死ぬはずだった夜‐62‐ | クローバー(ノンフィクション小説)

死ぬはずだった夜‐62‐


この事を両親は知らない。

警察から事が事なので
公開捜査に切り替えようと言われた。

後は両親への連絡。


親だけには絶対知られたくない。
そう懇願した。

卒業式で私が答辞を詠む事を
楽しみに待ってるんだ。


お願いします

お願いします……


「あたしは大丈夫だからお願いします……」


人は大丈夫じゃない時程
大丈夫という言葉を使ってしまうものだ……


そんな気持ちを
警察も教官達も汲んでくれた。


結局公開捜査も
両親への連絡も無しになった。