まだまだ続く 連続ブログ小説です☆(一年間続きますw)
学園モノのお話しです。
出演者様には、(特にレギュラーメンバー陣)イロイロメッセージで注文しますが、
温かく、ご協力よろしくお願いします☆
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今回のお話しは、日曜日のお話しです☆
前回25話が土曜日のお話しだったので・・・☆
25話
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【本編】
土曜日の午前に行われた中間試験を終えたネロは、留学生のグレイコフともに、秋葉原のネットカフェ、快活クラブで一晩過ごした。
深夜までオンラインゲームを行い語り明かした。月曜日の便でフランスへ経つ為、日本での思い出作りの為にネロは観光案内を務めたのだ。高校生であるネロはポケットマネーが決して多い額では無いので大規模な旅行ではなく、グレイコフ本人の希望もあり、秋葉原の散策という形になったのだ。外国人に日本はどのようなイメージを持たれているのかは不明だが、秋葉原の駅は不思議と外国人の観光客から人気である。
明け方、ネットカフェの無料モーニングサービスのトーストセットを食べて、ネロの自宅へ帰宅した。
余談だが、無料モーニングサービスとは、快活クラブで朝6時に注文可能で(多分)8枚切り?トーストの半分のサイズのモノと、同じお皿にポテトとコーンが乗っているモノです。お試しをw
ーーいやぁ、さっすがにネットカフェじゃ充分には寝れないなぁ・・・今日は、渋谷達と11時からウチで、各自で材料を持ち寄ってカクテルパーティーをやる予定だったな・・・11時まではまだ、時間あるしな・・・ちょっと仮眠するかぁ・・・
「グレイコフ・・・・ちょっと、仮眠を・・・・って、もう寝てるわ・・・」
ネロが、グレイコフに声をかけようとすると、グレイコフは、床で大の字になってサングラスをしたまま爆睡していた。
ーーさて、俺も寝るか・・・・
「あ、・・・・あぁぁぁぁやっべーー!」
ネロは、カナリ爆睡してしまった。目覚まし時計をかけていなかった。
時計をみると、10時50分。そして、ネロの家が住宅街である為、少し離れた交差点で実尋達と11時に待ち合わせをしていた。
ネロの格好は、学生服の上着を脱いだワイシャツの状態で、髪も大分ボサボサである。
さすがに、このままではみんなに会えない・・・・
ネロは、急いで身支度を整えたが、家を出発する時点で11時を過ぎていた。
完全に遅刻である。
待ち合わせの場所に行くと実尋が、手招きをしていた。
待ち合わせの場所には、実尋、恋華、イ・ヤムチャがスタンバっている。
笑顔で「こっち☆こっち☆」とウェルカムの姿勢で待つ実尋。
スーツ姿で、ポケットに手を突っ込み壁の寄り掛かる姿勢で‘待ちくたびれたぜ‘と言わんばかりの目を閉じて軽く笑っているイ・ヤムチャ。
‘ぶす‘っとした顔で‘遅い・・・‘と言いそうな顔で睨みを効かせる恋華。
表情は様々だが、やはり性格が出るもんだ。会えたことを喜ぶ、温和な実尋。遅刻は目で処刑、短気な恋華・・・この二人は雲泥の差。
「新宿クーン☆こっちこっちーー☆・・・おっはよう☆」
実尋は、黒いシャツの上からピンク色薄手の上着を羽織っており、金髪と薄手の上着を春風に靡くと、まるで菜の花と桜の花びらのを思わせる・・・ネロは、実尋を姿を見ると一瞬だけ自分が遅刻した状況を忘れてしまう程・・・華やかなモノとして映った。
「あぁ・・・ワリィ、ワリィ・・・・寝過ごした。」
ネロは、頭をかきながら小走りした。
「どーした?夜更かしか?まぁいい☆」
軽く目を閉じたまま笑う、イ・ヤムチャ。
