DEAR -4ページ目

予測

地震の大きな揺れよりも、微弱の余震がわたしの何かを動かしている気がする

小刻みに震えているのは地面なのか、それとも自分なのか

追加

振動を感じてふと目を向けたら、ありえない名前を表示していた
まさかの人だった
一瞬悩んだけれど、通話ボタンを押して出てしまった

1年と少しぶりに話す声は何も変わっていなくて、それから少し懐かしかった
あれだけ様々な感情が渦巻いた人
忘れられるわけはないよ

もう気持ちは高ぶらなかった
本気で想った人の最悪の別れが、笑って話せることにいつのまにか変わっていた
別れてよかったし、あの時の行動に後悔はない

前触れもなくこっぴどくあっさりと捨てた
見てるほうが恥ずかしくなるほど逆上してた
プライドを踏み潰した

そんなわたしにあなたは電話をしてきた


次に何が起こるのか、もう全くわからない

回避

とはいっても帰りしなに乱れた髪の毛をきちんとワックスで撫で付けたあの人の後ろ姿もきちんと見ていた