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ゴルフルールブック/スマホ(スマートフォン)携帯版

スマートフォン(スマホ)携帯用ゴルフルールブック

第2章 用語の定義
 
 用語の定義をここではアルファベット順に並べて載せている。規則条文中では、この「用語の定義」に載っている語はゴシック体となっている。

1 異常なグラウンド状態(Abnormal Ground Conditions)
 「異常なグラウンド状態」とは(a)カジュアルウォーターや(b)修理地、(c)穴掘り動物、爬虫類・鳥類が作ったコース上の穴・吐き出したり掻き出した土・通り道をいう。

2 球にアドレス(Addressing the Ball)
 プレーヤーはスタンスをとっていたかどうかにかかわらず、球の直前、または直後の地面にクラブを置いた時にそのプレーヤーは「球にアドレス」したことになる。

3 アドバイス(Advice)
 「アドバイス」とは、プレーヤーの(a)プレー上の決断や、(b)クラブの選択、(c)ストロークの方法に影響を与えるような助言や示唆をいう。

 規則や、距離、周知のこと(例えばハザードの位置や、パッティンググリーン上の旗竿の位置など)についての情報は、アドバイスではない。

4 動いたとみなされる球(Ball Deemed to Move)
 「球が動く、球が動かされる」(定義35)参照

5 ホールに入った球(Ball Holed)
 「ホールに入る」(定義27)参照

6 球の紛失(Ball Lost)
 「紛失球」(定義33)参照

7 インプレーの球(Ball in Play)
 球はプレーヤーがティーインググラウンドでストロークを行った時にすぐに「インプレー」の球となり、その球はホールに入れられるまでインプレーの状態を続ける。ただし、次の場合を除く。

(a)球を紛失した場合
(b)球がアウトオブバウンズであった場合
(c)球が拾い上げられた場合
(d)球の取り替えが許されているかどうかにかかわらず、別の球に取り替えられた場合。この場合には、取り替えられた球がインプレーの球となる。

 1ホールのスタートの時に、ティーインググラウンドの区域外から球がプレーされた場合(または、ティーインググラウンドの区域外からプレーしたことの誤りを訂正しようとしていてまたティーインググラウンドの区域外から球がプレーされた場合)には、その球はインプレーではなく規則11-4または規則11-5が適用となる。

それ以外の時は、インプレーの球には、プレーヤーが次のストロークをティーインググラウンドからプレーすることにした場合(または規則によりそうすることを必要とする場合)にティーインググラウンドの区域外からプレーした球を含む。

マッチプレーでの例外:インプレーの球には、1ホールのスタートの時に、プレーヤーがティーインググラウンドの区域外から球をプレーしたものの、相手が規則11-4aに従ってそのストロークを取り消すよう要求しなかった場合、ティーインググラウンドの区域外からプレーされた球を含む。

8 ベストボール(Best Ball)
 「マッチプレーの形式」(定義20)参照

9 バンカー(Bunker)
 「バンカー」はハザードの一つで、地面から芝や土を取り払い、代わりに砂などを入れて作られた区域をいい、凹みになっている場合が多い。

 積み芝の面(草で被われているか土であるかどうかにかかわらず)も含め、バンカーのふちやバンカーの中の草で被われている場所は、バンカーの一部ではない。

一方、草に被われていないバンカーの壁やへりは、バンカーの一部である。

 バンカーの限界は垂直に下方に及ぶが上方には及ばない。

球がバンカー内にあるか一部でもバンカーに触れているときは、その球はバンカー内にある球である。

10 穴掘り動物(Burrowing Animal)
 「穴掘り動物」とは自分の住みかや隠れ場用に穴を作る動物(ミミズ、虫類その他類似のものを除く)、例えば兎やもぐら・もぐらねずみ・地りす・さんしょううおなどをいう。

注:穴掘り動物ではない動物、例えば犬によって作られた穴は、修理地としての標示、あるいは宣言がされていなければ、異常なグラウンド状態ではない。

11 キャディー(Caddie)
 「キャディー」とは規則にしたがってプレーヤーを助ける人をいい、「助ける」にはプレー中にプレーヤーのクラブを運んだりクラブを扱ったりすることを含む。

