政治家の顔
こんばんは。
菜の花の季節がやって来ました。
さっそく菜の花パスタを作りました。美味しくできました。
菜の花が終わるまでなるべくたくさん食べたいと思います。
先日、国会中継を見ていたら、ある政治家が女性政治家に追求されていました。
佐野洋子さんの「ヨーコさんの言葉」の「追求されてみたい」の回を思い出しました。
何十年を経ると、段々顔からいろいろなことが見えてくる気がする。顔だけじゃなく、手や歩き方や格好や仕草やそういうところに色々滲み出てくる部分がある気がする。
先日『ダウントン・アビー』を見ていたら、あるメイド役の初老のおじさんの持つワイングラスの手つきが妙に色っぽくて、目をひかれました。イギリスの長い歴史と文化な凝縮が、あの手つき一つに見えた気がしました。
ゆったりとしていて、堂々としていて優雅で威厳に満ち溢れていました。私には何年経ってもあのワイングラスの構え、身のこなしはできない。
国会中継で追求される政治家の顔や仕草は演劇的です。上がったり下がったりする眉毛にいろいろな感情や思惑が見えてくる気がします。横に引き締まる口や膨らんだ鼻からも色々見えてくる気がします。
国会中継は、本当の怒りというより、演劇的な怒りなのです。
ああ、なるほど、こういう時はこういう顔をするといいのか、色々と参考になるのです。
演劇で、内心はこう考えているのに、セリフは違うというのはよくある設定ですが、それを演じるのは、とても難しい。でも、国会中継をみていると、皆それができている。それも簡単にやっている。みていると、とても勉強になるのです。
私も年をとったら、どんなものが行動や手つきや仕草に滲み出てくるのでしょうか。ああ、恐ろしい!と思うのでした。
桜子