今、初めてニューオーリンズに来ています。
しかも20年ぶりでしょうか。
パソコンを持参しない旅行です。
身軽な半面何か大切なものを忘れてきたような気がします🤣
そして、この記事は慣れないI padで書いています。
ここが好きな人、ここを選ぶ人、残ると決める人はどんな人なのでしょう。
そしてそんな人たちにどんなご褒美が待っているのでしょう。
もちろん、ニューヨークが大嫌いになって愛想を尽かす人も後を絶たないのですが。
ニューヨーク以外は選択肢として考えられない人が本当に多いのです。
そしてこんな言葉まで生まれました。
New York or Nowhere
ニューヨーク以外はありえない
とでも意訳しましょう。
娘の友人の一人は、みんなが憧れる職を投げ打って、全米屈指のビジネススクールに入りました。
純粋にもっと勉強をしたかったというよりは、当時の職場をどうしても離れたかったことと、さらにはヴィザの問題があったからです。
結局、2年間学生ビザでビジネススクールに戻り楽しくモラトリアム期間を過ごすことにしました。
社会に出て、またビザで悩む時間を2年延期したという感じです。
しかし、卒業後に決まった仕事は、ビジネススクール前の職場より、ワンランクもツーランクも落ちたと本人が感じる会社でした。
そうなんです。
ビジネススクールって、メディカルスクールやロースクールと違って、今やだれにでも万能のステップアップツールとは言えなくなっているのです。
それでもニューヨークに残るためそんなお金のかかる手段を取る人も多いのです。
アメリカドルは最強、海外から合法で入国し就労することはどんどんハードルが上がっています。
そのため、日本からの留学生や駐在の方は激減した感ありです。
それでもなぜ世界中から人が集まってくるのか。
カリフォルニアでもシカゴでもなく、パリやロンドンでもない。
就労ビザ一つ取るのに大変な思いをしてなぜニューヨークに住みたいのか。
その魅力はなんなのか。
それを考えてみました。
📍いつも自分の居場所がない、と感じていた人が居場所を見つけられる
📍自分だけ何故か浮いていると感じていた人が、しっくり馴染む
ニューヨークは、異人種の集合体の街です。
今まで出会ったことがないタイプの人たちが世界中から集まってきます。
だからどんなに変わっているというレッテルを貼られていた人も、ここでなら「自分に似た人」が見つかるんです。
また、公私共に、そんな自分を理解できるカウンターパート(パートナー)も見つかりやすいのです。
📍がんばればがんばっただけのものを掴める場所
(掴もうとしないとダメだけど)
自分みたいな変わり者はいないと思っていたのにニューヨークでは似た人がゴロゴロ。
しかもさらに輪をかけて変わっていたり、いい意味でうんと優れていたり。
そんな人たちがさらに頑張り、結果を出しているのを見て「自分にもできるに違いない」と思えるのです。
さらには、彼らからインスパイアされます。
また、ここがすごい点です。
普段は冷たい印象のニューヨーカーですが、ここぞ窮地、万事休すとなるとどこからともなく手を差し伸べてくれる人が出てくるのです。
それまで孤軍奮闘し、一人でなんでもやってきた人は戸惑うほどの、ミラクルに近いことも起こるのです。
例えばビジネスで頑張っている人が、投資家を探せたり、市や州の破格なサポートがうけられたり。
才能ある芸術家はパトロンが見つけやすかったりね。
頑張っている人には懐が深い街なのです。
今も昔も、
自国にいて先が見えなかった状況を変えようと、大きなリスクを背負って、言葉も文化も違うアメリカへとやって来る人たち、そしてこれからやって来ようとする人たちは後を絶ちません。
ここでなら何とかなる。
さらに、天才という名の変わり者も集まってきて、異種なるものがお互いにぶつかり起爆しあう場所。
そこではすごい化学反応が起きて、未曾有のエネルギーが生まれます。
それがニューヨーク。
努力していればチャンスは必ずやって来るし、夢を手助けしてくれる人が現れるのが、ニューヨークなのです。
そしてこの町で認められたら世界中どこに行っても通じるお墨付きをもらったようなもの。
それが最高のご褒美です🩷
以上はあくまで私個人の感想です。
プライベートなことを日記的に書いている別ブログもお立ち寄りくださいませ。