 1人のキャディーが複数のプレーヤーによって雇われている場合、そのキャディーを共用しているプレーヤーの球(またはそのプレーヤーのパートナーの球)が関連しているときは常にそのプレーヤーのキャディーとみなされ、そのキャディーの持ち運んでいる携帯品はすべてそのプレーヤーの携帯品とみなされる。

ただし、そのキャディーがそのキャディーを共用している他のプレーヤー(または他のプレーヤーのパートナー)の特定の指示にしたがって行動していたときは、例外として、指示を与えたプレーヤーのキャディーとして扱われる。

12 カジュアルウォーター(Casual Water)
 「カジュアルウォーター」とはウォーターハザード以外のコース上で、プレーヤーがスタンスをとる前やスタンスをとったあとに見える一時的な水溜りをいう。

 雪と自然の氷(霜を除く)は、プレーヤーの選択でカジュアルウォーターかルースインペディメントとして扱うことができる。

 人造の氷は障害物である。

 露と霜はカジュアルウォーターではない。

 球がカジュアルウォーター内にあるか一部でもカジュアルウォーターに触れているときは、その球はカジュアルウォーターの中にある球である。

13 委員会(Committee)
 「委員会」とは競技を管理する委員会をいい、競技に関する問題でない場合にはコースを管理する委員会をいう。

14 競技者(Competitor)
 「競技者」とはストローク競技のプレーヤーをいい、「同伴競技者」とは競技者が一緒にプレーする人をいう。どちらも互いのパートナーではない。

 フォアサムとフォアボールのストロークプレー競技では、文意上許されれば、「競技者」や「同伴競技者」という語の中にそのパートナーを含む。

15 コース(Course)
 「コース」とは委員会が定めた境界の内側全域をいう(規則33-2参照)。

16 携帯品(Equipment)
 「携帯品」とはプレーヤーによって(またはプレーヤーのために)使われたり、身につけられたり持ち運ばれているすべての物、あるいはパートナーや、プレーヤー及びパートナーのキャディーがプレーヤーのために持ち運んでいるすべての物をいう。

ただし、次の物は除く。

(a)プレー中のホールでプレーしている球
(b)球の位置や球をドロップする場所の範囲をマークするために使用中のコインやティーなど小さな物
 携帯品には、(動力付きであるかどうかにかかわらず)ゴルフカートを含む。

注1:プレー中のホールでプレーされている球であっても、拾い上げられていてまだインプレーに戻されていないときは、その球は携帯品である。

注2:ゴルフカートが複数のプレーヤーによって共用されている場合、そのカートとそれに載っているすべてのものはそのカートを共用しているプレーヤーのうちの1人の携帯品とみなされる。ゴルフカートを共用しているプレーヤーの1人(あるいは共用しているプレーヤーの1人のパートナー)によってカートが動かされているときは、そのカートとそれに載っているすべてのものはそのプレーヤーの携帯品とみなされる。

それ以外の場合、カートとそれに載っているすべてのものは、カートを共用しているプレーヤーの球(またはそのプレーヤーのパートナーの球)が関連しているときはそのプレーヤーの携帯品とみなされる。

17 同伴競技者(Fellow-Competitor)
 「競技者」(定義14)参照

18 旗 竿(Flagstick)
 「旗竿」とは、ホールの位置を示すためにホールの中心に立てられた動かせる垂直の標識をいい、旗などがそれに取り付けられているかどうかは問わない。旗竿の断面は円形でなければならない。

なお、球の動きに不当に影響を与える可能性のある詰め物や衝撃吸収素材の使用は禁止される。

19 フォアキャディー(Forecaddie)
 「フォアキャディー」とは球の位置をプレーヤーたちに示させるために、プレーの行われている間、委員会によって配置された人であって、フォアキャディーは局外者である。

20 マッチプレーの形式(Forms of Match Play)

