「Dog Day Afternoon」 邦題名「狼たちの午後」
1975年初演の作品で アカデミー脚本賞にも選ばれた作品
1972年に実際にN.Y Brooklynで起こった事件を基に作られた映画で
監督はSidney Lumet、出演はAl Pacino、この二人が組むと傑作が生まれます
私の生涯一の映画「セルビコ」もこのコンビです、
話の大筋は暑い午後のBrooklyn、銀行に入る三人組の強盗、仲間の一人が怖気づいて
出て行くと入れ替えに警察はすでに銀行を包囲しており、九人の人質を取り、
立てこもりをはじめる・・・
なんてことはない、銀行強盗アクションものと思いきや、Sidney Lumet簡単には
見せない、ほとんど銃撃戦みたいなシーンは少なく、人質、刑事、家族、ゲイの恋人との
やり取りで話はどんどん進んでいく、
Al Pacino、ホントに素晴らしい、迷いやあせりを息遣いや表情でこれだけぐいぐい
引っ張れる俳優は唯一、こういった役をやらせるとホントに凄い
ゲイの恋人とのアドリブでの電話、妻との電話のシーン、
熱いものが伝わってくるんですよね、
それと相棒役のJohn Cazale、臆病なんだけど悟られまいと食いしばる役もいいです
アメリカ社会のいまもって抱えてる問題、人種差別や格差、官職腐敗や核家族の崩壊
そういった問題を見事に風刺した映画史に残る傑作であります
こういった映画は日本でもどんどん造ってもらいたいですけどね、
世情的にも、抱えてることはいっぱいあるわけだし、まあ、ここまで
切ることができる監督もいないですかね、スポンサーの方ばかり見てる方多いですから。
