小さなお子様がいらっしゃる方へ | 小林瑠美オフィシャルブログ Dr.RUMIの食育ビューティー日記 Powered by Ameba

小さなお子様がいらっしゃる方へ

うちには、二歳の子どもがいます。

住まいは、東京です。

福島原発からは、230キロ離れています。

いまだに、原発の近くには、沢山の子ども達がいることには、

福島県知事や政府に対する怒りを感じています。

子ども達は、自分の身を自分で守ることはできないのです。

住民を非難させるだけでなく、企業や会社ごと、学校ごと、県外に対する措置をお願いしたい!

子ども達の未来を守らなくては!

と毎日毎日祈るばかりです。


放射線は、強さや量ではなく、蓄積が問題なのだということを心配して、

まだまだ収束するには見通しさえつかず、長期的になること、すなわち我が子への放射線が蓄積されることを避けるために、

母子のみ、東京を離れている人がとても多いのです。


東京の人は、子どものことに対して、教育や食べ物などなど。。。

とても神経質になる傾向はもともとあるんですが。。。

それにしても、わたしの周りでも沢山の母子が東京を離れています。


わたしは、東京に残り、保育園には行かせていません。

日々のお料理も、
産地の不明なものは買わず、
信じられるものを、
ミネラルウォーターで洗い、
ミネラルウォーターで調理しています。

産地の農家の方には、大変申し訳ないのですが、
大人は、まだいいのですが、

我が子には、ほんの少しさえも放射能を入れることは避けてやりたいのです。

政府の発表するデータは信じられないので、

みんなが過剰になんでもかんでも汚染されているという疑いの目で見てしまうんだとおもいます。

政府と東電は、農家の方をどこまで補償できるのでしょうか?


今後、子ども達にどんな危険があるのか、

どのように守るべきなのか、

家族できちんと話し合わなくてはいけません。


こちらは、中部大学の武田邦彦先生が言われていることですが、
 
新学期が始まったり、避難生活のストレスもたまる頃。多くの人が「避難先から帰ろうか」、「自分は良いけれど、子供が・・・」と迷う時期です.
そこで、判断のための一つの目安を書きたいと思います。
まず、「被曝は合計」ということです。
たとえば、最初の20日は九州に避難していたので、自分がいたところの放射線が1時間に0.02マイクロシーベルトとします。
次に福島県の自分の家に帰り、そこが4月初旬に2マイクロシーベルトとします。そして来年の3月12日まで福島の自分の家に住むと仮定します(式の2番目の”4”は、空間、内部、水、食糧の4つから被曝するから。また一ヶ月から一年までの放射線は約10分の1です).
九州での被曝  0.02×4×20日×24時間=38.4マイクロシーベルト
福島の20日   2×4×20×24=3840マイクロシーベルト
福島の後1年  0.2×4×325×24=6240マイクロシーベルト
合計      10.1ミリシーベルト
これと、次の許容値と比べると、
男性成人  限度は3ミリシーベルトだから、帰るのは少し早めだけれど、すこし遅らせばほぼ大丈夫。
幼児    限度は1ミリシーベルトだから10倍になるので厳しい。
つまり、この人の場合、最初に避難したので、「初期被曝」が少なく、福島に帰ってからの被曝だけが問題にあり、ちょっとまだ福島に帰るのは危険という感じです.
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それに対して今まで福島にいて、これから九州へ疎開するとすると、最初の放射線が今の4倍として、
福島での被曝   4×4×20×24=7680
九州へ避難    0.02×4×345×24=662
合計       8.3ミリシーベルト
この人は、最初の被曝量が大きいので、その後、九州に避難してもあまり有効ではありません。つまり、最初の例では福島にほぼ1年生活ができるのに、この例では、ほぼ1年間、九州に疎開しなければなりません。
放射線は漏れた直後が高いので、すぐ避難すると合計が少なくなります. 
このことは、放射線の事故は「初期被曝を避ける事」が大切で、責任ある人や専門家は、危ないかどうか判らないときには「危ないかも知れないからすぐ避難した方がよい」と呼びかけるのがいかに大切かを示しています.
つまり、今回、政府や専門家はなにを大きく間違ったかというと、「被曝は足し算である」、「最初の被曝が大きい」という原理原則を理解していなかったことです.
ムダでも最初は逃げろ!が原則です。最初のタイミングに「安全」は禁句です.
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最初の段階で避難している人は、初期被曝が小さいので、ご自分のいたところの放射線量を調べ、そこにいたときの時間をかけると自分が被曝した量がわかり、今後「どのぐらい被曝する余裕があるか」を計算することができます。
おそらく初期に避難している人は福島県を別にすると帰ることができる人が大半と思います.
初期に避難できなかった人は、慎重に計算してください。
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つまり、自分が被曝する量は計算できっちり計算ができますので、計画的に生活をすることができます.
なお、完璧にマスクをして、水もペットボトル、食材も完璧に注意したという人は(×4)が要りません。またマスクはしなかったけれど、水と食事は注意したという人は(×2)です。
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また、幼稚園や学校の先生は児童生徒の被曝量を計算して、登校させて良いかを決めてください。なお、屋外で運動をさせるとさらに(×2)をしてください。
学校の先生で、「100人の児童生徒さんで1人ぐらいガンがでても良い(京都大学、長崎大学の教授の基準)」とご判断される先生は、政府の方針に従って1年100ミリシーベルトを限界としてください。
学校の先生で、「少し厳しいけれど、なにしろ放射線だから法律に従って1年1ミリシーベルトにしてあげたい」と思う方は、1ミリシーベルトを越える可能性があれば登校は自粛してください。
どちらをご選択したかを保護者の方に通知した方が良いでしょう.そうすると保護者は子供を学校に行かせるかどうかが決まります. 児童生徒の健康と運命は先生だけで決めることはできません.
また、給食にだす食材は「地産地消」などと「危機がないときの方針」を捨てて、児童生徒の被曝をできるだけ避けるように産地を選んでください。たとえば野菜が「規制値に達していない」と言っても、このような時には児童生徒はいろいろなものから被曝しますので、できるだけ避けてあげたいものです。