ブログ小説です☆
高校2年生の主人公新宿ネロ。彼の学園ライフを描きます。
彼の通う、共有鯖船学園は進学校である為、3年生になると受験や就活に専念させるという仕組みとなっており、修学旅行は2年生で行く事になっていた。
そんな流れで、いよいよ!
修学旅行編がスタートします☆
https://ameblo.jp/rum-xxx-03/entry-12570065242.html
URLを押すと、前回の話が読めますw
前回のお話しを読んだ方は、さっそく本編へ♪
【本編】
2月の半ばを迎え、修学旅行当日を迎えた。
ネロの所属する2年5組は、渋谷実尋の考案した「くじ引き」にて、バスの席順が決まった。
まさに、思い出の修学旅行も運次第となった。
――さてと、くじ引きだから仕方ねぇけど・・・なんで、俺のバス席の周りは、女子が多いんだ?
ネロの隣には、暮時みどり(クレドキ ミドリ)。ネロの後ろには、伊吹栗子(イブキ クリコ)、実広川光(ミヒロカワ ヒカル)と言った女子2名。
そして、暮時、伊吹、実広川は3人とも仲が良いので揃うとお喋りが絶えない。
※急遽モブが3名必要になったので思い付きで名前は考えましたw
――暮時ミドリ(クレドキ ミドリ)今回俺の隣に座っているが、俺のイメージでは、上野とよく話しているイメージだ。放課後になると、生徒会室に良く出入りしている事を大崎から聞いたことがある。髪は茶髪よりオレンジに近いやや明るめで、目元に‘つけまつげ‘をつけている為か、異常に目が大きく見える。元々大きい目なのかもしれないが・・・上野や秋葉の話によると、昨年のミスコンで、5位の人気でそれなりにモテる様だ・・・俺は、1年の時はゲームに夢中だったので、あまり詳しくはないが・・・
――伊吹栗子(イブキ クリコ)暮時より、肌が褐色で髪は白に近い金髪カナリ脱色している。俺はオシャレに詳しくは無いが、ギャル系というモノらしい。暮時と仲は良さそうだが、男子からの人気があるかは、いささか疑問だ・・・・
――実広川光(ミヒロカワ ヒカル)暮時、伊吹と一緒に居る事が多い。黒髪で、目の下にほくろがある、上品そうな顔立ちだ。正直にいうと俺の中の印象は、一緒に居るだけのイメージしかない・・・・
――仲の良いもの同士、くじ引きなのにどーしてこうも運よく近い席になった物か・・・
「ねぇ・・・新宿くん、あのね・・・ちょっと話があるんだけど・・・良いかな?」
暮時は、ネロに話しかけた。
「えっ?あぁ・・・良いけど、なんだ?」
「うんと・・・ここじゃ、言いにくいからパーキングエリアについたら、良いかな?」
暮時は、周りの目を気にしながらネロに伝えた。
バスが、パーキングエリアに着くと、暮時は、ネロの手を引っ張って人気の居ない所へ連れ行った。
「オイオイ・・・なんだよ、そんなに周りの連中には聞かれなくないのか?逆にオマエの行動目立つぞ?」
ネロは、手を引っ張られながら話した。手を引っ張る力が少し強かった為、思わず片目をつぶった。
「うん・・・ここなら、良いかな・・・・あのさ、その・・・聞きたいことがあるんだけど?」
「あっ?なんだよ・・・」
ネロは、強く腕を引っ張られすぎた為、痛みを誤魔化す為に、腕をブンブン振った。
「あのね・・・」
「だから、なんだよ・・・・」
ネロは、暮時が中々用件を話さない事に、少し怒った。
「目黒(恋華)さんの事、どーおもう?」
「はっ?」
ネロは、突然すぎる質問の内容と、人目を忍んで質問した内容が、それか?という呆れた意味も含め「はっ?」という一言を発した。
「だから、目黒(恋華)さんの事、好きか?嫌いか?って聞いてるの!」
今度は、暮時が少し怒りだした。
「いや・・・お前の言っている質問の意味が解らん!」
「だから、聞いてるの!目黒(恋華)さんの事を好きか、嫌いかって聞いてるの!」
「だから、なんでそんな事・・・ここで、オマエに言わないといけない?」
「ぅう・・・・だから、その/////・・・ぅう・・・・」
暮時は、急に顔を赤くした。
ネロは、暮時の心理がイマイチ読めないが、どーやら、言いにくい事があるらしい。
「だ・・・だから、新宿くんと目黒(恋華)さんの事を応援してあげたいのよ!そ、そうなの!」
暮時は、少し台詞を噛みながら話した。
ネロは、目を細くして暮時の顔を見た。言っている内容は、善意に聞こえるが、そもそもネロは、暮時と仲が良いわけではない。話した事すらはじめてに等しい。
――コイツ、嘘ついてるな?何か隠してやがる・・・
「ふーっ・・・さて、話も終わったみたいだし、俺もトイレ済ませてバスに戻るわ・・・」
ネロは、両手をポケットにツッコミため息をつきながら、暮時をその場に残し歩き始めた。
「ちょっと、私の話聴いてた?だから、応援してあげるから・・・その、今回の修学旅行中に目黒(恋華)さんと・・・」
暮時は、「まだ話途中なのよ」と、歩き出したネロを追いかける様に話した。
歩き出したネロの前方の、パーキングのサービスエリアに恋華と大崎秀が二人で向かっていくのが見えた。
「ねぇ、大崎くん☆一緒にお土産見よっか?」
「おっ!良いなぁ、まだ時間もあるみたいだし・・・見に行くとするか☆」
「みてみて、試食自由だって♪」
「はっはっは・・・ある意味、食べ放題だな~」
「あっ?恋華・・・大崎と一緒にパーキングのサービスエリアのお土産を見に行ったぞ。アイツら仲良いなぁ~」
ネロは、額に手をかざしながら恋華と大崎秀がお土産を見に行く所を見送った。
「んー・・・こーいうサービスエリアも、案外良いお土産あったりするんだよなー・・・どれ、俺達も見に行くか?」
ネロが、暮時に話すと
「ぐぐぐぐぐ・・・・・・」
暮時は、悔しそうな顔をしていた。
「お、おい・・・・・」
「ほら!目黒(恋華)さん、大崎くんに取られちゃうよ?良いの?取られちゃっても!!」
「いや、別に俺は・・・・・・」
「ふっ・・・」
ネロは、暮時の顔を見て察した。
――そっか、オマエも大崎の事好きなんだな・・・だから、恋華を俺にくっつけて、ライバルを減らそうと・・・そー言う事だろ?
「なぁ、暮時・・・」
「えっ・・・?な、なによ////」
ネロは、暮時の顔を覗き込むように言った。
「恋華は、手強いから・・・気をつけろ~☆」
「///////////////////」
いよいよ始まった修学旅行・・・と言っても、
まだ目的地にすらついていないが・・・
暮時の思いを寄せる大崎は、なんだか恋華と仲が良い・・・・
なんだかなぁ、大崎ィ・・・
オマエ、ホントにモテるよなァ
つづき
https://ameblo.jp/rum-xxx-03/entry-12571831667.html
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