昭和44年（1969年）発行の書籍「PR戦略入門」

入手しました。

1969年、昭和４４年に発行された書籍「PR戦略入門」です。

今、読んでも、内容的には古くないと感じます。

この時代から、PRが、本来の意味であるPublic Relations（社会とより良い関係を結んでいく）ではなく、売り込みや宣伝と誤解されていたことにも言及されています。

最後の部分には、こうあります。

「PRはけっして魔術でも、万能の特効薬でもない。」

「倒産しかかっている会社を、”顔づくり”だけでよみがえらすことはできないのです」

「せいぜいが葬送曲を奏でるにとどまるでしょう」

など。

PRが、無料の広告と誤解されることもありますが、そうではなく、社会との対話であり、対話することでより良い関係を築いていくことである、ということを、今から５０年近く前に、すでに説いていた方がおられたこと、感動と同時に、今もその誤解が続いていることを残念に思います。

PR戦略入門 (1969年) (ビジネス新書)/ダイヤモンド社

￥263

Amazon.co.jp