シングル:1人対1人で競うマッチをいう。

スリーサム:1人対2人で競うマッチをいう。両サイドともそれぞれ1つの球をプレーする。

フォアサム:2人対2人で競うマッチをいう。両サイドともそれぞれ1つの球をプレーする。

スリーボール:3人が互いに対抗し、それぞれ自分の球をプレーするマッチプレー競技をいう。
各プレーヤーは2つの別のマッチを同時に行うことになる。

ベストボール:1人対2人のうちの良い方のスコア(または3人のうちの最も良いスコア)で競うマッチをいう。

フォアボール:2人のうちの良い方のスコア対他の2人のうちの良い方のスコアで競うマッチをいう。

21 ストロークプレーの形式(Forms of Stroke Play)
個人競技:各競技者が個々にプレーする競技をいう。

フォアサム:2人の競技者がパートナーとして1つの球をプレーする競技をいう。

フォアボール:2人の競技者がパートナーとしてそれぞれ自分の球をプレーする。パートナーのうちの少ないスコアがそのホールのスコアとなる。
パートナーのうちの1人がホールを終了しなくても罰はない。

注:ボギー、パー競技およびステーブルフォード競技については規則32-1参照。

22 フォアボール(Four-Ball)
 「マッチプレーの形式」(定義20)及び「ストロークプレーの形式」(定義21)参照

23 フォアサム(Foursome)
 「マッチプレーの形式」(定義20)及び「ストロークプレーの形式」(定義21)参照

24 修理地(Ground Under Repair)
 「修理地」とは、コース内の次の場所をいう。

●委員会の指示により修理地の標示がしてある場所
●委員会から権限を与えられている人によって修理地と宣言された場所
 修理地内のすべての地面と、草やかん木、樹木その他の生長物は修理地の一部である。
 修理地の標示をしていない場合でも、次のものは修理地に含まれる。
●他に移す目的で積み上げてある物
●グリーンキーパーが作った穴
 他に移すつもりもなく置きざりにされてコース内にそのまま取り残されている刈り芝(草)などは、修理地としての標示がなければ修理地ではない。
 
 修理地の限界が杭によって定められている場合、その杭は修理地内となり、修理地の限界は最も近い杭の外側の地表レベルの点によって決められる。

 修理地を示すために杭と線の両方が使われる場合、杭は修理地であることを示し、線は修理地の限界を定める。修理地の限界が地面上の線で定められている場合、線自体は修理地内となる。修理地の限界は垂直に下方に及ぶが上方には及ばない。

 球が修理地内にあるか一部でも修理地に触れているときは、その球は修理地内にある球である。

 修理地の限界を定めるため、あるいは修理地であることを示すために使用される杭は障害物である。

注:委員会はローカルルールを作って、次の場所からのプレーを禁止することができる。

●修理地
●修理地として標示されている準環境保護区域
25 ハザード(Hazards)
 「ハザード」とはバンカーとウォーターハザードをいう。

26 ホール(Hole)
 「ホール」の直径は4.25インチ(108ミリメートル)、深さは少なくとも4.0インチ(101.6ミリメートル)以上でなければならない。
円筒をはめ込む場合、円筒は土質の関係上そうすることが無理でなければ、少なくとも1.0インチ(25.4ミリメートル)以上パッティンググリーン面よりも下に沈められなければならない。なお、円筒の外径は4.25インチ(108ミリメートル)以下でなければならない。

27 ホールに入る(Holed)
 球がホール内に止まり、球全体がホールのふちよりも下にあるとき、その球は「ホールに入った」という。

28 オナー(Honour)
 ティーインググラウンドから最初にプレーするべきプレーヤーは、「オナー」と言われる。

29 ラテラル・ウォーターハザード(Lateral Water Hazard)
 「ラテラル・ウォーターハザード」とは、規則26-1bに従ってそのウォーターハザードの後ろ側に球をドロップすることが地形的にみて不可能な位置にあるか、または委員会によって無理とみなされた位置にあるウォーターハザードまたはその一部をいう。

