2019年12月に配信した話です☆

(一部リメイク?をして再配信しました♪良かったら読んでください、

 

尚・・・・少しだけ??内容が変化する場合もありますwご了承ください)

 

 

鯖学☆(サバガク)

 

 

 

ブログ小説です(*゚ー゚)/
青春いっぱいのお話しデス☆

登場人物のキモチになって
読んでいただけたら幸いデス





キラキラと輝く髪を偶然にも助け出す事に成功した!

「危ないトコを助けていただきありがとうございます・・・」
長い髪をかきあげながら、その人はお礼を言った。

どこか神秘的なその人に、


俺は惹かれた!

ーー運命的な出逢い!!それが、俺にもやってきたんだ!








ジリジリジリ!!!!


「おわっ!!」
強烈な目覚まし時計の音で、ネロは目を覚ました。

ーー朝か・・・ってさっきのは、夢か・・・どうも出来過ぎているなぁって思ったよ・・・しかし、リアルだったな・・・そういえば、昨日リアルで電車の中で女性を助けたんだ!その時の影響かな?


暫く考えこむネロ。

ーーいや、これはなんだか正夢的な、余地夢的なアレかもしれない!うーん、こんな時オンラインゲームなら、みんなにチャット出来るのになぁ・・・今からログイン(オンラインゲームを開始)しちゃおうかな?


時計を見ると、流石に家を出発する時間が迫っていた。仕方なく、朝の支度をして学校に向かう事にした。今日から高校二年生。クラス替えというモノがあり、学校の体育館に名前が貼り出され、各自がその名前を見て新しい教室へ向かうのだ。
その分、生徒達はいつもより少し早く登校する事が義務づけられていた。

 

 

 

 

ネロは、学校まで電車通学だった。

といっても、電車に乗るのはたったの3駅・・・この際、自転車で通った方が速いかもしれないという距離だった。

 

ネロは、学校の最寄駅で降りるとほぼ同時に降りるジャージの女の子が目に留まった。

小柄の身長の女性で、服装は黒いジャージ姿。ウェーブのかかった髪を肩から長く垂らしている。オシャレというより、だらしなくも見える。ドレス姿で無造作に降ろした髪ならば、色っぽくも見えるが、ジャージ姿である為バランスは悪い。

ネロは、少しその女性を見ていると、女性はネロに睨みを効かせてきた。


 

「・・・・どいて!邪魔!」

 

ジャージ姿の女性は、一言だけネロに言うとスタスタと歩いて行った。

 


ーーーなんだよ・・・アイツ・・・いきなりケンカ売ってきて・・・でも、どこかで見たような顔だったな・・・

ネロは、学校に向かって歩いて行くが、目の前にはずっとあのジャージの女性が歩いている。

ーー??なんだよアイツ・・・あ、もしかして、俺と行先同じなのかな?って事は同じ学校の女子かな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ、みんなぁ☆新しいクラスが掲示板に貼ってありますよー!今年は、体育館の中じゃなくて、校舎の掲示板に貼りましたー!わざわざ体育館に行くの面倒でしょ?・・・って、誰も聞いてないのかよ!!」

 

校舎の掲示板の前で案内する明るい金髪の女性が居た。学園内のTOP5に入る美人女子!渋谷 実尋(シブヤ ミヒロ)である。

生徒会スタッフの一員である為、学園内の雑用等を手伝われる事が多く・・・今日はクラス替えを行った生徒の案内役になっていた。

 

 

「あーー!新宿(ネロ)くん!!よっ!!電車男!!」

実尋は、ネロに向かって呼びかけた。

 

 

 

「あぁ・・・渋谷(実尋)さん!!」

 

「あ・・・あの・・・」

まさかの、学園内で有名な美人女子である渋谷実尋に呼び止められテンションが全開であった。

その時、実はもう一人の女子生徒がとても小さい声で、読んでいたのにネロは気づかなかった。

 