「あぁ・・・深夜までネカフェで・・・・ゲームしちまった・・・」
ネロは、遅刻を待たせてしまったみんなに謝罪した。
「生意気に遅刻してんじゃないわよ・・・・これは、バツとして自腹で全員分のアンパンをご馳走するしかないわね・・・」
恋華は、仏頂面でネロに言った。
「悪かった・・・俺がみんなにアンパンを・・・って、なんでアンパンなんだよ!っていうか恋華は俺んちの場所知ってるんだから、案内役くらい買って出てもいいだろ?」
ネロは、謝罪しようとしたが・・・よくよく考えると恋華は、自分の隣の家に住んでるので「LINE」で一言連絡してから案内役は出来た。自身がアンパンが食べたいが為に、どさくさ紛れでアンパンを買わせようとしたので、ホントに買わされる前にツッコミを入れた。前日秋葉原で多少出費しているので、必要以上の出費は抑えたい。
「・・・・勝手に追加ルール作るんじゃないわよ!さぁ、アンパンは後で良いから案内しなさい☆ほら、旗でも持って観光案内のガイドさんでしょ?グレイコフみたいに、私達も案内しなさい☆」
恋華は、アンパンの件はネロに買わせる前提で話を進めた。
「あぁ、ちょっと待って・・・後、1名来るんだわ・・・・もうちょい、待ってね☆」
実尋は、ネロに呼びかけた。
「・・・・?あと、1名・・・・あ・・・!」
ネロは、誰だろう?と思ったその時、手を振りながら大崎秀がやってきた。
「え/////。お、大崎くん・・・//////」
先程まで、仏頂面でネロに不満を言い続けていた恋華の顔が真っ赤になった。
態度変わりすぎだろ・・・とネロは目を細めて恋華を見た。
「やあ・・・遅れてスマン☆渋谷ぁ~頼まれたモノを買ってきたぞぉ☆」
秀は、ビニール袋から赤いタバスコの様な液体が入った瓶を出し高らかに掲げた。ビンのパッケージにはドクロのマークが描かれており、大変危険なモノである可能性がある。
「やだ・・・どうしよう/////大崎くんが来ているのに、みんな私服がオシャレなのに・・・ワタシだけ、真っ黒なジャージ・・・・」
恋華は、秀を意識して一人でモジモジしている。ネロは、チラッと見て鼻で笑う。
「あれ・・・もしかして、デス☆ソースじゃねぇか?」
イ・ヤムチャは秀の持っている謎のビンの正体に気づいた。
「デ・・・・デスソース・・・・渋谷、そ・・・それって、今日使う・・・・?」
ネロは、‘嫌な予感がする・・・‘と言わんばかりに顔を引きつらせて言った。
「ピンポンピンポン☆大正解!!本日のカクテルパーティーで使う、ワタシのオリジナル必殺ドリンクです!」
実尋は、両手を掲げて明るく言い放った。
実尋から回答を聴くと、ネロ、イ・ヤムチャ、恋華の3人は・・・一気に背中に暗い影を落とし暗転した。
3人は、一瞬にして・・・終った・・・と心の中で叫んだ。
ーー!!いや、待てよ・・・・
ある事を察したネロと恋華は、お互いに顔を合わせた。
恋華は、ネロの意を察して頷く。ネロと恋華はニヤっと笑った。
「渋谷~・・・ルールを忘れた分けじゃないよなーー?カクテルパーティーのルールは、各自オリジナルドリンクを作る訳だが、ジャンケンで勝った勝者から好きなドリンクを選択し、飲む事が出来る・・・しかし、ジャンケンで最後まで負け続けた敗者にはドリンクの選択権は無い・・・」
ネロは、ニヤリと笑い実尋に近づく。
「つまり、・・・・その必殺ドリンクは、みひろん自身が飲んで昇天する可能性もあるのよ~。デス☆ソースは、前回のタバスコたっぷりのピンクジュースの比じゃないわよ~」
恋華も、ニヤニヤ笑い実尋に近づく。
ネロ、恋華ともに、ゲス顔といえる程、顔に影をつけている。
「ふ・・・愚問!ワタシの味覚と胃袋の耐久値を甘く見るんじゃないよ!自分が飲む可能性は百も承知!兄弟!!ヘイパス☆」
