ブログ小説です。

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まだまだ、続く!!共有鯖船学園☆
略して→鯖学☆
 
ついに、ファイナルシーズン!!
いよいよ、修学旅行編
クリスマスプレゼントでTEN☆Aを買ったモブ男くんw
 
シーズン4を向かえました!
 
一年生の時は、学校が終わるとゲームだけ生活をしていた主人公!!新宿ネロ。
 
二年生に進学してから、
学園のヒロイン!!周囲から憧れの渋谷実尋!!
担任の妹。悪態、ツンデレの目黒恋華!!
ヤンデレ後輩!!元ストーカーの御徒町霧恵!!
地味に突っ込む!!実は求愛中の神田那智!!
恋のライバル!!意外な程人気?の恵比寿・イ・ヤムチャ!!
女性人気No.1!!喫茶店営業の夢を持つ貴公子(プリンス)除闇!!
 
そして、新生徒会長に任命された...親友の大崎秀!!
といった個性豊かな仲間に囲まれ学園生活をエンジョイする新宿ネロ。
 
進学校の方針を持つ為、来年は受験や就職活動に専念の方針となり、学園生活を楽しむのは、今(2年生まで)しか無い!
 
シーズン4は、それぞれが交差する思いを内に秘め、2年生の三学期。そして卒業に向けた最後の学園ライフを送ります☆
 
最後まで、楽しんで頂けたら幸いです☆
 
前回の話は、こちら
URL をクリックすると各話にすすみます☆
 
【本編】
冬休みが終わり、三学期が始まった。
ーークッソー。体調を崩していたせいか、満足に遊ぶことも出来なかったぜ。
俺は、冬休みの直前で風邪をひいてしまった為、そのまま学校を欠席したまま冬休みが来てしまった。
そして、風邪が治ると、新学期が始まってしまった。
 
学校付近最寄駅で電車を降りたネロは、一人学校に向かっていくと・・・
「おっはよー☆」
後ろから明るいトーンで声をかける女子高生が一人。間違えようの無い程の明るいトーン・・・渋谷実尋である。
 
「あっ・・・渋谷・・・ん?お前・・・」
「ん?なんだい?」
ネロは、何かに気づいた様に実尋に呼びかけた。
 
「少し、髪切ったのか?」
ネロは、実尋の顔をまじまじと見た。
 
「おぉ?☆お気づきですか?少しと言っても・・・ほんの1センチ程度なのに、良く気づいたね~☆」
「おぉ・・・なんとなく、前髪が、この冬休み前より・・・短くなってるしな・・・」
 
――自分でも良く気づいたな・・・と俺は思った・・・そーいや、2年生で同じクラスになってから、俺は渋谷の顔をホントに良く見ていたんだ・・・
 
「ホントはね・・・もっと、バッサリ・・・男のコ見たいな、ベリーショートにしようと思ってたんだけどさ・・・なんか、鏡の前の椅子に腰かけたら・・・なんとなく、・・・やっぱり切るの辞めたんだ・・・」
「ん――・・・そっか☆」
実尋の真意は、ネロには解らなかった。
 
「うん、そーなんだ////」
実尋は、軽く前髪を触りながら言った。
 
「そーいや、渋谷と二人きりで登校するのって・・・初めてだな・・・」
「フフフ・・・いつもは、恋華と一緒だもんね☆」
実尋は、ネロの顔を覗き込むように言った。
 
「おい・・・俺、そんなにアイツ(恋華)と一緒に居る訳じゃないぞー。アイツは、家が近いから部活の無い日は学校に行く時間が被るだけだって・・・」
「はいはい☆そんなにムキになって話すとー・・・また、上野くんや、秋葉くんから良いネタにされちゃうよー☆もっと、明るく聞き流す術を持った方が良いよー?」
 
