前々夫(父親)への報告

 

 

 

東京都監察医院から死体検案書が

届きました

 

 

この約2ヶ月半の間

苦しんでいたのは

私だけではなく

 

前々夫

 

長男と血のつながりのある父親

 

 

長男の相続放棄のことや

今に至るまでの

私への配慮

 

 

連絡を取り合う中で

死因の報告はどうするべきか

迷いました

 

 

解剖前の警察の方からの

死因についての見解

 

 

“自殺は考えにくい”

 

 

前々夫にはこのまま

 

“病死”のまま・・・

 

 

本当のことを伝えることが

全てではない

そうも考えました

 

 

新しいご家族もいて小さなお子さんもいる

幸せな毎日の中

 

迷惑は掛けたくはない

 

一瞬ためらい

メールを送る手を止めました

 

 

 

“どうしたら良い・・・?”

 

 

 

隣にいる長男の遺骨に問いかけますが

返事は届きません

 

 

 

私は前々夫に

頼りたい訳ではない

慰めて欲しい訳でもない

『あなたのせい!』と責める気持ちもありません

 

ただ

長男が生きてきて

そして

亡くなった事実(死因)を知ってもらう

死因を伝えることを

長男が望んでいるかどうかは分かりません

でも

長男にとって私と前々夫が

父親であり

母親であること

そこに変わりはありません

 

 

 

前々夫には

東京都監察医院から送られてきた

 

死体検案書

 

画像のみを送り

メッセージは送りませんでした

 

 

 

私がそうだったように

前々夫も暗い闇に突き落とされる

そんな気持ちに

なってしまうのかもしれません

 

でも・・・きっと

長男は

私にも前々夫にも

暗い闇に落としたい訳ではない

今ある

かけがえのない毎日を

当たり前の日常が

当たり前ではないことに

気づいてほしい

 

 

 

そう願っているはず

 

 

 

 

そう思いたいです