アイデンティティーとは1 | 一足の靴

アイデンティティーとは1

「貴方って自由人よね。そこは大切にしなよ。」
何処かには属しているだろう。
何処かにはひっかかっているだろう、かろうじて。

「かたぬき」なんて知らなくても、日本には6年弱しか住んでいないけど、
私はどっから見ても日本人だし。メキシコ生まれのメキシコ人。
歴史を知ったり、社会状勢を語ったり、文化を学んだり、
宗教を信仰してみたり、
それぞれ何処かと繋がろうとする行為なのだろうか?

「貴方はアメリカ人じゃないんだから、
アメリカで就職してどうするの?」

母よ、いいたい事はわかる。
でも、例えばイスラム教を信仰していたら、
私はイスラム圏で受け入れられるだろうか。
パスポートがあれば、「そこのヒト」なのだろうか。
アイデンティティーとはなにか。
どうしても、主張しなくてはならないのか。
コミュニケーションなんて、人種なんて、ジェンダーなんて、
文化の違いなんて、くそくらえ。

皆それぞれ、自分にとって「超かっこいい」事をやればいい。
例え、自分がどんなであろうと、格好付けないそのままの自分を
受け入れてくれる、「超かっこいい」ヒト達と生きていけばいい。

だって、自分は自分だから。