麺料理なら サクッと食べられて、ちょうどいいですね!」

マップを見ながら、行く店を相談。

「ここは やっぱ、ローメン発祥の店って書いてあるから、『A店(仮)』にしよう!」

意見 一致! ٩(.^∀^.)งLet's go!

A店(仮)さんの 店先には、
「ローメン誕生の地」の石碑も!!

戦後の混乱と食糧難が尾を引いていた頃。
冷蔵庫もない時代、日持ちをよくするために考え出された蒸し麺と、当時は食べる習慣のなかった羊肉を用いた「ローメン」は、味と栄養を求める多くの人々の支持を受けた。
「飽食の時代」といわれるようになっても、大陸を思わせる独特の味の人気は、廃れるどころか さらに広まり、様々な人々の努力と支えもあって、伊那市を代表する味覚へと成長・・・

「大陸を思わせる味」・・・
私、気になりますっ!    入店!!


地域の中国料理店として 歴史を刻んできた佇まい。
メニューを見て、迷わず注文。
「ローメン 4つ!お願いします。」

マップの説明によると、
ここは スープ有りタイプを 代表する店。
楽しみだな〜♪と待ちながら、
顔を上げ、店内を見渡す・・・と・・・

‎ ギョギョッ! ( Д )ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