「渋谷さん・・・まさか、渋谷さんが俺の名前を知っているなんて・・・・---ど、どうしよう////
ネロが、少しモジモジしていると、渋谷実尋の方から話しかけてきた。

 

「昨日、見ちゃったよ!電車の中で女の子を痴漢から助けたトコーー☆新宿(ネロ)くん!やるじゃん☆ちょっと、カッコよかったよ!」

 

「えぇ??もしかして、昨日の電車内に??」

 

「うん・・・アタシも乗ってたーー☆てへ」


実尋は、可愛らしく「てへ」と舌を出して見せた。実は、ネロはあまり女子と話をした事が無く、ここまで会話?となる事がほぼ初めてに等しかった・・・ネロの過去の恋愛経験はネット上の顔の見えない相手と、チャットをして・・・チャットの中だけで楽しむというモノであり、そのネット上の中での会話も比較的ドキドキしながら行っているくらいだった。

 

 

「ほら!見てみて・・・アタシ達!同じクラスになってる☆」

 

「あぁぁ!!マジだぁぁぁ☆」

ネロは、憧れの渋谷実尋と同じクラスになり絶好調と言わんばかりに、いつも以上に声を張り上げた。

 

「あぁ!みひろん!アタシ達同じクラスだよーー☆ほらほら!」

 

「!!」

ネロの横から、聞き覚えのある声が聞こえてきた。

 

「あぁぁ!!ホントだーー☆気づかなかったよ――!やったね!!」

渋谷実尋は、大喜びで傍に寄ってきたジャージの女の子を抱きしめた。

 

ーージャージ・・・って!あ!!!同じ電車に乗ってきた奴だ!

 

「あーーーー!!!」

「あーーーー!!!」

 

ネロとジャージの女の子が同時に声をあげたので、実尋は不思議そうに聞いた。

「おやおや?知り合いかい???」

 

「あ・・・偶然、ここに来るとき同じ・・・」

「知らない人(即答)!」

ネロがここに来る経緯を話そうとした途中、ジャージの女の子はネロを全否定する解答を即答した。

 

「ちょいちょい!アンタ達ーー話が噛み合ってないよーwww」

 

「行こ!あんまり長居すると、授業に遅れちゃう!」

ジャージの女の子は、実尋の手を引っ張って教室へ向かった。

ジャージの女の子は、実尋に満面の笑みを見せ、実尋に見せずネロの方へ振り返り、2秒だけ睨みを効かせた。

 

「・・・・・まったく、何なんだ・・・」

ネロは、ジャージの女の子にカナリ毛嫌いされているのが気になったが・・・

 

 

 

やるじゃん☆ちょっとカッコよかったよ!

 

 

実尋から言われた言葉が、脳内に広がってカナリ薔薇色のテンションだった。

 

「やった!!あんなに可愛いコに・・・俺!カッコイイって言われちゃったぜーー!」

 

ネロが、大きな声をあげて喜んでいたのは周囲に良く聞こえてしまった。

 

 

クス////

 

 

「!!恋華??」

ジャージの女の子がふと優しい表情で、実尋の顔を見た。

 

「アイツ・・・新宿・・・だっけ?」

「うん☆新宿ネロくん!あのコ結構・・・・」

 

実尋は、新宿ネロの良いところを話そうとすると先に、恋華が話した。

 

「いい人だと思うよ☆」

 

「え??」

予想外の答えだった。全力で嫌悪感を抱き、睨みを効かせていたジャージの女の子が、実尋の予想と全く逆の答えを言ったのだ。

 

「みひろんと話せて、アイツすっごい嬉しそうだったもん////・・・・アイツなら、、、、」

 

ジャージの女の子は先に教室に入った。

 

「恋華・・・・」

実尋は、3秒くらい俯いてから・・・

首をブンブンと横に振った。

「いやいや・・・ネガティブな考えは、私には合わない!いつでも明るく行かなくっちゃ☆」

実尋は、自分に言い聞かせて明るく教室へ入った。

 

 

 

 

