第3回ツクフェス自主コン
短編部門投稿作品
「陰陽少女ナツメ」
クリアしました!
のどかな農村を悩ませる
怪奇現象……『怪異』を祓うべく、
陰陽師の少女と、お供の喋るぬいぐるみが
戦いに挑む和風RPG!
ゲーム性
通常戦闘。
ダンジョンを探索するとかじゃなくて、
ボス戦だけって感じでした。
ダンジョンに敵が居ないなら、
どこに現れるのかというと……
夜の村に平然と出没します。
一般人には見えないのでしょうか。
村の昼夜を切り替えて話を進める、
というのがこのゲームの特徴です。
昼は情報収集、夜は怪異と戦闘。
あやかしマップチップを重宝する
作品を始めて見た気がしないでもない。
で、戦闘についてですが、
ボス戦イベント一体につき
取り巻き戦イベントが複数体同時に出没し、
取り巻きを倒しておくと(任意)
ボスのステータスが下がる……
という形で難易度調整が出来ます。
あまり類を見ないかも。
このシステムの良いところは、
最初にイージー・ハードを
選んでそれっきりとかではなく、
途中で自分好みの難易度に
調整していけることですね。
楽な道を選ぶのにも対価が要求されるので、
「クリアしたけどイージーモードだからなぁ」
とか思わなくて済むという、
自尊心が守られるギミックだと思います。
もっとも、ハードモードでも十分
ぬるめの難易度でした。
アイテムとか特技の説明文に
効力の説明がないため、
事前に調べておかないと困る点には注意。
(最悪、土壇場で文章から
なんとなく察する必要があります)
ストーリー
まず導入が丁寧でした。
かつ、主人公2人組にまつわる
ナゾも提起されます。
陰陽の少女ナツメはどうも
『永遠の14歳』らしいし、
ナツメの兄を名乗ってるのは
喋るぬいぐるみだし……
「お前らが怪異だよ!」という
誰しもが思うツッコミは
あながち間違いじゃ無いことが
のちのち判明していきます。
主人公に早い段階から謎を持たせたことが
話を追いたくなる原動力になってて
グレート判断だなぁと思いました。
のちのち
「アッあの台詞はこういう事だったのか」
と気付かされるのも面白いです。
本編は、農村で起こる怪異を解いて
悩みを解決していくストーリー。
各話、尺は短いながら起伏があり
ステキにまとまっていました。
主に故人にまつわるエピソードなので、
つらいひとにはつらいかもしれません。
僕にはけっこう効きました。
しかし、そこまで読後感が重たくなく、
むしろ暖かい気分になれるのは、
登場人物のセリフに優しさがあるというか、
文章が気の抜ける言葉遣いだからですかね。
言葉の間に 全角スペースを入れたり、
「〜なのっ。」「〜だぞぉ。」みたいな
読んでてクセになる語尾をつけるのが
気抜け文章の『肝』だと見ましたっ。
主人公チームの編成がいいんですよね。
優しさ・気抜け担当のナツメと、
頼れるオヤジ大人のうさぎ、
そしてしっかり者のハお坊さん。
誰か欠けてると
話が円滑に進まないというか、
配役にムダがなくて良かったです。
エンディングは2種あり、
ハッピーエンドとトゥルーエンド
といった感じ。
これはゲーム性の項で触れた
難易度調整の仕方によって
派生することになってるんですが……
ハッピーは農村の人々と大団円な話で、
トゥルーは主人公の過去が明かされる話。
私はHE→TEの順で見ましたが、
プレイスタイルによっては
見る順番が異なるかもしれませんね。
Tルートは、4話やってたらいつの間にか
5話が差し込まれているようなカタチです。
少し残念だったのは、
トゥルーエンド側のラスボスが
あんまりにもポッと出なので、
ちょっと「誰だお前」と感じました。
裏設定とかあるなら聞いてみたいですね。
ハッピーエンドは
綺麗にお話がまとまって好きでした!
個人的に不老不死になるのが夢なので、
色々と思うところのある物語でした。
ナツメちゃんの未来に幸あれと思います。
面白かったです!
制作お疲れ様でした👋