バランス‐3‐ | クローバー(ノンフィクション小説)

バランス‐3‐


母は言った。

「あんた顔凄い青いけどどうしたん?」

(今頃聞くのかよ)

「野球見に行った時、二岡のサヨナラホームランのボールがあたしの顔面直撃した」


「へぇ~そんな事ってあるんだねぇ~」

「あんだよ!」

(あるわけないだろ)


誰にも言えなかった……

誰かに頼りたかった……

素直になりたくて
でもなれなくて。

大丈夫な自分と
大丈夫じゃない自分

頑張ろうと思う自分と
頑張れない自分

前向きな自分と
後ろ向きな自分……


陰と陽

心のバランスが
うまく取れなくなっていた。