私が現在飲んでる薬は、PPI(胃酸を抑える胃薬)と
機能性ディスペプシア(胃カメラをしても器質的病変がなく胃の不調がある)の薬アコファイドであって
ベンゾジアゼピン(抗不安薬)ではない。
が、しかしアコファイドの研究論文の中で、
GABA受容体に作用していると結論づけているのを
発見したとき、なるほどだから飲み忘れた時に
ベンゾ離脱症状と同じ症状が出るのだなと
妙に納得したのを覚えている。
脳に作用しているのだ。
だからベンゾ減薬中に避けるべき薬はベンゾ服薬してなくても私にとっても避けるべき薬である。
《他に私みたいな人はいくら探してもいないので、ベンゾ減薬者、断薬者さまのブログを読み漁り、参考、励みにさせて頂いています。この場をお借りして深く御礼申し上げます》
タイトル、ベンゾ減薬中避けるべき薬①として
まずPPIについて
『ベンゾ系睡眠薬・抗不安薬からの安全な離脱方法』ベンゾジアピン情報センター著
から引用しながら確認していきたいと思います。
PPIはよく週刊誌などで医者が絶対飲まない薬として
出てくる。認知症になるとか.....
すでに少し認知症気味ではあるが
胃酸が出ないので栄養吸収が出来ないとか。
アコファイドを減薬する前に
PPIをやめようと思った。
もう胃の調子はいい。一生飲みたくはない。
けれどもPPIも断薬には困難を極め再服薬してしまう人が多い。いきなり断薬するから胃酸がいっきに出て
また胃の不調が出てくる。
その問題はあるにしても、
PPIを減薬しても離脱症状はおこらないはずだ。
2ヶ月で4分の1づつを減らしていった。
なのに頭痛、めまい、吐き気などが出てくる。
なぜ???
その答えを『ベンゾ系睡眠薬・抗不安薬からの安全な離脱方法』ベンゾジアピン情報センター著
に見つけた。
以下引用
プロトポンプ阻害薬(PPI)とは、胃酸の分泌を抑えることで胃酸逆流や胃潰瘍に対し使われる薬です。
PPIにはオメプラゾール(商品名オメプラゾール、オメプラゾン)、エソメプラゾール(商品名ネキシウム)、ランソプラゾール(商品名タケプロン)があります。
プロトポンプ阻害薬(PPI)は、体がそれを代謝する際にベンゾジアゼピンを代謝するのと同じ酵素を使います。CYP2C19という酵素です。限られたひとつの酵素で両剤とも代謝しなければならず、結果としてベンゾジアゼピンの血中濃度が上がります。つまり大幅な増薬と同じ状態になってしまいます。
ノースカロライナ州の退職女性が、クロナゼパム(商品名リボトリール・ランドセン)を服用中にもかかわらず主治医からオメプラゾールを処方され、クロナゼパムを増量したかのように過鎮静で動けなくなった
ことを報告しています。(クロナゼパムの夜間服用をスキップしその3日後にオメプラゾールを中止したことで戻せたようです)。
2001年の研究では、プロトポンプ阻害薬(PPI)は
さまざまなメカニズムを通じて他剤と相互作用する可能性が高く、臨床上もっとも注意すべきはオメプラゾールによるベンゾジアゼピン代謝低下であると述べられています。
ただし、クリスティー・ハーフ医師は自身の3年2ヶ月にわたる減薬機関中、プロトポンプ阻害薬(PPI)の中でも相互作用が最も低いパントプラゾールを服用し、胃酸逆流と吐き気という離脱症状を回避しQOL改善に役立てています。
引用おわり
私はすでにPPIを服用していたので
PPIを減薬することで代謝増加しアコファイドの減薬になっていたのだと推察するのです。結果おこる離脱症状で、微量減薬に切り替えたのでありました
逆にベンゾ服用中にPPIを飲み始めると代謝低下により血中濃度あがり過鎮静となります。
ベンゾでなくても代謝酵素の関係でこのような症状がおこる可能性はあると思います。
つくづく併用薬には気をつけなければなりませんね
ちなみに相互作用が最も低いPPIパントプラザールは日本での販売はありませんでした
離脱症状として胃腸の不調が出てくる方も多いのではないかと思います。
PPIにはくれぐれもお気をつけください