「芸術でお金取っちゃダメだよ」 | 働きながらクラリネットが3倍上達する練習方法

働きながらクラリネットが3倍上達する練習方法

高卒就職アマ16年→35歳で単身オランダ留学→プロデビュー
社会人アマチュア奏者に寄り添い練習の悩みや引っ掛かりの解決をお手伝い。
湘南藤沢を中心に全国出張でレッスン。練習方法がわかるオンライン講座も開催中。
音楽はみんなのもの!あなたはどんどん上達していい!

こんにちは!

 

「身近な本格派」

「日本一アマチュアを理解するプロ」

 

音楽家・クラリネット奏者・管楽器コーチの浅原ルミ子です。


 

 

先日、馴染みの小料理屋さんにて独りでご飯をいただいておりました。

 

後から男性が、こちらも独りで来店。

 

そのうちお店のマスターも含めて3人でお話するように。

 

話の流れで、私の職業について尋ねられました。

「音楽家です」

と答えると、いったいどのように就職するのか、どんな仕事があるのか様々に質問を受けました。

知っている範囲でお答えしたのですが、帰って来たコメントがこちら

 

「芸術でお金取っちゃダメだよ」

 

絶句。。。。

 

マスターがちょっと怒り気味で

「じゃぁ、音楽や芸術をなさっている方は、どうやってご飯をたべるんですか?」

とフォローに入ってくれました。

ありがとう、マスター。。。

 

 

おまけに初対面なのに、肩に手を乗せたりして来たので、席を離れ、話すのもやめ、お料理を平らげて帰途につきました。

 

(音楽家にはこういった問題もつきものです)

 

音楽はカタチが見えません。

ですが、長年の鍛錬、膨大な勉強(練習だけしているわけではない)が必要な、専門性の高い技術者です。

たくさんの方が器楽演奏を愛好していますが、万人ができることではありません。

技術と知識が要るのです。

その技術を駆使して音楽という対価物を世の中に届けています。

 

演歌歌手にタダで歌えというのでしょうか?

アイドル歌手にタダで歌えというのでしょうか?

ロックグループにタダでライブしろっていうのでしょうか?

 

クラシック音楽家だって然りです。

 

音楽はタダではありません。

そこには技術と勉強があるのです。

 

 

いったいいつ頃から、どのようなきっかけで、クラシック音楽がお金(ビジネス)から切り離され、虚無な神聖たる職業分野になったんだろう。。。

 

もしくは「クラシック音楽はお金持ちがやることだ」→「我々はお金がない」→「だったら公的な機関から“世のため人のために”タダで提供されるものだ」とかいう流れがどこかで怒ったのかなぁ。。。

 

いずれにせよ、何か価値があるものはビジネスになります。

ビジネスは、価値とその対価(今はお金)との対等なコミュニケーションです。

音楽は昔からしっかりとしたお仕事(聖歌隊、宮廷楽士など)でした。

お仕事の仕方は違えど、「お金取っちゃダメ」とは大変失礼な物言いだなぁ、と非常に悔しい気分になりました。

 

 

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