ラテラル・ウォーターハザードの限界内の全ての地面と水はそのラテラル・ウォーターハザードの一部である。

 ラテラル・ウォーターハザードの限界が杭によって定められている場合、その杭はそのラテラル・ウォーターハザード内であり、そのハザードの限界は最も近い杭の外側の地表レベルの点によって決められる。

 ラテラル・ウォーターハザードを示すために杭と線の両方が使われる場合、杭はそのハザードがラテラル・ウォーターハザードであることを示し、線はそのハザードの限界を定める。

ハザードの限界が地面上の線で定められている場合、線自体はラテラル・ウォーターハザード内となる。ラテラル・ウォーターハザードの限界は垂直に上下に及ぶ。

 球がラテラル・ウォーターハザード内にあるか、一部でもそのラテラル・ウォーターハザードに触れているときは、その球はラテラル・ウォーターハザード内にある球である。

 ラテラル・ウォーターハザードの限界を定めるため、あるいはラテラル・ウォーターハザードであることを示すために使用される杭は障害物である。

注1:ラテラル・ウォーターハザードとしてプレーされるウォーターハザードの一部は区別して標示されなければならない。ラテラル・ウォーターハザードの限界を定めるため、あるいはラテラル・ウォーターハザードであることを示すために使用される杭や線は、赤色でなければならない。

注2:委員会はローカルルールを作って、ラテラル・ウォーターハザードとして定められている準環境保護区域からのプレーを禁止することができる。

注3:委員会はラテラル・ウォーターハザードをウォーターハザードとして定めることができる。

30 プレーの線(Line of Play)
 「プレーの線」とはプレーヤーが球をストロークしたあとその球にとらせたい方向をいい、その意図する方向の両側に若干の合理的な幅を持つ。

 プレーの線は地面から垂直に上方に及ぶが、ホールを越えてその先には及ばない。

31 パットの線(Line of Putt)
 「パットの線」とはプレーヤーがパッティンググリーン上で球をストロークをしたあとその球にとらせたい線をいう。規則16-1eの場合を除き、パットの線はプレーヤーの意図する線の両側に若干の合理的な幅を持つ。
 パットの線はホールを越えてその先には及ばない。

32 ルースインペディメント(Loose Impediments)
 「ルースインペディメント」とは自然物であり、次のものを含む。

●石、木の葉、木の枝など
●動物の糞
●ミミズ、虫類、その他類似のものおよびその放出物や堆積物
ただし、前記のものであっても次のものは除く。
●固定されているもの、生長しているもの
●地面に固くくい込んでいるもの
●球に付着しているもの
 砂とバラバラの土は、パッティンググリーン上にある場合はルースインペディメントであるが、それ以外の場所ではルースインペディメントではない。

 雪と自然の氷(霜を除く)は、プレーヤーの選択でカジュアルウォーターかルースインペディメントとして処置することができる。

 露と霜はルースインペディメントではない。

33 紛失球(Lost Ball)
 次のどれかに当たる場合、球は「紛失」したものとみなされる。

a.プレーヤーのサイドやそのキャディーが球を探し始めてから5分間以内に、球が見つからないか、またはプレーヤーが自分の球であると確認できないとき。

b.初めの球(オリジナルボール)があると思われた場所か、その場所よりもホールに近い地点からプレーヤーが暫定球をストロークしたとき(規則27-2b参照)。

c.プレーヤーが規則26-1a、規則27-1、 あるいは規則28aに基づいてストロークと距離の罰のもとに別の球をインプレーにしたとき。

d.見つかっていない球が局外者によって動かされていたこと(規則18-1参照)、あるいは障害物の中(規則24-3参照)、異常なグラウンド状態(規則25-1c参照)、ウォーターハザード内(規則26-1bまたは26-1c参照)にあることが分かっているか、ほぼ確実であるという理由からプレーヤーが別の球をインプレーにしたとき。

e.プレーヤーが取り替えられた球をストロークしたとき。
 誤球のプレーに使われた時間は球を探すために許される5分間には入れない。

34 マーカー(Marker)
 「マーカー」とはストロークプレーで競技者のスコアを記録するよう委員会によって指名された人をいい、マーカーには同伴競技者がなることもできる。マーカーはレフェリーではない。

