期待の新人‐7‐ | クローバー(ノンフィクション小説)

期待の新人‐7‐


覚える事は山ほどあった。

何せ注射は学生時代に友達と採血をし合う位で実際にやった事はない。

それに科が多過ぎるから
事前学習も半端ない。

「これ、学生時代に習わなかったの?」

「何勉強してきたの?」

「できる子って聞いてたんだけど?」

生まれたばかりの赤ん坊がいきなり歩けるか?


やった事ないのに
分かるわけねーだろ。

わざとミスするように誘導し、大袈裟に騒ぎ立て揚げ足を取ってるようにしか思えなかった。


自分がミスしたら新人に押し付け

何か失くなったと言えば新人のせい

口だしすれば反抗的だと罵られ……

庇ってくれる人もいない。




完璧アウェー。