義之との別れ‐9‐
彼女としての役割から
母親になっていた。
どんな事も受け入れ、
認め、包み込み、諭す……
相手にとって凄く居心地のいい存在。
世の中から見捨てられ
偏見の目で見られる子にしてみたら
尚更救いの光だろう。
でも
違うんだ……
ほんとは
自分がそうされたかったんだ。
自分がしてもらいたい事や
言ってもらいたい言葉を
相手に注いでいただけだ。
今迄付き合ってきた男もそう
友達もそう……
そしてその忠誠心に
救われていたんだ。
ただ自分が求めるモノ=相手が求めるモノ
とは必ずしも同じではないという事に
気付いていなかった。
後にもう1人の
瞳の綺麗な少年に出会う事になる
そして
天罰が下る。