ちょっと衝撃的だった!「野生育ちの野菜を食べてみよう&健康になる野菜とは?お話し会」 | 自然が教えてくれること

自然が教えてくれること

流美農園のブログ

昨日、流美農園主催の

 

「野生育ちの野菜を食べてみよう&健康になる野菜とは?お話し会」

というイベントを開催しました。

 

 

誰が育てたわけでもなく、
まわりの動物や植物と協力しながら自力で育った「野生育ちの野菜」を試食してみる会です。

 

畑のイベントでは、

畑を散策しながら試食し、

私が畑をやっている理由をお話したり

協生農法(自然の仕組みに沿った農)を実践している体験談をお話したりしています。

 

ただ、畑のイベントに参加できない方もいらっしゃるので

そうだ!場所を変えてみよう!

ということで、私のお店「おさけcafe petit * petit」で試食&お話会をすることになりました。

 

昨日が初回です。

 

おさけのお店での「大人の学び場」ということで、

まずはお酒で乾杯!

それから自己紹介…

と言っても、ご参加の方は私の本を読んでくださっていたので自己紹介する必要はなく、

サクッと次に進みます。

 

 

なぜ、流美農園をやっているのか

なぜ、協生農法(自然の仕組みに沿った農)をやっているのか

自然の仕組みに沿った農ってどんなことをするのか?どんなことをしないのか?

 

ここまでは畑でも必ずお話することなので

私から一方的にお話しました。

 

そこでお楽しみの、試食タイム!

 

今回は

・生スナップえんどう(流美農園で前日に収穫)

・生スナップえんどう(八百屋さんで購入)

・生ニラ(流美農園で前日に収穫)

・生ニラ(八百屋さんで購入)

・ゆでニラ(流美農園で前日に収穫)

・ゆでニラ(八百屋さんで購入)

・ねぎぼうずの酒蒸し(流美農園で前日に収穫)

 

というラインアップです

 

当初は、食べ比べをするつもりではなかったのですが、

「ひょっとして流美農園のと市販のと、食べ比べたらおもしろいかも!!」と思い、

道中の八百屋さんでスナップえんどうとニラを購入していきました。

 

 

 

まずはスナップえんどうを生食で。

 

見た目、大きさが明らかに違います。

流美農園(左)のは、まだ旬の入りなのであまり大きくありません

市販(右)のはかなり大きいですね。

 

最初に流美農園のを食べていただきました

「あまい!」

そう、甘いのです。

生食ですよ。ゆでていません。

それでも、えぐみはまったく無く、甘いです。

まぁまぁ大きくなっているので青臭さもほとんどありませんでした。

 

そして買って来た市販品も食べてみますか?という話になり、一口パクッと。

「んんんん!!!!????」

あらかじめリハーサルで試食しておけばよかったかもしれませんが、

それをしなかったために、参加者さんと同じオドロキを隠すことができませんでした。

 

それは

「くさっ!!!」

 

※※※

ここで大切なことですが、

決してディするつもりはありません。

批判しているわけでもありません。

率直な感想として述べています。

 

人が作ってくれた野菜に対してこの言い方は失礼じゃないか!!!

そんなご批判があるのは承知しています。

そのうえで、「差」を分かりやすく表現するためにそのまま書きました。

※※※

 

まるでドブのにおいが口の中に充満します。

驚いてしまって、参加者さんに小さな小さな声で「これ、ちょっとドブくさくないですか?」と聞くと、

「まさにそう思っていた」とのこと

 

こっちが良くて、こっちが悪い

ということを言いたいわけではありません。

 

肥料(もしくは土。いずれにしてもそこにあるもの)が味にとても影響するんだな

ということを、ガツンと感じました。

 

あ、でも。このにおいは茹でると抜けると思います。

いつもスーパーで買って塩茹でして食べているスナップえんどうは臭くありませんから。

生食での試食の後、塩茹でして試食するつもりでいたのですが、

生食の衝撃が大きすぎて

すっかり忘れてしまいました。。。。

 

 

次にニラの生食を食べ比べ(以下、私と参加者、試食にまきこんでしまった他の方の感想の総まとめです)

流美農園→甘くてさわやか

市販→ニラらしい苦味

ある方は、「市販のほうが苦味があってニラらしくて好き」と言っていました。私はというと…どっちでもいいかな。好みはそれぞれです。

 

次にゆでたニラを食べ比べ

流美農園→ほのかな甘さ まるでニラではない感じ 

市販→味がぬけた感じ

これは私の所感ですが、市販品は肥料や水をどかんと与えられているので細胞の膜が伸びてうすくなってしまい、ゆでたときに味が流れ出てしまったのかな?と思いました。

 

試食を終え、次に「興味関心のあるトピックにあわせてしゃべりまくります!」のコーナー

ご参加者さんは、お仲間の方と協生農法をしている(これからはじめる)そうで、

実際にどんなふうにしているのか、ということをお話しました。

「自然の仕組みに沿った農」ですから、自然の仕組みはどうなっているの?ということを理解してそれに沿わないことをしなければあとは自由。

私は平均して月に1.5回くらいしか畑に行っていないと言うと、めちゃくちゃ驚いておられました。

作業が好きな方はこまめに畑にいくとお野菜もコンスタントに採れるし、

私みたいにズボラな人はそれなりのやり方をすればいいですね。

 

それと、ジビエ肉をどうやって入手できるか?

ということを質問されました。

ちょうどそのとき、お店に入ってこられたお客さまが隣の席に立たれ、

自然にあいさつとかお話をしていると、その方のお知り合いの方がジビエ猟師さん!!!しかも一般家庭に販売もOK!

ジビエ入手についても解決ラブ

 

 

飲んで食べてお勉強

楽しいイベントになりました

みなさま、ありがとうございました。

 

 

最後に・・・

 

このレポートでは

ドブ臭いという過激な言葉を使いましたが、

率直な感想であり、

それが良いとか悪いとかを言いたいわけではないということを

今一度お伝えします。

 

私自身は市販野菜は何の偏見もなく、ありがたく食べています。

形がそろっていて調理しやすく、安くて、いつでも入手できるということに大きな価値を感じているからです。

慣行農法であっても有機農であっても、野菜を作り出荷するまでの過程がどれほど大変なことかは、私自身有機農をしていたことがあるので、ほんの少し理解していますし想像もつきます。

市販野菜を提供してくれている農家さんや卸・中卸・スーパーがなくなると私は間違いなく困ります。なくなってほしくないからスーパーで買い物をしています。

畑の野菜は体の代謝や機能を調整するためにたまに食べている、そんなスタンスです。