ジエノゲストがなくなる。

 

散々、引き伸ばしていたのに

現実味を帯びてくると焦った。

どうしよう・・・

 

 

 

ジエノゲストでなくてもええやん。

 

ふと思った。

 

ジエノゲストである必要はない(と思う)

もともと当帰芍薬散を飲んでいたんやし、

ジエノゲスト飲んでても不正出血はあるし、

なんかよく分からない吹き出物が増えてる気がするし

 

この数ヶ月、散々お世話になったジエノゲストに対して

恩も義理もない考えが浮かんだ。

 

 

さっそく、当帰芍薬散を出してくれそうな病院を探した。

 

あった。

良い雰囲気のクリニックが。

インターネット予約なんてものは存在しない。

 

さっそく電話してみた。

 

イライラや更年期、婦人病関係で見てもらえるか、

当帰芍薬散を以前に飲んでいたが、処方してもらえるか、

待ち時間はどれくらい見ておけば良いか

 

電話口のかたは

質問に対して簡潔にこたえてくれた。

愛想はないが、好みのタイプだ。

 

さっそく向かった。

小雪が降りしきっている

手袋を取りに戻った。

 

着いた先は、想像していた通りのクリニックだった。

平成よりも昭和の雰囲気が残る。

 

受付をしてドキドキ待つ。

 

院内は殺風景だが、

看護師さんや受付の方と患者さんとのやりとりは穏やかで温かい。

うん、いい。

 

思っていたよりも早く名前が呼ばれた。

 

今までの経緯を伝えた。

過去に当帰芍薬散を飲んでいたこと。

最近はジエノゲストを飲んでいるがあっているかよくわからないし、

近くのレディースクリニックは混んでいて行きたくないので

こちらに来てみたということ。

出来れば当帰芍薬散を出してもらいたいと言うこと。

 

症状や体調について聞かれた。

 

花粉症はあるのかと聞かれ、たぶんあると答えた。

アレルギー検査をしたことはあるのかと聞かれ、

したことがないのでして貰うことにした。

 

今までも耳鼻科などで検査を進められたことはあるが、

混んでいたり、子どもと一緒だったりしたので断っていた。

今日はうってつけだ。

 

検査は滞りなく終わり、

希望した当帰芍薬散と

花粉症の漢方薬である小青竜湯と加工ブシ未を処方して貰った。

院内処方ですごく嬉しい。もうホクホクだ。

 

 

お会計の金額を伝えられる。

検査料金が含まれているので思っていたよりも高かった。

 

 

『・・・・・・』

財布の中身を見て無言になる。

 

 

受付の方も察したようだ。

 

『お金たりないので、おろしてきてもいいですか』

 

お薬は預かってもらい、雪の中自転車でダッシュした。

はじめての場所で何がどこにあるかも分からない。

手袋をしているので、携帯がうまく反応しない。

 

様々な試練を乗り越えようやくコンビニを発見した。

 

 

クリニックに戻り、支払いをすませ

念願の当帰芍薬散を手に入れた。

花粉症の漢方までついている。

最高だ。