付属規則Ⅰ ローカルルール;競技の条件
定 義
定義はゴシック体で表記され、第2章の用語の定義にアルファベット順に記載されている。
(C) 競技の条件
規則33-1は、委員会は競技実施に関する規定を作らなければならないと定めている。そのような競技規定には、競技の条件のほか、参加申込み方法や参加資格、競技ラウンド数などゴルフ規則や付属規則Ⅰで取り扱うことが必ずしも適切でない多くの事項も含むべきである。これらについては詳細にわたっての情報が、「ゴルフ規則裁定集(R&A、USGA合同裁定)」の規則33-1の項や「競技運営ガイダンス」に収められている。
一方、競技の条件の中で取り扱っておく方が良いと思われる事項がいくつかある。次に揚げるものについては、委員会の注意が特に喚起されている。
1 使用クラブおよび使用球の仕様
次の条件はエキスパート・プレーヤーの参加するゴルフ競技に対してだけ採用を勧める。
1 a 適合ドライバーヘッドリスト
R&Aは定期的にウェブサイト(www.randa.org)で適合ドライバーヘッドリストを発行している。このリストには審査されてゴルフ規則に適合となったドライビングクラブが掲載されている。
委員会が、プレーヤーが持ち運ぶドライバーはR&Aによって発行された最新の適合ドライバーヘッドリストに掲載されているクラブヘッド(モデル及びロフトによって識別される)を持つものに制限したい場合、適合ドライバーヘッドリストを利用できるようにした上で、次の競技の条件を採用すべきである。
・・・・・・・・・・・・参考例・・・・・・・・・・・・
プレーヤーが持ち運ぶドライバーはR&Aによって発行される最新の適合ドライバーヘッドリスト(モデルとロフトで識別される)上に掲載されているクラブヘッドを持つものでなければならない。
例外:1999年より前に製造されたクラブヘッドを持つドライバーはこの条件から免除される。
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*この条件に違反する1または複数のクラブでストロークを行ってはいないが、それらのクラブを持ち運んだことに対する罰は
マッチプレー:違反が発見されたホールを終えた時点でのマッチの状態を、違反があった各ホールについて1ホールずつ差し引いて調整する。ただし、差し引くのは1ラウンドにつき最高2ホールまで。
ストロークプレー:違反があった各ホールに対し2打。ただし、1ラウンドにつき最高4打まで(違反のあった最初の2ホールに各2打の罰)。
マッチプレーとストロークプレーに共通:ホールとホールの間で違反が発見されたときは、次のホールのプレー中に違反が発見されたものとみなされ、罰はそれに応じて適用されなければならない。
ボギー競技とパー競技:規則32-1a注1を参照。
ステーブルフォード競技:規則32-1b注1を参照。
*プレーヤーが持ち運んだこの条件に違反しているクラブについて、プレーヤーはその違反を発見次第、マッチプレーでは相手に、ストロークプレーではマーカーか同伴競技者にその不使用宣言をしなければならない。プレーヤーがそうしなかった場合は競技失格となる。
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この条件に違反するクラブでストロークを行ったことに対する罰は 競技失格
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1 b 公認球リスト
R&Aは定期的にウェブサイト(www.randa.org)で公認球リストを発行している。このリストにはテストされてゴルフ規則に適合となった球が掲載されている。
委員会が、このリストに掲載されているモデルの球を使用することをプレーヤーに求めたいときは、公認球リストを利用できるようにした上で、次の競技の条件を採用すべきである。
・・・・・・・・・・・・参考例・・・・・・・・・・・・
プレーヤーの使用球はR&A発行の最新の公認球リストに載っているものでなければならない。
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この競技の条件の違反の罰は 競技失格
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1 c ワンボール条件
正規のラウンド中、違うブランドや違うモデルの球への取り替えを禁止することにしたい場合は、次のような競技の条件の採用を勧める。
・・・・・・・・・・・・参考例・・・・・・・・・・・・
ラウンド中に使用する球についての規制(規則5-1注)。
(i)ワンボール条件
