盟友・ムーンライダースの鈴木慶一氏とのコンビ、The Beatniks。
同氏と設立した「T・E・N・T」レーベルからのリリースですね。
このころは、このレーベルの運営に氏も苦労されていたようです。
社長なのか、どんな肩書きだったかは忘れましたが、レーベルの責任者（中心人物）として大変だったのではないでしょーか。汗。
そんな苦労を思わせる歌詞ですね・・・汗。

「Exitentialist A Go Go」（1987年：album）

♪
つい先日、
ボクは通りを歩いていると、
雨が降ってきた。
ボクは古ぼけたつまらないヤツと会ったんだ。
（そいつはボクに取り憑いているんだ）
人生なんて風のようなものさ。
人生で何もなさなかったとを思い起こす。
（その通り、間違いないね）
ボクはずっと進めに信号が変わるのを待っていたんだ。

ボクたちは
どうすればいいのかを知るには、若すぎた。
ボクたちはそんな世界に暮らしていたんだ。

ボクは路地裏の醜い小人から、
いつも目を逸らそうとしてきた。
誰か彼らにどこかに去ってくれと言ってくれ。
ボクは今日やるべきことをするんだ。

ボクが子供の頃。
いくつかやった酷いことは、
部屋から出ることのない、
ボクの想像だった。
（それはボクを落ち込ませるんだ）
今、ボクの手には運命が握られている。
それはボクを驚かせる。
（キミを驚かせるよね）
ボクはずっと信号が変わるのを待っていたんだ。

ボクたちは
どうすればいいのかを知るには、若すぎた。
ボクたちはそんな世界に暮らしているんだ。

ボクは路地裏の醜い小人から、
いつも目を逸らそうとしてきた。
彼らは一晩中寝て過ごそうとしていた。
ボクは今日やるべきことをするんだ。

ボクは路地裏の醜い小人から、
いつも目を逸らそうとしてきた。
彼らはとにかくボクには会いたくないのでしょう。
ボクは今日やるべきことをするんだ。

ボクは路地裏の醜い小人から、
いつも目を逸らそうとしてきた。
誰か彼らに去ってくれと言ってくれ。
ボクは休みをとりたいんだ。
♪

ワシの力では、ちょっと訳しきれなかったですが・・・汗汗。
・・・聞き取りもちょっと違う所もあるよーな気もします。汗汗。
作詞はギーレス・ドューク（Giles Duke）さんと生田朗さん。
ドュークさんはよー知らんが、
生田さんは氏の事務所のスタッフも兼ねていらっしゃったのかな？　コーディネーターだったとお聞きしたよーな覚えがある・・・（将来のプロデューサー候補？？　間違っていたらゴメンなさい汗）
事務所のスタッフといっても、若手の生田さんのために「そのような形」にしていたのでしょうかね。若手じゃ、まだなかなか稼げていたのかアレですからね・・・汗。
（ピータ・バラカンさんもかつてはそのような形で、氏の事務所で働かれている時がありましたね）
生田さんは、残念ながらその後海外で交通事故で亡くなられたそーです。
（ウロ覚えです。汗。もし・・・万が一間違っていたら・・・万が一間違っていたら・・・ゴメンなさい汗汗）
氏はその死をその後のアルバム（アルバム「EGO」）で弔っています。

「Once A Fool, …」（1985年：album）

「・・・Only When I Laugh」（1986年）

レーベルの責任者として、
セールス的にも「売れなきゃ」という意識があったらしく、この頃は完全に日本語歌詞。
「男性版ユーミン路線」とも揶揄されたりもしましたね。汗。
しかし、まだ「J-POP」という観念がない時代、その後の時代に何かしらの可能性は示せたのかもしれません。
日本語歌詞にどっぷり浸かったことで、
氏の独特の音楽性も本当の意味でこの時期に確立されたよーな気がします。

余談ですけど、
小林武史さんもこの「T・E・N・T」時代～東芝EMI時代くらいまでの氏のアルバムとツアーに参加されている。
この方って、その後90年代に大成功されたと聞きましたが・・・（よー知らん汗）、
どういう経緯？　どのような思惑？　で氏の活動に参加されたのかは知りません・・・
ググると大村憲司さん経由なんですかね・・・
まさか、氏のもとで仕事されていたことは現在ではタブーなんてことはないですよね・・・？　汗汗。
（小林さんもビッグになりすぎたので・・・汗。たまに「大物」さんて、ビッグになる前のことって伏せたい方っていっらしますから・・・汗汗）
いろいろやられているみたいです。↓

「Keisuke Kuwata」（1988年：album）
ご存知かと思います。あのお方ですね。
有名ですもんね。

「Versus」（1993年：album）
有名なんですよね？

「evergreen」（1995年：album）
有名なんですよね？

90年代はまさにこれら「J-POP」「J-ROCK」という観念（音楽ジャンルと言って良いのか？　・・・観念とまでも言えんかな？　悪く言えばただのレッテルくらいのものなのだが・・・あるいは業態？？）が確立した時代（浸透した時代と言えば良いか？）
そーいった歴史を考えると、氏の立ち位置はJ-POP前史として、また面白い・・・。
余談の上に蛇足だが・・・
逆にこの「J-POP」「J-Rock」の隆盛とは反対に、それと反比例して日本の音楽シーンのレベル、多様性というのは、ハッキリ言って・・・おっと汗、
・・・ここまでで言い澱むんでおくことにします・・・汗汗。
ヘタレですから・・・汗汗。

Total Recall