35 球が動く、球が動かされる(Move or Moved)
 球が止まっている位置を離れ他の場所に行って止まったとき、その球は「動いた」ものとみなされる。

36 救済のニヤレストポイント(Nearest Point of Relief)
 「救済のニヤレストポイント」とは、動かせない障害物(規則24-2)、異常なグラウンド状態(規則25-1)、あるいは目的外のパッティンググリーン(規則25-3)による障害から罰なしに救済を受ける場合の基点となる点をいう。

 救済のニヤレストポイントは、次の条件を満たす所で球の止まっている箇所に最も近いコース上の1点である。

(i)ホールに近づかず、しかも
(ii)そこに球を置けば、ストロークをする時に救済を受けようとしている状態による障害がなくなる所。この場合のストロークとは、プレーヤーがもしその状態がなかったら初めの球の位置でストロークしていたはずのストロークのことをいう。

注:救済のニヤレストポイントを正確に決めるためには、次のストロークのためにアドレスポジションやプレーの方向やスイングをいろいろと試みる際、救済を求めているその物や状態がそこになかったら使っていたはずのクラブを、プレーヤーは使うべきである。

37 オブザーバー(Observer)
 「オブザーバー」とは、事実問題の判定についてレフェリーを補佐するとともに、規則違反があればそれをレフェリーに報告するよう委員会によって任命された人をいう。

オブザーバーは(a)旗竿に付き添ったり、(b)ホールの近くに立ったりホールの位置を示したり、(c)球を拾い上げたり球の位置をマークしたりするべきではない。

38 障害物(Obstructions)
 「障害物」とは人工の物をいい、道路・通路の人工の表面と側面、および人造の氷を含む。ただし、次のものは除く。

a.アウトオブバウンズの境界を定めるもの。例えば、壁や垣・杭・柵など
b.動かせない人工の物で、アウトオブバウンズにあるすべての部分
c.委員会によりコースと不可分の部分に指定されているすべての構築物
 障害物を(a)特別な労力を要せずに、(b)不当にプレーを遅らせることなく、しかも(c)物を壊したりするようなこともなく動かすことができる場合は、その障害物は動かせる障害物である。それ以外の場合は、その障害物は動かせない障害物である。

注:委員会はローカルルールを作って、動かせる障害物であっても動かせない障害物に指定することができる。

39 相手(Opponent)
 「相手」とは、マッチプレーでプレーヤーのサイドと対戦しているサイドのメンバーである。
40 アウトオブバウンズ(Out of Bounds)
 「アウトオブバウンズ」とは(a)コースの境界の外側や、(b)委員会によってアウトオブバウンズと標示されたコース内のすべての区域をいう。

 アウトオブバウンズが(a)杭や柵によって定められている場合または(b)杭や柵の外側と決められている場合、アウトオブバウンズの線は最も近い杭や柵柱(支柱を除く)の内側の地表レベルの点によって決められる。

 アウトオブバウンズを示すために杭と線の両方が使われている場合、杭はアウトオブバウンズであることを示し、線はアウトオブバウンズを定める。

 アウトオブバウンズが地上の線によって定められている場合、その線自体はアウトオブバウンズである。アウトオブバウンズの線は垂直に上下に及ぶ。

 球全体がアウトオブバウンズにある場合、その球はアウトオブバウンズである。

プレーヤーはインバウンズにある球をプレーするためにアウトオブバウンズに立つことができる。

 アウトオブバウンズを定める物、例えば、壁や柵・垣・レールなどは、障害物ではなく、固定物とみなされる。

 アウトオブバウンズであることを示している杭は障害物ではなく、固定物とみなされる。

注1:アウトオブバウンズを定める杭または線は白とすべきである。

注2:委員会はアウトオブバウンズであることを示している杭(アウトオブバウンズを定める杭を除く)を障害物と宣言するローカルルールを制定することができる。

41 局外者(Outside Agency)