正規のラウンド中、プレーヤーが使用する球は最新の公認球リストに一種類の球として掲載されている同じブランド・同じモデルの球でなければならない。
注:違うブランドや違うモデルの球をドロップしたりプレースした場合、その球は罰なしに拾い上げることができる。そのあと、プレーヤーはワンボール条件に適った正しい球をドロップまたはプレースする処置をしなければならない(規則20-6)。
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この条件の違反の罰は
マッチプレー:違反が発見されたホールを終えた時点でのマッチの状態を、違反があった各ホールについて1ホールずつ差し引いて調整しなければならない。ただし、調整は1ラウンドにつき最高2ホールまで。
ストロークプレー:違反があった各ホールに対し、2打。ただし、1ラウンドにつき最高4打まで(違反のあった最初の2ホールに各2打の罰)。
ボギー競技とパー競技:規則32-1a注1を参照。
ステーブルフォード競技:規則32-1b注1を参照。
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(ii)違反を発見した場合の処置
この条件に違反する球を使用していたことを発見した場合、プレーヤーは次のティーインググラウンドからプレーする前にその球を放棄し、正しい球を使用してそのラウンドを終えなければならない。これに違反した場合、プレーヤーは競技失格となる。なお、この条件の違反が1ホールのプレー中に発見され、プレーヤーがそのホールのプレーを終える前に正しい球に取り替えることを選ぶ場合は、プレーヤーはこの条件に違反して使用していた球の止まっていた箇所に正しい球をプレースしなければならない。
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2 キャディー(規則6-4注)
規則6-4は、どの時点をとってもキャディーは1人だけという条件で、プレーヤーがキャディーを使用することを認めている。しかしながら、委員会がキャディーの使用を禁止したり、プレーヤーによるキャディーの選択を制限すること(例えば、プロゴルファー、兄弟姉妹、親、その競技に出場している他のプレーヤーなどの使用禁止または制限)を望む場合には、次のような文言を勧める。
・・・・・・・・・・・・参考例・・・・・・・・・・・・
キャディーの使用禁止
正規のラウンド中、プレーヤーのキャディー使用は禁止する。
誰がキャディーをするかについての制限
正規のラウンド中、プレーヤーが...............をキャディーとして使用することを禁止する。
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*この条件の違反の罰は
マッチプレー:違反が発見されたホールを終えた時点でのマッチの状態を、違反があった各ホールについて1ホールずつ差し引いて調整する。ただし、調整は1ラウンドにつき最高2ホールまで。
ストロークプレー:違反があった各ホールに対し2打。ただし、1ラウンドにつき最高4打まで(違反のあった最初の2ホールに各2打の罰)。
マッチプレー、ストロークプレーに共通:ホールとホールの間で違反が発見されたときは、次のホールのプレー中に違反が発見されたものとみなされ、罰はそれに応じて適用されなければならない。
ボギー競技とパー競技:規則32-1a注1参照
ステーブルフォード競技:規則32-1b注1参照
*この競技の条件に違反するキャディーを使用していたプレーヤーは、違反を発見次第、以後その正規のラウンドの残りではこの条件に従うようにしなければならない。そうしなかった場合、プレーヤーは競技失格となる。
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3 プレーのペース(規則6-7注2)
委員会は、規則6-7注2に従って、スロープレーを防止するためにプレーのペースについてのガイドラインを作ることができる。
4 険悪な気象状況によるプレーの中断(規則6-8b注)
ゴルフコース内での落雷による死傷事故が多くなってきていることにかんがみ、日本ゴルフ協会は各倶楽部や各ゴルフ競技の主催者に対し避雷対策に万全を期すよう強く勧告する。特に、規則6-8と規則33-2dに留意願いたい。なお、委員会が規則6-8b注にある競技の条件を採用することを望む場合には、次のような文言を勧める。
・・・・・・・・・・・・参考例・・・・・・・・・・・・