 

 

「あ・・・あ、あの!!」

ネロの後ろから少し大きな女性の声がした。大きな声というより、無理して頑張って声を出している様で、緊張して声が少し震えていた。

 

「・・・・あ!!キミは!!」

ネロは、振り返ってみると、そこに立っていたのは、前日電車内で痴漢に襲われていて、ネロが助けた少女だった。

長い黒髪と白い肌、少しだけクマのようなモノが薄っすら浮かんでいるのが特徴的だが・・・清純そうな顔立ちをしている。

 

「わ・・・ワタシ!御徒町 霧恵(オカチマチ キリエ)と申します!この学校に入学しました・・・あ、あのぉ!!先日は、助けていただきありがとうございました!!なんか、お礼も出来ずに・・・ホントす・・・すみません・・・」

ネロの助けた少女・・・霧恵は、とても緊張しており・・・コチコチになっていた。それでも、ネロにお礼を伝えたいキモチで限界を超えた声を張り上げてお礼を言っていた。

そして、すこし距離も遠い距離にいた。

 

 

「・・・・あ・・・よかったぁ・・・無事でよかったよーー」

ネロは、霧恵の傍に寄った。

 

「あ////」

「御徒町さんだったね・・・・俺は、新宿ネロ!・・・・よろしくな☆」

ネロは、(御徒町)霧恵に手を差し出した。

 

「え・・・あ・・・」

霧恵は、オドオドしながら手を出そうとしていると、ネロは霧恵の手を迎えるかのようにしっかり掴み握手した。

 

 

「し・・・新宿(ネロ)センパイの手////凄く・・・暖かい・・・」

「御徒町(霧恵)さん・・・手、冷たいね・・・うーーん、もっと、ズボンのポッケとかに手を入れたりとかして暖めた方がいいぞーー」

ネロは、霧恵の手を温めつつ言った。

     

「新宿センパイ・・・女子は、スカートなので・・・ポケットはありませんよ・・・・クス////」

「アハハハハ・・・そうだったね・・・・」

 

 

 

 

 

「そーいえば、新宿くん遅いねーー・・・・先生が来るまで、ちょっと時間あるしさ・・・3人でお喋りとかしたいのにねーー☆・・・??恋華・・・どうしたの?窓の外なんか見下ろしちゃってーー☆」

 

「べつにーーなんでもないよ☆先生遅いねw」

学校の教室では生徒達が徐々に教室に集まり、2年生としての顔を合わせを楽しんでいた。

 

 

「まぁ、1年の時は一階だったしね・・・2年になってフロアが2階になったからね・・・ちょっと、アタシも景色でも・・・」

実尋が景色を覗こうとすると

 

「あ!・・・・アハハハ・・・みひろん☆・・・ねぇ、お腹空いちゃったから、早弁しよっか?www・・・って、早いかな?w」

恋華は、実尋の傍に行き窓を遮るように言った。

「いや・・・流石に早いだろーー・・・まだ、一限目すら始まって・・・・・・・・」

 

「お腹空いたねーーーwwwwアハハハ」

「でしょーーー??wwwアハハハ」

 

実尋が窓の外を覗くと、ネロと霧恵が立ち話をしている所が良く見えた。

既に、他の生徒は教室へ入っているので二人っきりで校舎に居る様子がハッキリ解った。

どんな会話をしているかは、不明だが・・・・なんとなく仲が良さそうなのは、実尋、恋華両名の目から共通認識できる。

 

 

 

 

ネロは、会話が少し弾み過ぎたネロは、初日のホームルームに遅刻し、担任の教師に叱られる事になった。

「廊下に立ってろォォォォ!!!」

 

 

 

 


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続きは、こちら 02話『運命の歯車の選択肢』【再起動】



 ネロの選択肢が、変わる事で

別のストーリーが出現して、登場キャラが大幅に変更する事があります


つまり、(場合によって)ストーリーが増えますw


よって、選択肢によりエンディングが変更されます☆