実尋は、秀に手を差し出した。
「受け取れ☆兄弟!!真の力を解放するんだぁぁ☆」
秀は、ノリノリで実尋へ買ってきたデス☆ソースをパスした。
「あーーー!!ついに、ミヒロさんに・・・デス☆ソースが渡ってしまったぁ!」
イ・ヤムチャは、大きな声でリアクションした。
「要は、自身が飲めれば良いのさ・・・・見せてやるぜ!」
実尋は、ゼロのダイエットコカコーラを自身の持っているビニール袋から出して、3分の1程、その場に捨てて、その中にデス☆ソースをたっぷり流し込んだ。比率的には、デス☆ソース1対、ダイエットコカコーラ2である。これが、実尋流の必殺ドリンクである。しかし、実尋自身も・・・デス☆ソースを手にした事は無いので、試飲も初めてである。
「みひろん!!ちょっと・・・流石に無理よぉぉ・・・・」
「止めるなよ!止めてくれるなよマイハニー!!!」
恋華の制止も聞かずに、実尋はデス☆ソース入りのお手製、必殺ドリンクを一気飲みした。
「ふ・・・どうよ☆美味しくいただきまし・・・・」
「・・・・!!!・・・・ぅ・・・・」
実尋は、両手でお腹を抑えた。先程までの明るい表情とは打って変わり、苦痛に満ちていた。
「ミヒロさん!!お・・・おい・・・・ちょっと、マジでやばいんじゃないか?」
イ・ヤムチャは実尋の傍に駆け寄った。
「みひろん・・・・!ちょっと誰か、お水とか持ってないの??」
「渋谷・・・・おい・・・大丈夫か?イカン、デス☆ソース刺激が強すぎたんだ・・・・」
恋華と秀も実尋の傍によった。
「俺んち、ここから近いからみんなで担いで一気に運ぼう!」
ネロが実尋の後ろに密着して、実尋の右腕と右肩を持ち、イ・ヤムチャは左腕と左肩を持った。
秀は、真ん中から実尋の腰を抱え、恋華は両足を持ち4人で同時に持ち上げた。
実尋の体重は決して重くは無い為、一人でおぶり運ぶことも可能だが、4人で体重を分散してその分早く走る事を選んだ。
「・・・・ゆ、揺れる・・・・(白目)」
4人は、カナリ早い速度で走ったが、その分実尋の身体は大きく揺さぶられた。
ネロの自宅につくと、4人は実尋を抱えた状態で、オートロック式の自動ドアの前で止まった。
「ネロ。俺がオマエの分も抱えるから、玄関の自動ドアを開けてくれ・・・」
「あぁ・・・解った。」
ネロは、ポケットから鍵をを出して自動ドアを開けに行くと・・・・
「わっはっは・・・全然元気☆運んでくれて、ありがとーー。思った以上に揺れたねーー江戸時代の籠体験ってこんなもんだったのかな~☆」
実尋は、明るい笑顔で飛び起きた。
「!!ミヒロさん・・・・よかったぁぁ」
「おぉ☆さっすが渋谷・・・もぉ持ち直したのか!」
イ・ヤムチャ、秀も安堵して実尋へ話しかけた。
「当然さ☆この激辛大好き!ラーメン大好きの渋谷実尋~・・・・ワタシにとっちゃ~デス☆ソース入りのドリンクなんざ朝飯前よ~☆・・・という事で、この激辛必殺ドリンクは、本日のカクテルパーティーに採用決定ね☆みんな~心配してくれてありが・・・・・・・」
「いや・・・察すがに、デス☆ソースは・・・・って!オイ・・・」
ネロも安堵して実尋の方を向くと、実尋は前傾姿勢でみんなにお辞儀をするように頭を下げると・・・・
「☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆っ・・・・・・・・」
「吐くなーーーー!!」
こうして、グレイコフを送迎会として行われるカクテルパーティーの際に使われるハズだった「デス☆ソース」は完全に封印された。
後半へつづく
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