 マッチプレーでは、「局外者」とは、プレーヤーサイドあるいは相手サイド、いずれのサイドのキャディー、プレーしているホールでいずれのサイドによってプレーされている球、あるいはいずれのサイドの携帯品以外のものをいう。

 ストロークプレーでは、「局外者」とは、競技者サイド、そのサイドのキャディー、プレーしているホールでそのサイドによってプレーされている球、あるいはそのサイドの携帯品以外のものをいう。

 局外者にはレフェリーやマーカー、オブザーバー、フォアキャディーを含む。

 風や水はどちらも局外者ではない。

42 パートナー(Partner)
 「パートナー」とは同じサイドの味方のプレーヤーをいう。

 スリーサムやフォアサム・ベストボール・フォアボールのプレーでは、文意上許されれば、プレーヤーという語の中にそのパートナーを含む。

43 罰 打(Penalty Stroke)
 「罰打」とは規則に基づいてプレーヤーまたはプレーヤーサイドのスコアに加えられるストローク数をいう。スリーサムやフォアサムでは、罰打はプレーの順番に影響しない。

44 暫定球(Provisional Ball)
 「暫定球」とは球がウォーターハザードの外で紛失したかも知れない場合や、アウトオブバウンズであるかも知れない場合に規則27-2に基づいて、プレーされる球をいう。

45 パッティンググリーン(Putting Green)
 「パッティンググリーン」は次の場所をいう。

●プレー中のホールの、パッティングのために特別に作られた場所
●委員会によってパッティンググリーンと決められた場所
 球が一部でもパッティンググリーンに触れているときは、その球はパッティンググリーン上にある球である。

46 R&A
 「アールアンドエイ」は「アールアンドエイ・ルールズ・リミテッド(R&A Rules Limited)」の略である。

47 レフェリー(Referee)
 「レフェリー」とは事実問題を判定し規則を適用するために委員会によって任命された人をいう。レフェリーは自分で直接目にしたり報告を受けたものも含めすべての規則違反について対応しなければならない。

 レフェリーは旗竿に付き添ったり、ホールの近くに立ったりホールの位置を示したり、球を拾い上げたり球の位置をマークしたりするべきではない。

マッチプレーについての例外:レフェリーがマッチの始めから終わりまでプレーヤーに同行するように任命されたときを除き、レフェリーは規則1-3、規則6-7、 規則33-7に関連する場合でなければマッチに介入する権限を持たない。

48 ラブオブザグリーン(Rub of the Green)
 「ラブオブザグリーン」とは動いている球が局外者により偶然に方向を変えられたり止められた場合をいう(規則19-1参照)。

49 規 則(Rule or Rules)
 「規則」という語の中には次のものを含む。

a.ゴルフ規則と、「ゴルフ規則裁定集」の中で示されている規則の解釈

b.規則33-1と付属規則Ⅰに基づいて、委員会によって定められた競技の条件

c.規則33-8aと付属規則Ⅰに基づいて、委員会によって定められたローカルルール

d.(i)付属規則Ⅱと付属規則Ⅲに規定されているクラブと球の仕様及び「クラブと球についての規則ガイド」に示されているそれらの解釈
(ii)付属規則Ⅳの機器と他の携帯品の仕様

50 サイド(Side)
 サイドとは1人のプレーヤー、または互いにパートナーである複数のプレーヤーをいう。

マッチプレーでは、相手サイドの各メンバーが相手となる。

ストロークプレーでは、すべてのサイドのメンバーが競技者であり、一緒にプレーしている異なったサイドのメンバーは同伴競技者である。

51 シングル(Single)
 「マッチプレーの形式」(定義20)及び「ストロークプレーの形式」(定義21)を参照
52 スタンス(Stance)
 プレーヤーがストロークのために(またはストロークをしようとして)足の位置を決めた時に、プレーヤーは「スタンス」をとったことになる。

