人との出会いは一期一会と言います。
※一期一会
茶道に由来する日本のことわざで、茶会に臨む際に、この機会は二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会いであると心得て、亭主・客ともに互いに与えられたその刹那に誠意を尽くす心構えを意味します。
茶会に限らず、あなたと出会ったこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのもの、生涯に一回しかないという意味でも広く使われるようになりました。
この言葉は海外でも知っている人が多く、友人で写真家のCくんは、シャッターチャンスは一期一会という意味で知っていました。
この言葉は物にも当てはまると思います。
洋服やアクセサリーとの出会いも同じです。
心がときめく「物」が手が届く範囲で登場したらそれが一期一会のチャンス。
その時、しっかりつかみ取れるか。
チャンスの神様は前髪しかないと、かつて拙著にも書いたことがありますが、そこでつかみ損なうと、次のチャンスはもう永遠に巡ってこないかもしれません。
特にインフレのご時世では、次のチャンスは巡ってきても、手が届かないお値段になっているかもしれません。
また、お値段は一緒でも質の面で残念な妥協を感じるでしょう。
不動産や投資のチャンスも同じです。
そのタイミングでお金のブロック外せるか。
金額が大きくなるほど、一生涯を左右する大きな決断であればあるほど、心が怯むもの。
かつて不動産売買の仲介をしていた時、その決断の前で足元がすくんでしまい、チャンスを逃し、それを後々までずっと後悔し続ける人を何人も見てきました。
「今買わなくても、待ったほうが値段は下がるに違いない。もっといい物件が出てくるに違いない」
「いつか、もっと貯金が増えてから買おう」
と、その「いつか」を言い訳に大きな決断を避けてしまう。
わたしぐらいの年齢になりますと、100歳まで生きられるかもしれないけれど、明日不慮の骨折をしたり、大きな病気が見つかる可能性だってなきにあらずです。
そんな年齢になっても「一瞬先は薔薇色」を信じて生きるためには、一期一会のチャンスを掴めるかどうかが、ものすごく大切だなとしみじみ思います。
若い頃からこの「一期一会」のチャンスのつかみ方を鍛えておくと、投資にしても、大きなお買い物にしても、どんどん上手くできるようになると思います。
そして何はもう自分には必要がないかも明確に見えてきます。
さて、
昨日は「未来の自分が楽しみになるマネー術」を開催しました。
これはRish NYが主宰する最後のイベントでした。
遠くは北海道、岡山、大阪からもご参加くださった方がいらして、本当に嬉しかったです。
まさにこの一期一会のチャンスを、遠方から来るという難をクリアしていらしてくださり心からありがとうございました。
わたしも福島も、みなさんにお会いできることがずっと楽しみでなりませんでした。
トークイベントの後はみなさんとお食事とシャンパンを楽しみながら歓談する機会も作りました。
お食事もとても美味しく、また、みなさんが気軽にお声をかけてくださり本当に良い思い出になりました。
ただ、もっともっとお話ししたかったです!
お越しくださったみなさまありがとうございました。
さて、いらしてくださった方は、きちんと未来を考え、すでに投資をしてらっしゃる方たちが多く、お話の間は熱心にノートをとってらっしゃる方が多かったです。
そして会の後では、みなさんが口々に「とてもためになった」「わかりやすかった」とおっしゃってくださり、本当に嬉しいフィードバックとなりました。
しかし、日本の現状を鑑みると、お金をただ銀行に置いている方がまだ90%以上なのだそうです。
0%金利がまだまだ続くわりにインフレが加速している日本では、畳貯金と同じで、お金の価値は目減りする一方です。
アメリカでは考えられないことです。
では、わたしたちのように別の仕事や家事、育児などを抱え、四六時中お金を増やすことばかり考えていられない人間はどうすればいいのか。
それを本当にわかりやすくご説明いただきました。
お話しくださったのは、長きにわたってわたし自身も絶大なる信頼を寄せている方です。
最近、岸田政権で発足した非課税でできる新NISAの立ち上げにも大いに関わられ、政府へ提案する際に提出された具体的な各国との比較などの資料も見せてくださいました。
この内容に関してはご興味がおありの方のために、後日サクッとですがまとめたいと思います。
少しお時間をくださいませ。
みなさまとRish NYを通じていただいた「一期一会」のご縁に心から感謝しています。
本当にありがとうございます!
ところで、Rish NYといえばコート&アウター
そうおっしゃって試着なしで思い切ってお買い上げくださった方が多かったイタリアの手縫カシミアリバーシブルのコート。
このコートとの出会いはまさに一期一会でした。
今ではインフレとユーロ高で、残念ながらクオリティもお値段も高騰し、生産をしなくなったスタイルなのです。
全て手縫い、カシミアのリバーシブル。
日本ではRish NYだけが買い付けたスタイルでした。
他社にお叱りを受けるようなお値段でご提供しました。
ウエストがキュッとカーブしたダウンジャケット
このメーカーも企業のオーナーが変わり
加えてインフレでクオリティが劣化し
昨年のアメリカのお値段は10万円以上でした。
Rish では考えられないお値段で提供し
たくさんの方に喜んでいただいたことを
心より嬉しく思っています。
薄手ダウンなのにとても暖かい。
普通のダウンジャケットでは考えられないデザインも
Rish ならではとよくお褒めいただいた名品です。
別ブログで主にファッションのこと、プライベートなことなどを書いています。
こちらのお宿での時間も一期一会のものとなりました。
心が昭和に回帰している今、心の琴線に触れた場所
2012年からのスライドをあげています。よろしければご覧ください。