昨日、畑で出会ったナイスガイの写真をフェイスブックにアップしたところ、
「畑の天敵では?」というコメントをいただきました。
もう何年も、虫は敵 という見方をしていなかったので、
カマキりでも、アブラムシも、カメムシも、
どんな虫も畑にいても「あ、いたん?コンチハ~」と挨拶する程度。
ただ、毛虫だけは
うっかり握手してしまうといけないので、
デコピンして遠くにいってもらうことにしています。(素手じゃないです)
さ、虫は天敵なのか?
私の畑では天敵ではありません。
どんな虫も、天敵ではなくいっしょに流美農園という環境を作り上げていくパートナーです。
増えすぎたら野菜を食べるやん
と思う方がいるかもしれません。
健全な環境を保っていれば、
健全というのは、自然の摂理に沿っているという意味ですが、
そうすれば、
バーゲンワゴンに人が群がるように
虫がわーーーっと寄ってきて食べつくすってことはありません。
それに、ある種の虫が大量発生することもなく、
いろーーんな種類の虫がたくさんいて、
お互いにお互いの命を生かしあってる(←あやめあってるともいいますが・・・汗)のです。
経験談ですが、
唯一、ある種の虫が大量に野菜に付くのは、
その野菜の命が終わろうとしているときです。
たとえば、オクラ
秋になり花が咲いてもおかしな形の実しか出来なくなる頃、毛虫の出番です。
それに豆類
ここ数年は見ていませんが、枯れる直前にアブラムシがみっしり付くことがありました。
すべての植物と動物が協力して、
この環境を作り上げています。
今日と明日は見た目は同じでも違う環境。
それは小さくておびただしい数の動植物の営みの結果です。
ここで大切なことは、
私自身、自然が生んだ野菜を食べたいという目的で、
自然の摂理に沿った環境を作っている。
そうすれば、虫は天敵になりえない、ということ。
もし、大きくて立派な野菜がほしくて、
肥料をたくさんあげる 野菜づくりをしていたら、
虫は天敵といえるでしょう。
虫そのものは天敵でも益虫でもなんでもなく、
人が自分がやっていることの目的に沿っていれば益虫とみなし、沿っていなければ害虫とみなす
ただそれだけなんですよね。