光を信じて‐5‐ | クローバー(ノンフィクション小説)

光を信じて‐5‐


わたしには
抱きしめられた記憶がない。

いや、それを拒否したのは自分。

本当は抱きしめて欲しかった……

嬉しい時悲しい時……
ギュッと抱きしめられて自分の存在を確認できたら。

まさかこれが大人になってからの自分を
苦しめているとは思ってもいなかった。

男は女、女は男を求めるもの
そう思い込んでいた。


セックスがもたらす
リスクと背負う傷……



醜い人の性(さが)。

哀しい人の性。


そして
儚い人の性……