53 正規のラウンド(Stipulated Round)
 「正規のラウンド」は、委員会が別に承認した場合を除き、コース内の複数ホールを正しい順番でプレーすることから成る。正規の1ラウンドのホール数は18である。

ただし、委員会によって例外的に18より少ないホール数が承認された場合を除く。

マッチプレーでの正規のラウンドの延長については、規則2-3を参照。

54 ストローク(Stroke)
 「ストローク」とは球を打って動かすという意思を持って行われたクラブの前方への動きをいうが、クラブヘッドが球に届く前にプレーヤーがダウンスイングを自分の意思で途中で止めたときは、プレーヤーはストロークを行ったことにはならない。

55 取り替えられた球(Substituted Ball)
 「取り替えられた球」とは、次の球に替えてインプレーにされた球をいう。

●インプレーの初めの球
●紛失球となった初めの球
●アウトオブバウンズであった初めの球
●拾い上げられていた初めの球

56 ティーインググラウンド(Teeing Ground)
 「ティーインググラウンド」とはプレーしようとするホールのスタート場所をいう。

ティーインググラウンドは奥行き2クラブレングスの長方形の区域で、その前方と横の辺は2つのティーマーカーの外側の先端を結んだ線をもって決める。

 球全体がこの区域の外にある場合、その球はティーインググラウンドの区域外にある球である。

57 スリーボール(Three-Ball)
 「マッチプレーの形式」(定義20)参照

58 スリーサム(Threesome)
 「マッチプレーの形式」(定義20)参照

59 スルーザグリーン(Through the Green)
 「スルーザグリーン」とは次のものを除いたコース内のすべての場所をいう。

a.プレー中のホールのティーインググラウンドとパッティンググリーン
b.コース内のすべてのハザード

60 ウォーターハザード(Water Hazard)
 「ウォーターハザード」とはコース内の海や湖・池・川・溝・排水路その他の開きょ(水があるかどうかは関係ない)、およびこれらと同様のものをいう。

 ウォーターハザードの限界内の全ての地面や水は、そのウォーターハザードの一部である。

 ウォーターハザードの限界が杭によって定められている場合、その杭はそのウォーターハザード内であり、ハザードの限界は最も近い杭の外側の地表レベルの点によって定められる。

 ウォーターハザードを示すために杭と線の両方が使われる場合、杭はそのハザードがウォーターハザードであることを示し、線はそのハザードの限界を定める。

ハザードの限界が地上の線で定められる場合、線自体はウォーターハザード内となる。

 ウォーターハザードの限界は垂直に上下に及ぶ。

 球がウォーターハザード内にあるか一部でもウォーターハザードに触れているときは、その球はウォーターハザード内にある球である。

 ウォーターハザードの限界を定めるため、あるいはウォーターハザードであることを示すために使用される杭は障害物である。

注1:ウォーターハザードの限界を定めるため、あるいはウォーターハザードであることを示すために使われる杭や線は、黄色でなければならない。

注2:委員会はローカルルールを作って、ウォーターハザードとして定められている準環境保護区域からのプレーを禁止することができる。

61 誤 球(Wrong Ball)
 「誤球」とは次のもの以外の球をいう。

●プレーヤーのインプレーの球
●プレーヤーの暫定球
●ストロークプレーで規則3-3や規則20-7cに基づいてプレーされたプレーヤーの第2の球

 ただし、次のものは「誤球」に含まれる。
●他のプレーヤーの球
●放棄された球
●もはやインプレーの球でなくなった、プレーヤーの初めの球

注:インプレーの球には、球の取り替えが許されているかどうかにかかわらず、インプレーの球に代えて取り替えられた球を含む。

62 目的外のパッティンググリーン(Wrong Putting Green)
 「目的外のパッティンググリーン」とはプレー中のホールのパッティンググリーン以外の全てのパッティンググリーンをいう。

委員会によって別の規定が設けられている場合を除き、目的外のパッティンググリーンという語の中にはコース内の練習パッティンググリーンや練習ピッチンググリーンを含む。

第3章 プレーについての規則

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