90年代に氏から離れて、ワシが舞い戻ってきたのがこちらのアルバム。
20年・・・までは行かんと思うが、まー、約、ほぼ、それくらいブリ。カナ。汗。
20年間かー！　長げーな。汗。
長げーけど、でも、ここまで歳喰ってくると、
20年さえも、あっという間。
その間に・・・まー・・・いろいろありましたワ。汗。
・・・汗。

この間に、ワシらの音楽鑑賞スタイルも大きく、大ーきく変わりましたね。汗。
昔は、大音量で聴くのが良い、とされた時代でした。
ステレオ？　コンポ？　など、買い揃えてね、汗、
大音量の中、全身全霊で聴いていた。
なので、今でもみなさまのご近所で、大音量で音楽をかけて騒音問題を発生させているのは、だいたいこの世代ですね。汗。（ワシらの世代ですワ汗）
先日も近所の公園で、ラジオ（？）をガンガン聞いていたご同輩がいたなー・・・笑。
しかし今は耳にイヤホン（ipodとかね）を突っ込んで、歩きながら、走りながら、電車に乗りながら、聞く時代。
みなさん、シラーッとした顔で音楽を聞いている。
何かをしながら・・・シラーッとね。
みなさん、どーなんですか？　ノリノリになったりしないもんなんですか？　笑。
皆様の体内？　脳内？　で、ビートやリズムがどーなっているのか、不思議です。ジジー（ワシのことね）的にはね汗。
先日もジーさん（ワシのことね）は・・・
「炊いた肉」事件をTWで目にした時は、スーパーの列に並んでいたのに吹いちゃいました！　笑（堪えられんかった笑）
若い人は、絶対に吹いたりしないんですよね？？　汗。

そんなライフスタイルの変化（？）が、
音楽にも影響している・・・と、ワシは思ってます。
ビルボードのトップに出てくる、いわゆる「ヒット曲」でさえもね。なーんか、内向き。
それを、どー表現するべきか・・・ワシの文才ではちょっと難しいのだが・・・
80年代の、あの、パーっと弾けるような、ベクトルが外にバンバン向かっていくようなあのキラキラとしたパワー、エネルギー・・・
それに比べ、現代は、こー汗・・・、・・・、（←何と表現してよいのかわかりません・・・汗汗、笑）

90年代に氏が何をされていたのかは、
正直あまり知りません。
YMOの再生後は一時期のシリアスな状況を脱されたかのような印象も持ったし、確立されたJ-POPの世界で何かしているなー、っつーにも感じてました。汗。
少しつづ再びYMOが胎動を始めたのは、今世紀に入ったくらいですかね。
氏はホソノさんとSKETCH SHOW結成。
それに教授が加わるようになり、HUMAN AUDIO SPONGEとなり、
それってYMOですか？　となり、
んまー、じゃー、HASYMOですとなり・・・
HUMAN AUDIO SPONGE、HASYMO、YMO・・・どう呼称されようが、あまりこだわりはないと仰っていましたが、
80年代のあの「テクノの始まり」ほどケバケバしくはなかったが、
現代の音楽の一つの方向性を指し示したのカナ、とは思っています。
まー「Technodon」の時の狂騒に辟易としたとのことだったので、
気づかれぬよう、こっそり、こっそり、しれっと、ね笑、活動を再開されていったよーな気がします。笑。
その意味では、
最終的な形→アルバム作品として、遺してくれなかったのは残念でなりませんね。
ヒントは掲示されたが、その答えは示されなかった・・・というかね・・・。

まー、
その答えの１つが、その活動の過程の中でリリースされた氏のソロアルバムであるこちらなのかも知れません。
もちろん、当然SKETCH SHOW、HUMAN AUDIO SPONGE、HASYMO、YMOっつー、よりは「氏ヨリ」・・・つまり、エレクトロニカでありながらポップ、ではありますが・・・ね。
エレクトロニカという形をとりながら、氏独特のポップセンスが光る名盤となっています。
（ま、80年代もね、YMOという本流にたいしてオルタナティブな存在として氏のソロアルバムがあった、というよーな評価の仕方？　もありますからね・・・）
ワシ的にも90年代頃より、New Age、ヒーリングやアンビエント、アーバンギャルド・・・そういった弱小ジャンルの音楽も好きだったんで、
それらを再定義・再構築したかのようなエレクトロニカという音・・・いいですねー。

「Blue Moon Blue」（2006年：album）

♪
どんな風にも見える。
どんな空にも見える。
そこはボクが居た場所。
ボクはただ過ぎ去っていく。

全てのお月様に、
ボクは夢を見る。
すぐに終わってしまうけど。
心はそうしたいんだ。

ここは水辺。
ここは海。
ボクは遠くから見ている。
ボクはキミの元にもどっていく。

どんな星にも見える。
どんな雨にも見える。
どこにいようとも、
またキミに会いたいんだ。

ここは水辺。
ここは海。
ボクは遠くから見ている。
ボクはキミの元にもどっていく。

どんな風にも見える。
どんな空にも見える。
そこはボクが居た場所。
ボクはただ過ぎ去っていく。

輝く全ての星の中で、
全ての降りそそぐ雨の中でも、
どこにいようとも、
またキミに会いたいんだ。

ここは水辺。
ここは海。
ボクは遠くから見ている。
ボクはキミの元にもどっていく。
♪

グリッジノイズに生ギターをのっける。
それがすごいオーガニックな音楽になっている、っつー。
スゲーな・・・。
歌世界もだんだんと老成・・・いや、達観？　・・・笑。

それから、
一方で、いつ頃からかなぁ、
一時は「引っ込めていた」ドラマーとしての氏の姿も、多く見るようになったのが、この頃ですかねー。
ま、ある意味「引っ込めていた」頃は、メーカーのキーボードのイメージキャラクターを務めていたから、っつーのもあるのカモだけどね・・・。（キーボードのイメージキャラがドラマーじゃーあ、ね・・・汗汗）
元ミカバンドのドラマーとして、元YMOのドラマーとして、人々のリスペクトを集めるようなる。
・・・
人生って不思議ですよね。