会津若松での旅先ディナーのお店は、
旅行出発前に予約済みです。

鶴ヶ城から少し歩いた住宅街にあると伺っていましたが、
ほんとに繁華街からはずれた真っ暗な通りに、
明かりのついた灯籠がぽつりと控えめに灯っています。


看板を曲がり、広い駐車場とみんなの奥ににすすむと
一軒家に暖簾が……お店ここでいいんだよね??

『もっきり』(会津若松)
おそるおそる入口の扉を開けたら、入ってすぐの場所が
カウンターになっており、着物を着たきれいな女将さんが
迎えてくれました。めっちゃ緊張するー🌀


ダンナは生ビール、ルミルミはハイボール。
お通しはなんだったっけ?
緊張しすぎて写真見ても思い出せない。

メニューは扇子に書いてあり、見終わったときは閉じて
スペースを取らないよう工夫されています。
はし袋もエコでおしゃれ。


初めてのお店なので、おすすめは何ですか?と伺ったら、
今日は【馬肉のレバー】が入荷しているとのこと。

さすが会津ですね!胡麻油でいただきます。
臭みなく乳を感じるな濃厚な味。牛レバーとは違う味わい。


そして、マスターが釣って来られたという

【桧原湖(ひばらこ)のワカサギの唐揚げ】
湖水が澄んだ桧原湖のワカサギは、身が美しく高値が付く
料亭が使う高級魚。身が繊細で臭みのないきれいな味のする
ワカサギは初めて!そしてマスターの料理の腕も確かです。


カウンターの前には、この店人気の【おでん鍋】
最近、旅先でおでんを食べることが多いんです。
静岡おでん、姫路おでん、金沢おでんに…明石でも。

自家製というこんにゃくと餅入り巾着のほか、
車麩とトマト。ほんのり甘めのお出汁でおいすいです。


おでんには地酒を🍶
【もっきり】は、日本酒の品揃えがとても豊富。

『会津中将 無濾過初しぼり』
『もっきり』さんでは、やっぱりもっきりで。
初しぼり最高!この時期の日本酒が一番好きです。
何杯飲んでも飽きない。甘辛酸味のバランス抜群!


ダンナはぴろき。
『飛露喜 特別純米かすみざけ』


おでんを追加!「えのきだけ」

女将さんやマスター、鉄板焼マスターの息子さんが
楽しくお話してくださるので、緊張の糸はどこへやら…
めっちゃめちゃ楽しくなってきたーーー😃⤴️⤴️


マスターがまたまた
珍しいものを作ってくださいました。

【馬の大動脈ガーリック炒め】
馬の大動脈は、馬1頭から400gしかとれない稀少部位。
コリコリとした食感ですが、やわらかいです。
これも生まれて初めていただきました。


おでん鍋の横には、鉄板も設置されています。
息子さんは東京の鉄板焼やさんに勤められていたそうで
目の前で蓮根や牡蠣などの焼物を焼いてくれるんです。

メニューを見たときに一番興味を惹いた
【広島焼き】をお願いしました。


まさか会津で「広島焼き」をいただくとは!(笑)

鉄板は、それほど大きくないですが、まったく不便さを
感じることなく丁寧に焼き上げてくれます。
コテの研ぎ澄まされた音はさすがプロ!!


おしゃべりとともに、お酒もすすみます。

マスターは数年前に脱サラして、女将さんとともに
こちらのお店を開かれたとのこと。食べることは好きだった
けれども飲食には携わったことがなく、すべて独学で
これまでお店を切り盛りされてきたとのこと。

会津娘 純米吟醸【春泥(しゅんでい)】
豊かなふくらみのある口当たりのよいやわらかな辛口。
自然栽培で作られたお米で作られているみたいです。
ルミルミ好みのお酒です。


そして、マスターは「おんな居酒屋放浪記」のファン。
私たちも毎週見ているので、爆盛り上がりました。

テレビ取材は断っているけれども、もしおんな居酒屋
放浪記で倉本康子さん(ご指定)が来てくださるならば
取材を受けるとおっしゃっていました。(笑)
番組の方、ぜひ取材に伺ってほしいです🎵
ちなみにうちのダンナは、寺澤ひろみさんファンです。

【マスター特製 酒粕ラーメン】
会津中将の酒粕を使った味噌ラーメンがあるのだと伺い
もう一品。麺は喜多方ラーメンを使用しているので、
つるつるもちもち。にごりを感じない酒粕と味噌が
絶妙にマッチしていて感動の美味しさ✨


良質で珍しい食材があり、調理の腕も素晴らしいマスター。
女将さんの作るおでん、日本酒選びも最高。
そして今は鉄板焼マスターの息子さんまでいらっしゃる。
ご家族みなさまお人柄も素敵で、素晴らしいお店でした。

美味しいご馳走と楽しい時間をありがとうございます。
また会津若松に来たときは伺います。
ごちそうさまでした♥️♥️♥️

つづく☺️