2015.12月に4公演セット販売のピアノリサイタルチケットを買いました。
9月7日が第1公演、ユジャ・ワンのピアノリサイタル。
ユジャ・ワンの演奏は初めて聴くのです!
東京さ行っでぐるがら〜(≧∇≦)
十勝平野を後に。
住み着きたいと思っているサントリーホールに!
2年ぶり?
建物を見ただけで感動~
14列ー20 執念で確保した最高の席(≧∇≦)
ホールは満席とはいかずパイプオルガンの下のP席は48人しか座っていませんでした。
RA席も若干の空席あり。
世界で引っ張りだこのユジャ・ワンなのにねぇ。もったいない。
客層はおじさんが多い。セクシィだからね(^_-)-☆
さて、昨年12月の発売の時のプログラムはショパンのソナタ2・3番などでした。ショパンの3番は私の一番のお気に入りだったことや、難曲中の難曲イスラメイも組まれていたことからとっても楽しみにしていたのです。
しかし、ユジャの強い希望によって演目を変更したと事前に手紙とHPでお知らせされていました。
当初プログラムを楽しみにしていたのでガッカリしていたけど、聴きに行くからには、グラナドスなんて知らないのでしっかり予習もしてリサイタルに臨んだはずが・・・
開演直前のアナウンスで更に変更だというじゃないですか

会場にどよめきが起こりました。
そりゃぁそうだよね。
変更に次ぐ変更に次ぐ??
もうわかんねぇ(笑)
しかし、そんなのどうでもよくなる演奏でした。
Amazing!!!
の一言に尽きました。
他に言うとすれば、パワフルだけど洗練されていて卓越した超絶技巧。
瞬発力のある筋肉演奏!
恐ろしい。
適当な言葉が見つかりません。
そうはいうけど、せっかく行けたのだから記録のために。
恐ろしいほど乏しい表現で「どうだったのか」書き残しておこうと思います。
ここからは、ますます意味不明ですから、興味のある方だけ進んでね~(笑)
1曲目
シューマンの傑作のひとつと言えるクライスレリアーナ。後に妻となるクララへの想いを書いたと言われています。
全8曲から成るのですが1、3、5、7、8曲は動的、第2、4、6曲は静的な曲。
繊細、憧憬、激情、恍惚など色々な感情を詩的に書かれている作品。
この美しい曲を正確で瞬発力のあるテクニックと濁ることのない音で演奏し、コーダの強烈な打鍵は身震いしました。
3分10秒までが1曲目だけど、この演奏で魂わしづかみ
3曲目は右手の規則的な3連符が続くメロディーと左手の和音も旋律として聴こえ、音のバランスが素晴らしく、3連符が心拍のようだった。
カープスチンの変奏曲は聴いた事がありませんでしたが、クラシックを踏襲しつつもジャズの要素が非常に強く現代音楽的な作品でした。
ユジャ・ワンのリズム感やセンスの良さが際立って自由闊達というか、とてもいい演奏。
ショパンのバラード1番は非常に淡白な演奏で軽くて速い。機械的というか消え落ちてしまいそうな演奏。
クライスレリアーナを聴いていても少し感じていたのですが弱音のスケールが小さい。
例えばfの次のppが急激すぎてメロディが落下する。バラード1番は特にそういう印象を受けました。やや残念。これは解釈の問題でしょうから私好みのショパンではありませんでした。
そして前半終了。休憩。
後半、ユジャは衣装替えをしてきました♡ (*ノωノ)
ベートーヴェンのハンマークラヴィーアは40分以上にも渡る大曲。
なかなか演奏するピアニストなんて居ないのではないかと思うけど・・・
ダイナミックな和音と豪快な演奏!!うまい!!
絶対的な技術と正確な筋肉演奏('Д')すべてに華がある。
どんなパッセージも崩れることなく集中力も切れることなく美しい旋律と豊かなハーモニーをメリハリがついたパンチで40分闘い完全勝利していました。
もちろん私は立ち上がりBrava! ブラーヴァ!
