「障害のある子どもとそのご家族のための親子マッサージケア講座」を開催しました。
(主催:ジヴァ・ジャパン / 協力:NPO法人渋谷なかよしぐるーぷ)
講座ではハンドマッサージの指導をしました。
アーユルヴェーダを学び始めてから、たくさんの人の健康に貢献したいという想いと、もう一つ、アーユルヴェーダで発達障害や知的障害のお子さま、そしてそのご家族のためのケアをする活動をしたいという想いがありました。
今回の講座の企画から懸命に準備を進めてきました。
まずお母さんにマッサージを体験してもらい、次にお母さんからお子さまへマッサージをしてもらいます。
日々の子育てでお疲れの様子のお母さんから、
「ハンドマッサージを受けたら全身がポカポカになって、お風呂に入っている気分で癒されました。」
とのご感想をいただきました。
マッサージ後に、お母さんの素敵な笑顔をみる事ができて、とても嬉しかったです。
そしてお母さんからお子さまへのマッサージ。
大好きなお母さんから、温かいオイルでマッサージを受けて、
「気持ちいい。」
と嬉しそうでした。
親子で触れ合って、安心感が生まれて、穏やかな時間が流れる様子はとても素敵です。
お子さまが動き回ってしまい、思うようにマッサージができないこともあります。
今日は床に座ってマッサージをしましたが、お子さまが寝転ぶこともあります。
そのような場合も、きちんとマッサージをする事が大切なのではなく、触れ合うことが大切だと思います。
「普段はあまり身体を触らせてくれないけど、いつもとは違って今日は少しだけでも触れさせてくれました!」
といったコメントもいただきました。
マッサージの時間はとても短かったですが、子どもが手を差し出して触れさせてくれたということが驚きで嬉しいご様子でした。
講座終了後のアンケートでは、
「今後もマッサージを続けていきたい。」
「ハンドマッサージだけではなく、ヘッドマッサージやフットマッサージなどにも興味がある。」
などのご回答をいただくことができました。
マッサージの効果については、数多くの検証がされています。
<マッサージの効果>
○副交感神経を優位にしてリラックス効果をもたらします。
○幸せホルモン「オキシトシン」や「エンドルフィン」の分泌をうながします。
○ストレスホルモン「コルチゾール」を減らします。
○触れることで安心感をあたえ、愛情や思いやりを伝えることができます。
マッサージが発達障害児や知的障害児への療育として効果が期待できるといった情報も数多く得る事ができます。
先月、スリランカへアーユルヴェーダの勉強をしに行きました。
国立コロンボ大学アーユルヴェーダ学部小児科専門の教授から、発達障害児や知的障害児へ「オイルマッサージ」や「シロダーラ」などアーユルヴェーダの治療を数多く施していて、効果を示す結果が出ているとのお話しがあり、とても興味深かったです。
いつか治療の様子を見学しに行き、今後の活動の参考にしたいと考えています。
今日はお母さんやお子さまたちの笑顔を見ることができ、とても貴重な経験ができました。
今後も、疲れや悩みを抱えるお母さんのケア、障害のあるお子さまのケアを目指して、そして親子の穏やかな時間が少しずつでも広がっていくよう、活動を続けていきたいと思いました。
今回の講座を実施する機会を与えてくださったジヴァ・ジャパン様、NPO法人渋谷なかよしぐるーぷ様の関係者の方々、そして渋谷なかよしぐるーぷ様とのご縁をつないでくれた友人に大変感謝しています。
<ジヴァ・ジャパン>
<NPO法人渋谷なかよしぐるーぷ>
https://sites.google.com/a/shibuya-nakayoshi.net/1970/