命の価値-26- | クローバー(ノンフィクション小説)

命の価値-26-


翌日、朝から和樹に電話し
一部始終を話した。

和樹は重機を扱う仕事をしていたので
わざわざ会社から重機を借り
車を引き上げてくれた。

車はもちろん廃車。

ポケベルは見つかった。


車の外に放り出されていたが
無事だった。

現場は真珠の養殖場に勤める人達の
やじ馬で溢れ……

その時は暗くて分からなかったが
明るくなってみて凄い所から
落ちていることが分かる。

隣にいたおっちゃんが

「こっから落っこちたら大変だぞ 
今頃病院だろうな」

険しい顔で
そう言った。



いえ落っこちた本人……
ここに居ます。