セカンドバースデー | 元白血病患者の麻雀プロ

セカンドバースデー

やっと16歳。高校入学の歳になりました。先日、徳島大学に行った際に色んなこと思い出すことができましたが、移植前後の記憶は薄いところがあって…


当時、母が記録を取ってくれていたノートを久しぶりに読みました。

2002年5月17日の16時25分、カテーテルを通して、ドナーさんからいただいた骨髄液が僕の体に入ってきました。

約半日かけての移植は、ほとんど眠ることなく、大切な大切な温かい贈り物をいただきました。


実は、先日職場で、以前トラブルのあったお客さんから、「あの後、お前のこと新聞で見たけど、なんでわざわざ病気のことを公表しよんな。言う必要ないだろ。ワシやってすい臓がんになって苦しかったけど、人にや言わんわ。お前は何がしたいんな。」と言われました。


白血病になり、骨髄移植を受けての数年は、再発の不安と将来の不安で精神的に相当まいってました。

が、移植後5年で完治と言われた後、自然と何か恩返しがしたいと思うようになりました。

そんな時、学生時代からの麻雀仲間が僕の復活祝いで麻雀大会をしようと声をかけてくれたのが、2005年から続けている骨髄バンクチャリティ麻雀大会です。


命に代わるものはないので、いくら返しても返しきれない恩ですが、出来る範囲で恩返し、命のリレーを繋げていきたいと思っています。


そして、2、3日の命と言われた自分がこんなに元気になったという姿を見てもらうことで、今も病気と闘っている人に勇気を持ってもらえればと思ってます。


皆様、本当にありがとございます(๑˃̵ᴗ˂̵)