みなさま、こんにちは。
ニューヨークエリアは肌寒いまるで日本の梅雨のような今日このごろ。
週末もお天気にはめぐまれませんでした。
ですが、今年も近場避暑地は人でごったがえしています。
不景気になると夏のハンプトン人口がふえる気がします。
今日はそのハンプトンで一番注目されているお店をご紹介します。
一軒目は、いうまでありませんが、赤丸急上昇のトリーナ・ターク
イーストハンプトンにオープンして早2年。
最近はニューヨークでもトリーナのお洋服を着ている人をかなり見かけるようになりました。
Rish NYでもトリーナ・タークの商品扱っております♪
http://www.rishny.com/2011/designers/trina_turk/
続いてティーンにも人気、うちの娘がはまっているのがこちら、ミスター・トリー・バーチがオープンしたお店、C・ワンダーです。
以前ご紹介した写真のこちら👇は、サウスハンプトンにオープンしたC・ワンダーの店先。
自転車から、ビーチチェア、ビーチバッグ、テーブル関係のもの、そしてティーンが好きそうなアクセサリーもとっても安く売っています。
(註/アクセサリーはすごくかわいくてお安いのですが、すぐにメッキがはがれるのが難)
この内装をみて、
「待てよ、これってトリー・バーチのお店そっくりじゃないの?」と思われた方、さすがです。
そこなんです!
そこなんですよ~。
今、トリーと彼女の元夫である、このC・ワンダーのオーナーであるクリス・バーチの間に、弁護士を介して激しいバトルが繰り広げられている理由は。
その辺をまずご説明します。
元々はラルフ・ローレンなどのファッション・ハウスでPRをしていたトリー。
80年代からスポーツウエア関係の会社に投資し、大成功をしてきたベンチャーキャピタリスとのクリス・バーチと結婚し(共に再婚)、夫クリスの資金的バックアップのもとに、「トリー・バーチ」ブランドを設立します。
いうなれば、「トリー・バーチ」の成功は、クリスの資金援助あって誕生したともいえるわけです。
加えて、商品を生産する工場などもゼロから探す必要はなく、クリスのこれまでかかわってきたメーカーが使っていた工場などの知識が大きくものをいったに違いないと思います。
ですが、この二人は2006年に離婚。
問題はここからなの。
ご存知のようにここ数年、トリーの活躍はすざましいものがありました。
あれよあれよという間に、あのバスローブみたいなチュニックとナチのマークみたいな金の金具が目印の
もはや、クリスの援助など必要としないでもファッション業界のメジャーリーグ入りをはたしたトリーです。
プライベートでも離婚後はあのワーナー・ミュージックグループのCEOとラブラブ。
クリスとの間にできた3人の息子ちゃんたちも噂ではとってもいい子に育っているらしい。(娘の友人、ローラの弟がそのうちの双子の息子ちゃんと仲良し)
出来る女って、だいたいいつもこうなのよ。
どんなに仕事で忙殺されていても、かならず育児や夫、恋人に捧げる時間は上手に捻出するのよね。ホント見習わなくちゃ。笑
ちなみにこれまで彼女が住んでいたピエール・ホテルのおうちとワーナーミュージックグループの彼のおうちは共に売りに出され、もしかしたら結婚ってこともありなのかも。
で、ここでお話が終われば、トリーにとってはめでたしめでたしのハッピーエンディングのはず。
ところがそうは問屋がおろさないわよね。やっぱ。
トリーの元夫のクリスさん、まだまだ若いし、こちらもエネルギーいっぱいなタイプでセンスは抜群。
当然だけど、そう簡単に隠居するタイプじゃなく、トリーに投資してもうけたお金をまたどこかに投資したいと思ったわけです。
で、今度は何をしたかということ、自分のブランドを作っちゃった訳です。
それが、 マンハッタンではSOHOにお店をもつ「C・ワンダー」
(今回はリンク張りませんのでみなさん、ご自身で調べてください。なかなかいかにも売れそうなお店ですよ)
が、ここで怒り爆発しちゃったのがトリー。
なぜって、クリスのお店のイメージがまるっきちトリーのお店にそっくりで、さらに悪いことに、クリスのほうはお値段は3分の1だから。
「
いいかげんにしてよ。今すぐC・ワンダーは閉店にしてよ」
と弁護士を通じて「お話し合い」を始めたというわけです。
クリスには彼がまだ持っていたトリー・バーチの会社の株をすべて売却させ、でも、C・ワンダーを閉めさせることまではできなかったトリー。
ハンプトンでは、イーストハンプトンのトリーのお店より、サウスハンプトンのクリスのお店のほうが人が入っているといっていいかも。
確かにアクセサリーとか、小物、バッグとかは似ている。
もしかしたら同じ工場で作らせているのかもね。
と、われわれアッパーイーストの住人にとってはゴシップネタにも欠かないお二人のお店、特にクリスのお店のほうは小物がかわいいのでこれからも目が離せません。