ピアノの先生は近所にお住まいで、
上の子達もお世話になっていた。
生まれる前から知っている末っ子は
今でもお世話になっている。
発表会をおおむね1年に1度開催してくれ、
それを目指す為に、
近くなってくると皆頑張るし、
普段の練習より細かく丁寧に仕上げる為、
力が付く、とのこと。私もそう思う。
その発表会が3月にあり、
娘(1年かけて”月光”を練習中)もだけど、
(普段生徒というわけでない)私も出ることになっている。
今回は、
これが弾けるようになると思わなかった曲に挑んでみた。
3ページで長くはないけど。
私のレベルは中級だが、曲は多分上級者向け...。
ラフマニノフの
”パガニーニ(の主題による)狂詩曲”から”第18変奏曲”
曲名を知らずとも聞いたことのある人は多いと思う。
BGMやCMでも使われているので。
去年8月の時点↓
去年の1月に譜読みを始めて
時々楽譜を変えながら
1年間かけて練習した曲を持って
今年の1月に1度レッスンしてもらった。
1月(下旬)のレッスン
メロディーをはっきり出す練習、
左手の小節の初め、1音目をはっきり出す。
和音などの手首の使い方も少し教えてもらった、
→でもあまり理解ができなかった。
先生のピアノは、1年ぶりに触ったら、
家のアップライトと音が結構 違うし、
鍵盤の感覚も音の出方も違う感じがした。
実は前の週、右手の親指をケガしたので
左手の練習を多めにしていた。
いい練習になった、
音がかすってたり間違ったりを見直せた。
2回目のレッスン(2月上旬)
「前回、手首の使い方を教えてもらったのが
よく分からない」事を告げた。
先生としても、高めレベルのレッスンは
気分が高揚するのか、練習方法も含め色々教えてくれた。
永富先生の教えを忠実に伝えるのが
その使命のように、あまり先がない私にも教えてくれる。
なので
言われた事、聞いた事、教えてもらった事を
忘れないうちに、覚えている事を書いていこう。
おしゃべりもしながらのレッスンだし、
私の記憶力だと、ほんの4,5時間前なのに
既にうろ覚えな事もあるけど…。
練習の仕方①
小節の最初の和音を
アルペジオで1音ずつ弾いてから
和音にして弾き直す
両手?片手ずつ?
練習の仕方② (先生独自)
非常にゆっくり音を聞いて
和音を1つずつ確かめながら
通して普通の速さで弾くのは1回の練習に1,2回でいい。
そうしないと、だんだん全体が崩れてくる。
この”全体が崩れてくる”は私も何度も経験済み。
そろそろ完成だ!というところで、
変なミスが増え始めて弾きにくくなる。
それの抑制になるらしい。
手の形
この曲は
左手でオクターブを出すところが
小節の初めに何度も出てくるが、
小指が反りすぎで、親指が立て過ぎ
と、はじめて指摘された。
多分私は数十年このやり方の筈だけど
しばらく親指を内側に寄せぎみに練習してみよう。
もう少し低く寝かせる方がいいらしい。
この曲だから、かもしれないけど、分からない。
小指は指の付け根の関節が凹まないようにとのこと。
そんなとこを見て弾く余裕はなかったので気づかなかっただけかも。
小指は推定2回骨折している(小学生の時と3年ほど前)。
そのためか曲がって見えるし、よく痛む。
先生がプラハに短期留学中の
ヨーロッパの先生の言葉らしいけど、
”日本人は弾き方で分かる”らしい。
上手でバリバリ弾けて テクニカルで
内声も強い?そうだ。
もっと歌うゆっくりな曲も弾けばいいのに…
って言われたそう。
内声について…
1つの和音の中での内声を
小さめにするテクニックは私にはない。
この回のレッスンでは…、次をご教示いただいた。
この曲の各小節で、
メロディーではない和音が続くところがある。
小節の冒頭をはっきり弾いた後の和音は小さめで
だんだん強くする感じ…で(そのままメロディにつなげる)
(小節単位での内声?)