それですべてのプログラムが終了したのですが・・・・・
ここからが・・・・・
アンコールと言う名の第三部!
1.シューベルトの糸を紡ぐグレートヒェン、暗くてどことなく映画音楽的な曲なんですけど、右手の反復リズムが紡ぎ車を表現しているような感じ。
2.プロコの7番3章。弾きだした瞬間、えっ??これ弾くの??マジで??って思いました。
激しいんですよ。高速和音連打地獄的な曲なんです。爆発的な筋肉演奏!うますぎる!
手なんて高速で手の形見せませんから(笑)
あなた疲れないんですか?ハンマークラヴィーアで40分闘ったばかりじゃない・・・
戦争ソナタ弾くんだ・・・
恐ろしい。
いやぁ~素晴らしい演奏だった。すごいよ!アスリート!!
Bravissime! ブラヴィッシメ!
叫んで手を叩いて大喜びのわたくし
絶対にもう終わりだと思ってたのに。
そしたら、またユジャ出てきた!!
はぁ?まだ弾くの?もう限界じゃないのかな・・・
3.ホロヴィッツの変奏曲・・・この曲はカルメンの主題による変奏曲とはいうものの、どこか赤道直下の民族のお祭り?踊りのような感じでとっても激しいリズム。
ズン!ズン!ズン!チヤラララ、ズン!ズン!ズン!&爆音
しかし、疲れが見えない筋肉演奏!!
ありがとう。
本当にすごいよ!
と思ったら
まだ弾いた・・・
4.超絶技巧のヴォドロス編曲のトルコ行進曲。この曲が納められたユジャのCD持っていたので解るのですが、この難曲に即興も入れてたよ!!
ここで即興も入るわけ??
筋肉鬼才演奏・・・・
5.カープスチンのトッカ―ティナなんて、ドラムを叩いている感じ。この曲もね、速くてね、ダダダダ!!ビューン!!なんだよ。手が高速で見えなくなっていた。
もう弾かなくていいよ。
休んだほうがいいって!
そしたらまた弾いた・・・
6.ラフマのElegie op. 3- 1、悲しくダークで哀愁漂う曲。あ~ゆったりと終わらせるのね。
スローテンポ弾いて手を休めて終わりにしようね。この曲はストレッチだね!
それなのにまた弾いた・・・
7.グルックのメロディ。オペラの一幕の精霊が躍るが如くこっそり、ひっそり、静かに。
闘う筋肉は姿を消して・・・
アンコールという名の第三部はすべて終了。
拍手喝采。(ずっとだけどね)
サービス精神も素晴らしかった。
・・・時計を見たらまもなく22時じゃないですか!!
あらためて、スタミナ筋肉演奏に驚いてしまいました。
それなのにサイン会まで。
すごい長蛇の列。
タワーレコードがブースで販売していたCDもSoldout
筋肉演奏!とばっかり書きましたが、ユジャ・ワンの演奏はパワフル。
先日、kitaraで聴いたショパコンの覇者たちとは全然違う弾き方と表現なのです。
型に捕らわれないというか、ある意味その曲の型を持ちつつ絶対的なリズム感と的を捉えたような音を繰り出し、それが伸びやかであり爆発的な演奏。
聴衆を引き付ける空気、ビジュアルも(笑)
間違いなく超絶技巧を持ったピアニストの一人でした。
バッハなどのバロック、ベートーヴェン中期ソナタ、現代音楽のドビュッシー、ラヴェル、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチや、不協和音たっぷりのバルトーク、プロコフィエフなどの作品を聴いてみたい。
恐ろしいほどすごい演奏しそう!
熱い夜をありがとう!
素晴らしかった。
度肝抜きました。
サントリーホールを後にして・・・・
となりのインターコンチネンタルホテルに泊まったけど
興奮冷めやらず朝の3時まで眠れなかったカナちゃんなのでした( ゚Д゚)