♡～映画、「蘇生」より～『微生物たちが教えてくれること』♡

～映画、「蘇生」より～

♡『微生物』たちが教えてくれること♡

皆様こんにちは　

今日は冬至ですね

冬至の前日となる昨日、12月21日に、以前より「映画」も観たい（本は読んでいましたので）と思っていた、「蘇生」を、湯河原のご縁の杜さんで観てきましたので、今日は、その内容の簡単な紹介及び感想をこのブログに投稿させて頂きます

映画にせよ、本にせよ、何故「蘇生」に興味があったかといいますと・・・

ローフード、そして、食全般について学んでいくと・・・

人体（とくに腸）や、農業（特に土づくり）について知る必要性がおのずと出てきてしまうからのです

特にローフードの美味しさや、栄養価というのは・・・

野菜や果物の品質によって大きく左右されてしまうといっても過言ではありません

実際、緑のフレッシュスムージーや、ベジ料理を日々頂く私としては、

その農作物がどのように作られているか、

どういう土づくりをしているのか、

ということについて、自分の舌（つまりお味ということです）で、日々体験しているからなのです

映画の中で、主人公となっている、琉球大学名誉教授の比嘉照夫先生が、まだ幼少時代に祖父の手伝いで、干し草を発酵させた肥料作りのお手伝いをしている場面が出てきます。

比嘉先生の原点はここにあったのですが・・・

日本の高度経済成長期とともに「農薬や化学肥料こそが、農業にとって最も重要である」という考え方に変化します。

そして、「農薬と化学肥料の有効性」について、ご自身の研究の主軸として、徹底的に追求していきます。

そして、その農薬散布の回数が・・・

最初は月数回で済んでいたはずだったのに、それが1週間に1回、3日に1回・・・

しまいには農薬散布を毎日行わないと、農作物が収穫できなくなってしまったのです。

つまり、農作物につく病原菌が「耐性」を持つことになるワケですね（インフルエンザ菌と似てますね）

農薬散布ありきの農業を追求した結果、

比嘉先生は、体を壊し、医師より「このままでは50歳まで生きられません」と、余命宣告に近いことを言われてしまいます

その後、比嘉照夫先生は、彼の祖父から教えてもらった微生物や発酵を主軸にした土作りの農業に研究を戻します。

そして・・・

有用微生物に含まれる「光合成細菌」というスーパー微生物を発見することとなったのです

この「光合成細菌」は凄い

まず、「放射線」や「紫外線」といった、人間にとって有害な電磁波を、なんと「食べてしまう」のです

（つまり除染してくれてる、ということで、福島をはじめとする、東北地方の農業の復活に大いに役に立っています）

この有用微生物の光合成細菌のもうひとつ凄いところは、酸素がない状態で活発に活動するため、河川の汚れや土壌汚染が進んでいるところで汚染物質に含まれる水素を取り出して還元していきます

その後、有用微生物の光合成細菌が作り出した抗酸化物質が、共生関係にある乳酸菌や、酵母などのえさになって、その乳酸菌や酵母がアミノ酸や糖を生み出すのです

つまり良い土作りができる

だから有用微生物を利用した自然栽培や無農薬無化学肥料で栽培された農作物は美味しい

微生物のチカラって・・・

発酵パワーって・・・

凄すぎます

で、このしくみの適用は農業はもちろんのことですが、

最も身近なところでは、私たちの腸の中でも同様のしくみが成り立っています

このサイクルを腸に適用すると、腸内は善玉菌優位な状態でキープでき

幸せホルモンと呼ばれる、セロトニン、βエンドルフィン、メラトニン、ドーパミンなどの物質が、適切に腸内で生成されるというワケです。

畑の土と、人間の腸というのは相似形です

比嘉照夫先生や、「蘇生」を制作した白鳥哲監督、そしてそのグループの方々は、

人間だけでなく、動植物を含めた地球環境のすべてを良くするためには、食物連鎖ピラミッドの底辺に存在する有用微生物の素晴らしさを再認識し、有効利用し、家庭では日々の暮らしに取り入れて、ありとあらゆる産業や、環境で、活用していくことが、地球上のありとあらゆる課題をよくするための鍵だと語っていらっしゃいました

私もまったくもって同感です

私もより、いっそう有用微生物を日々の暮らしに取り入れて参ります

長くなりましたが・・・