険悪な気象状況にあるため、委員会の決定によりプレー中断となった場合に、マッチの当事者や同じ組のプレーヤー全員がホールとホールの間にいたときは、各プレーヤーは委員会よりプレー再開の指示が出るまでプレーを再開してはならない。1ホールのプレーの中途であったときは、各プレーヤーはすぐにプレーを中断しなければならず、そのあと、委員会よりプレー再開の指示が出るまでプレーを再開してはならない。プレーヤーがすぐにプレーを中断しなかったときは、ゴルフ規則33-7に決められているような、罰を免除する正当な事情がなければ、そのプレーヤーは競技失格となる。
険悪な状況によるプレー中断の場合の信号は、「1回の長いサイレン」とする。
以下の信号が通常使われており、すべての委員会が同じように行うことが勧められる。
プレーの即時中断 1回の長いサイレン
プレーの中断 短いサイレン(繰り返し)
プレーの再開 1回の長いサイレン
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5 練 習
5 a 通 則
委員会は、規則7-1注や規則7-2例外(c)、規則7注2、規則33-2cに従って、練習に適用される規定を作ることができる。
5 b ホールとホールの間の練習(規則7注2)
委員会が規則7-2注2に従った措置をとろうとする場合には、次のような文言を勧める。
・・・・・・・・・・・・参考例・・・・・・・・・・・・
ホールとホールの間では、プレーヤーは最後にプレーしたホールのパッティンググリーン上やその近くで練習ストロークをしてはならないし、球を転がすことによって最後にプレーしたホールのパッティンググリーン面をテストしてはならない。
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この条件の違反の罰は
マッチプレー:次のホールの負け
ストロークプレー:次のホールに2打の罰
マッチプレーとストロークプレーに共通:正規のラウンド
の最終ホールで違反があった場合はそのホールに
対して罰を受ける。
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6 ティーム競技でのアドバイス(規則8注)
委員会が規則8注に従った措置をとりたい場合は、次のような文言を勧める。
・・・・・・・・・・・・参考例・・・・・・・・・・・・
ゴルフ規則8注に従って、各ティームとも(規則8-1によりプレーヤーがアドバイスを求めることのできる人のほかに)そのティームのメンバーにアドバイスを与えることのできる人を1人だけ指名することができる。ただし、アドバイスを与えることのできる人の氏名〔※被指名者について何らかの制限を設けたいときは、その内容をここに挿入のこと〕は、アドバイスを与える前に委員会に届出ておかなければならない。
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7 新しいホール(規則33-2b注)
シングルラウンド競技が数日にわたって行われる場合、委員会は、規則33-2b注に従って、ホールとティーインググラウンドの位置を競技日ごとに変えることがあると規定することができる。
8 移 動
競技でプレーヤーに歩かせたいときは、次のような競技の条件の採用を勧める。
・・・・・・・・・・・・参考例・・・・・・・・・・・・
委員会が別途認めた場合を除き、プレーヤーは、正規のラウンド中、いかなる移動用の機器にも乗ってはならない。
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*この条件の違反の罰は
マッチプレー:違反が発見されたホールを終えた時点でのマッチの状態を、違反があった各ホールについて1ホールずつ差し引いて調整しなければならない。ただし、調整は1ラウンドにつき最高2ホールまで。
ストロークプレー:違反があった各ホールに対し2打。
ただし、1ラウンドにつき最高4打まで(違反のあった最初の2ホールに各2打の罰)。
マッチプレーとストロークプレーに共通:ホールとホールの間で違反が発見されたときは、次のホールのプレー中に違反が発見されたものとみなされ、罰はそれに応じて適用されなければならない。
ボギー競技とパー競技:規則32-1a注1を参照。
ステーブルフォード競技:規則32-1b注1を参照。
*移動用の機器でその使用が認められていないものを使用した場合、違反を発見次第、すぐに使用を止めなければならない。使用をすぐに止めなかったときは、そのプレーヤーは競技失格となる。
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9 アンチ・ドーピング
委員会は競技の条件の中でプレーヤーにアンチ・ドーピングの方針に従うように要求することができる。
10 タイの決定方法
