テラローザ

テラローザ

井の頭公園から程近い住宅街で隠れ家チックなお花屋さんをやってます。動物相談の方がもはや多いです。

【自分形成史③ 後編】 花の仕事を続けながら思うこと「花を捨てない、花の無い花屋をやりたい」そんな思いから、フラワーレッスンをしながら、ご注文に合わせて必要な花を仕入れる。たくさん仕入れて、売れ残ったら捨てる、というやり方をなるべくしない。そんな花屋を目指して、今もなんとか続けています。できることなら、仕入れた花は全部、誰かの目に触れてほしい。そして、「きれいだね」と言ってもらって、その花の命をまっとうしてほしい。でも、ここには私自身の矛盾もあります。生産者さんの畑では、花が次々と育ち、咲き、出荷されてきます。私たち花屋が買わなければ商売は成り立たないし、生産者さんだって困ってしまう。私が守りたいと思っているのは、日本の花の生産者さん。そして同時に、切り花をなるべく無駄にせず、その命を最後までまっとうさせること。本当は、たくさん仕入れて、 たくさん売れて、 全部なくなって、 またたくさん仕入れる。そんな花屋をやってみたい気持ちだってあります。でも、売れるかわからない寿命の限られた切り花を山ほど仕入れて、店内いっぱいに並べてお客様を待つ。今の立地では難しいし、何より精神的に私にはできません。もしそんな花屋をやるなら、きっと移転しなくちゃね(笑)ご近所の皆さん、生徒さん、お客様には本当によくしていただいて、ここまで続けてくることができました。そして今年の12月28日で、terrarosaは満20年を迎えます。20年。それでも実のところ、心の底では今も時々思います。「terrarosaは、本当に必要とされているのかな」私が作るアレンジや花でなくても、別に構わないと思われているんじゃないかな、と。20年やってきたからといって、答えが出たわけではありません。花� https://www.instagram.com/p/DcqEznMxQHU/?igsi=MW5mN2tjdmp1b3Bqdg==
【自分形成史③ 前編】 花の仕事を続けながら思うこと花の仕事は、今でも悩みながら続けています。花業界で働き始めた頃、まず驚いたのは、 「消費」の裏側に、これほどたくさんの廃棄があるのかということでした。実は私は、「花が大好きだから」という理由でこの世界に入ったわけではありません。幼い頃から花との縁はありましたが、花そのものに強く惹かれて、この道を選んだという感覚はあまりないのです。学校を卒業した後に興味を持って学んだのも、色が人に与える影響などについてでした。それなのに、なぜか仕事としてつながっていったのは花の世界。今振り返ってみても、「好きだから選んだ」というより、縁に導かれてここまで来た、という方が近いのかもしれません。そんなふうにして働き始めた花業界で、私が最初に強く心を揺さぶられたのが、花が大量に捨てられていく現実でした。当時勤めていたのが高級店だったから、なおさらだったのかもしれません。少し傷がついた花、日にちが経った花。 まだきれいなのに捨てられ、無惨に切り刻まれていく。私はその光景を見ることが、とても苦手でした。精神的に参ってしまいそうになった時期もあります。そんな時、職場の近くにあったお寺を訪ねて、自分の心のうちを相談したことがありました。そこでいただいた言葉に勇気づけられ、少し吹っ切ることができました。それから紆余曲折があり、本当に「たまたま」としか言いようのないご縁から、自分の店 terrarosa を始めることになりました。三鷹台駅から徒歩3分とはいえ、商店街ではなく住宅地へ向かう道すがら。大家さんからも、 「物販には向かないよ。難しいと思うよ」 と言われていた、そのまんまの立地です。でも、「まーいっか!」考えてばかり https://www.instagram.com/p/Dcpv5_4xhoj/?igsi=MWdsM2wwOWQ3cWc5bA==