「お、おう・・・明るく聞き流す術かぁ・・・やっぱり、生徒会に所属しているだけあって、渋谷は人づきあい上手そうだなー☆」
「うーん・・・そうでも無いよ・・・ワタシにも、聞き流す事が出来ない事、忘れられない事もあるしね・・・」
実尋は、ネロから少し目を逸らしてちょっと斜め下を向いて言った。
 
「みひろぉぉぉぉぉん☆」
実尋が、下を向いた直後に聞き覚えのある声が後ろから駆け足と共に急速に近づいてきた。
その声を聴き、少しだけ暗くなりかけた顔が、パっと明るくなった。
「れんくぁぁぁぁあ☆」
「みひぉぉぉぉぉぉぉぉぉん☆」
「れんくぁぁぁぁぁ☆Oh~♪My angel~♪」
恋華は、猛ダッシュで実尋に体当たりをするかのように飛びつき、それをプロレスラーの如くパワーで受け止める。
「ワッハッハッハ~☆」
実尋は、恋華をハグした状態でジャイアントスイングの様に、ブンブンと回し遠心力で恋華の足は宙に浮いていた。
 
「ハハハ・・・・凄いパワーだな・・・」
ネロは、漫画の様な大きな一滴の汗が、頬から流れ落ちた。
 
 
☆☆
 
「ねー、新宿クン☆今年の就学旅行は、どこに行くか知ってる?」
教室に入ると、ホームルームが始まる前に実尋はネロに訊ねた。
 
「ん?就学旅行って・・・俺達、まだ2年生だろ?普通3年生で行くもんだろー。まだ気が早いだろ?」
ネロは、少し笑った。
 
「いやいや~☆ウチの学校は、進学校だからねー☆大学入試や就職率をウリにしてる学校だからねー。3年生になったら、受験に専念させるために、イベント事は1~2年で終わらせちゃうんだよ~。それで、今年はワタシ達が行くのさ♪」
実尋は、人差し指を天に立てて話した。
 
「おぉ!流石生徒会・・・詳しいなぁ」
「やだよー。入学説明会の時に先生が話してたじゃん?」
「あぁー・・・そういや、言ってた気も・・・」
ネロは、実尋から言われたが、なんとなく合わせて行って見たものだが、記憶には無かった。
 
「それで、どこいくんだ?今年は・・・」
「スキー合宿さ☆・・・っと、先生来た。起立ーーっ!礼!」
実尋は、ホームルームの担任の目黒ギンが来たので、ネロとの会話を一度切り上げ、号令をかけた。
 
「はい・・・じゃあ、とりあえず・・・新学期はじまったばかりで・・・みんな、眠いだろ?ダルイ話は、抜きで・・・1限目は、就学旅行のバスの席順とか、部屋割りとかー・・・適当に決めて行くぞー。」
 
「えー、先生が、適当に決めるんですかー?」
ダルそうに机にもたれかかる秋葉が嫌そうに言った。
 
「あー?そんなの、席順なんてどこでも同じだろ?まぁ・・・そうだなバス酔いする奴は、前の席!吐くのを面倒見る事が出来そうな・・・なるべく、笑顔で・・・吐きそうな奴に、柔らかく声をかけて吐きそうな感じの空気を柔らか~くして、中和してくれそうな感じのタイプが・・・その吐く奴の隣でぇ~・・・吐くのを・・・・」
 
「先生ぇ~」
「どーした?上野?」
「さっきから、吐く吐くって・・・もう、その話してると・・・酔いやすい人が居ても挙手出来ないっスよー!」
上野もダルそうな顔で言った。
 
「じゃあ・・・とりあえず、バスが来た時に座席すら決まってないと・・・出遅れるから、席順と部屋割り決めるからァ・・・まぁ、先生決めるで、また文句いう奴いると面倒だし・・・渋谷ァ、お前・・・こっちで適当に纏めてくれ。」
担任の目黒ギンは、生徒会の実尋に後を託した。
 