マッチプレー、ストロークプレーいずれの場合もタイという結果を認めることができる。しかしながら、優勝者を1名決定したい場合、委員会は規則33-6に基づいてタイの決定の方法と時期を決める権限を持っている。委員会はその内容を前もって公表しておくべきである。
R&Aは次の文言を勧める。
10 a マッチプレー
マッチがオールスクエアーに終わったときは、どちらかのサイドが1ホール勝つまで、1ホールずつプレーを続けて決着をつけるべきである。プレーオフはそのマッチを始めた同じホールから始め、ハンディキャップマッチでは与えたり受けるべきハンディキャップストロークは正規のラウンドと同じにするべきである。
10 b ストロークプレー
(a)スクラッチのストロークプレー競技がタイに終わったときは、プレーオフを行うことを勧める。そのようなプレーオフは18ホールで行ってもよいし、委員会が決めたそれよりも少ないホール数で行ってもよい。しかし、それができないときや、プレーオフを行ったがそれでもまだタイのときは、ホールバイホールのプレーオフを勧める。
(b)ハンディキャップ・ストロークプレー競技でタイのときは、ハンディキャップ付きのプレーオフを行うことを勧める。そのプレーオフは18ホールで行ってもよいし、委員会が決めたそれよりも少ないホール数で行ってもよいが、どのようなプレーオフも少なくとも3ホールで行うことを勧める。ハンディキャップストロークアロケーションテーブルが関係のない競技で、18ホール未満のホール数でのプレーオフの場合には、プレーオフ・ハンディキャップは、プレーするホール数と18ホールとの比率をそれぞれのプレーヤーのハンディキャップに乗じて決めるべきである。その場合、端数は四捨五入とするべきである。
フォアボール・ストロークプレー、ボギー、パー、ステーブルフォード競技のようなハンディキャップストロークテーブルが関係する競技では、プレーヤー個々に対してストロークアロケーションテーブルを用いてその競技に割り当てられた通りのハンディキャップストロークが採用されるべきである。
(c)プレーオフを行なえない状況のときは、マッチング・スコアカードを勧める。ただし、マッチング・カード方法は前もって発表しておくべきで、また、この方法で勝者が決まらなかった場合にどのようにするのかを規定しておくべきである。
認められるマッチング・カードの方法として、終わりの9ホールの合計スコアを比較し、最も成績のよい競技者を優勝者とする方法がある。タイの競技者が数人いて、終わりの9ホールの合計スコアが同じであったときは終わりの6ホールの合計スコア、それも同じであったときは終わりの3ホールの合計スコアに基づいて優勝者を決める。それでもなお同スコアのときは、18番ホールのスコアで決める。
複数のティーインググラウンドからスタートさせる方式を採用している競技では、「終わりの9ホール」とか「終わりの6ホール」は、それぞれ「10番ホールから18番ホール」、「13番ホールから18番ホール」と読み替えることを勧める。
ストロークプレー(個人戦)のような、ハンディキャップストロークテーブルが無関係の競技について、最後の9ホール、6ホール、3ホールというマッチングの方法が使われる場合、それぞれハンディキャップの1/2, 1/3, 1/6がそれぞれのホールの合計スコアから差し引かれるべきである。
そうした差し引きにおける端数については、委員会は関係するハンディキャップを統轄する団体(日本ゴルフ協会)の推奨方法にしたがって行うべきである。
フォアボール・ストロークプレー、ボギー、パー、ステーブルフォード競技のようなハンディキャップストロークテーブルが関係する競技では、プレーヤー個々に対してストロークアロケーションテーブルを用いてその競技に割り当てられた通りのハンディキャップストロークが採用されるべきである。
11 マッチプレーの組み合わせ
マッチプレーの組み合わせは、各プレーヤーを全く無差別に組み合わせて作る場合や、数名のプレーヤーをいくつかのグループ枠(4あるいは8つのブロック)の中に分けて入れて作る場合があるが、予選ラウンドの結果によってマッチの組み合わせを決める場合は、次のような順位による組み合わせ方式の採用を勧める。
順位による組み合わせ方式
マッチプレーの組み合わせを決める際、予選ラウンドの同成績の人の順位は、スコアカードを先に提出した人を上位とする。ただし、マッチプレーに進む最下位を決める場合を除く。スコアカードの提出順を決められない場合にはくじ引きなどで決める。
8人入選の場合
16人入選の場合
32人入選の場合
64人入選の場合
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