→だんだん見えてきた気はした。
手首う使う
前回 ”手首を使って” が分からなかった所:
早いアルペジオの1つの和音を、左右の手で繋げて
一番高音を左手でとる場所が1カ所ある。
で「最後の高音もしっかり出して響かせて」と、
先生が前回「ポーンと」左手で出してくれた1音が
思い出せず、もう一度教えてもらった。
同じように先生の手の形や音を真似するが、
同じ たったの1音を弾いているだけなのに全然音が違った。
で結局 真似すらできず。
脱力
和音を出した瞬間に手の力を抜くと、
きれいな音が出ると何度か試しても40-50%でしかできず、
しかも、自分で音の違いがあまり分からなかった。
「ほーら、できた できた!」と言われた時の音が
何となくしか分からない。
3度目のレッスン(3月上旬)
レッスンで、弾き始めて少ししてから
だんだん曲にのり始めた。
「曲の最初から集中できない」と先生に言った。
対処法:今回 楽譜を見て弾くので
腰掛けたら、楽譜を見て曲を思い浮かべる。
頭の中でテンポをとってから始める。
多少ゆっくり時間をとってもいいから。
弾き始めに息を吐く方法。
これは緊張を緩和する方法でもあると思うが、
ルーティーンにすると (パブロフの犬みたいに)
入りやすくなるのかもしれない。
先生がチェロの人とデュオをするときなど、
弾き初めに、息を長く深ーく吐く音が、
ぶゎーーーっと聞こえてくるそうだ。
客席に向かってピアノは横だけど、
チェロは前向きだから、余計に緊張するのだろう。
(子供の頃、人前でギターを弾いたことがあり少しわかる)
3月2度目のレッスン
「随分定着してきたみたいね」と
先生は喜んでくれたので嬉しい。
脱力もできてきたし、と。
あまりいろいろ言われなかった。
で、おしゃべりしていた。
直前のレッスン
娘との連弾があり、
先にそちらを見てもらった。
その後、(普段した事がない)
演奏を見てもらう練習として
娘にいてもらった。
自意識過剰なのかもしれないが、
私は凄く酷い上がり症で
見られていると緊張しすぎて
何もうまくいかないのだ。
私は店で仕事をするパートのおばさんだが、
働き始めた頃はお客さんの視線が気になって
上手く動けなかった。
慣れてきた後も、
知り合いのご来店で接客をすると、
頭の中がごちゃごちゃになるわ、
ぎこちない動きで遅くなるわ、
レジの打ち間違いはするわ、
ボロボロにで大変だった。
で、これに慣れるのに
週に3,4日の出勤で継続しても数年かかった。
10年以上経っても、まだ知り合いには緊張する。
というわけで
先生のグランドピアノの向こう側で
娘に見ててもらった。
予想通り、
弾き始めから激しくボロボロで、
つっかえては弾き直しばかりになり
2ページ続けたのに途中でやめたほどだった。
1回目眼鏡をはずすのを忘れて弾いたから、
というのもある。(元々近眼で老眼になってきた)
楽譜も鍵盤も距離や大きさが測れなくなった。
目の重要さが分かった。
でも、この日は何となく集中もしにくかった。
集中できる日とできない日の差が大きく、
何かの影響かどうかも未だに全く分からない。
その後、2回目、3回目まで弾いて
やっと少しほぐれただけ。
まあ、普段からで
久しぶりの先生のレッスンの時でも同様だ。
最初の1回目はボロボロ...
先生いわく、
「だんだんほぐれてきたからよかったけど
1回目は、肩がカチカチだったわよ。」
誰かがいるだけで、
見られていても 見られていなくても
全然弾けない。
家で一人で弾いている時みたいに曲に入れない。
(だいたい
私は物事に慣れるのに
人の数10倍ぐらいかかるのは知っている。
最初の子供が生まれてから、
やっとお母さんになったんだと感じたのは
一番上が10歳の頃だった。
お母さんになる事すら慣れるのに10年掛かった…。)
そんなんで
発表会直前の最終であるこの回は
ほぼレッスンにならなかった。
まあ、その前の回のレッスンから、
先生の注意はあまりなかった。
私が好きな風に(勝手に)弾いているのが伝わり、
また直前に注意を受けても
プレッシャーになるだけだ・・・だから助かる。
それは先生も分かっている。
緊張について 先生から
先生の若い頃の失敗を話してくれたことがある。
学生の時、
卒業演奏会の代表にほとんど決まっていて、
で、先生の先生も太鼓判を押していた。
それで、その試験の時、
先生は緊張しながら弾いていたが、
1音飛んでしまったら、
その後全部飛んで、弾けなくなってしまったのだそうだ。
卒業演奏会どころか、
卒業そのものが危うくなるほどだった。
それから人前で弾くのが怖くなってしまって、
しばらく人間不信に陥るほどのスランプを経験した、とのことだ。
先生はそれを乗り越えて、
これまでも多くの生徒たちを教えながら、
今でも勉強を続けている。
お年もそこそこいかれているのに、
毎年、企画も大変な発表会をしてくれている。
音楽の為に一生をかけているような生き方。
もちろん私にはできないし、敬服する。
私も、その 先生のお陰で
弾いてみたかった曲に
この年になって自分が本気で
チャレンジするという機会を
与えてもらった事になるんだから。
もちろん弾いてみたい曲は沢山あるけど、
ラフマニノフのこの曲が一番やりたかったし、
期待してなかったのに
ある程度の完成度(アマチュアとして)まで持って行けた。
もう思い残すことはない!(笑)
今後はこの曲を時々練習しながら、
他の好きな曲に取り組んでいこうと思う。