「さーて、みんなバスの席順と、部屋割りなんだけど~・・・バスに関しては、くじ引きでいいかい?部屋に関しては・・・ワタシ達が泊る旅館って、結構大人数部屋なんだよねー☆それに、部屋なんて決めても・・・どーせ、みんな寝る時で歩いて好きな部屋に集まってぇ~その辺で寝ちゃうんでしょ?部屋は、後で移動自由ってのを前提で・・・生徒会で決めちゃうんでー!」
実尋は、独特のノリで明るく話した。
実尋のノリは、クラスでもウケが良いので、クラス中でワイワイと盛り上がりながら、くじ引き始まった。
 
その様子を、頬杖を突きながら静かに様子見る担任のギン。
 
実尋は、「ウマイ事纏めときました☆」と笑顔で笑って見せると、ギンも笑顔で返した。
 
 
 
☆☆☆
 
学校が終わり、放課後の事だった。
「さてとー・・・じゃあ、新宿クン!ワタシは、これにて生徒会でイロイロ話す事があるので・・・これでドロンさせてもらうよ♪それじゃあ、アディオース☆」
実尋は、「ドロンさせてもらうよ」の所で、ニンジャの様な印を結んだポーズをとってから、駆け足で教室を出て行った。
 
「ふーっ・・・ったく、渋谷は相変わらず元気だなぁ~」
ネロは、ため息をつきながら教室を出た。
 
――まるで、冬休みの前の時の出来事が、まるで何も無かったかのように・・・俺と、渋谷は・・・一日中普通の会話をした。
 
――本当に・・・あの時の会話が、まるで忘れ去られているようにも思えた・・・
 
 
 
――俺は、確か・・・フラれ・・・たんだよな??
 
 
「あのー・・・ワタクシ、学校見学に来た者ですが・・・・」
ネロの後ろから、声をかける女のコの声が聞えた。
 
「ん??見学・・・」
ネロは、振り返ると眼鏡をかけた女のコがいた。女のコ・・・というより、声自体は高いが、自分とそれ程歳は変わらないようにも見える。
 
「ハイ!今年3月に受験をしようかと思いまして・・・ちょっと、見学にきたんです。」
「そっかぁ・・・うん、そーだな・・・じゃあ、俺がその辺案内しよーか?」
「え?いいんですか?優しい~☆あの、ワタクシ・・・大崎ユリと申します。どうぞよろしくお願いします!」
大崎という名を聞くと、ネロの脳裏に一人の男子生徒の顔が浮かんだ。
 
 
「ん??オオサキ??どこかで聞いた苗字だな・・・・もしかして、お兄ちゃんとかいない?」
ネロの目の前にいる女のコは・・・中学3年生とは、思えない程、整った顔立ちをしており、ほのかに甘い香りがする為、ついネロは何かを誤魔化すように後頭部をかいた。
 
 
 
 
 
 
そんなネロの後ろ姿を、ガッツリと隠れて見ている実尋と恋華。
(たまたま通りかかった所で、「あっ・・・ちょっと!恋華、隠れて!!」と実尋が恋華の腕をひっぱり物陰にかくれたのである)
 
 
 
 
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ねぇ、みひろん・・・いつまで、ここに隠れて見てるの?」
「次回のお話しまで、ここでスタンバってますw」
 
 
 
帰り際のネロの目の前に、「学校見学にきた」と伝えて現れた女のコ。
オオサキという名前の人物が、脳内に浮かびネロは、質問するのだが・・・
 
そして、そんな様子が気になり、こっそり様子を伺う実尋と恋華。
 
修学旅行前に、波乱が起こりそうな予感が・・・
 
 
つづきは、こちら

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鯖学プロジェクトより、
新宿ネロ/大崎秀役のスパーダさん
貴公子(プリンス)除闇役のJABさん
 
お時間のある時に、簡単な撮影のご協力をお願いします☆
 
 
 
 
 
 
 
おまけ
(ストーリーと関係ないけど、)
 
 
こうやると、ケンカっぽいですなw