死ぬはずだった夜‐9‐ | クローバー(ノンフィクション小説)

死ぬはずだった夜‐9‐


卒業式前に
珍しく昼間に外出した。

行き先はお気に入りの場所……

海の近くにあぜ道があって
そこに生い茂るクローバー。

茶髪の柄の悪い女が1人で
一心不乱に四つ葉のクローバーを見つける様は

かなり格好悪かったかもしれない。

でも
そんな事はどうでも良かった……


7つ集める頃には日が暮れていて
その7つの四つ葉のクローバーを海に流した。


『みんなが国試に合格して素敵な看護婦さんになりますように……』


そう願った。

そこには強がりも偽りもない
素の自分。



少しだけ
自分を好きになれた気がした