一枚の絵の前に
たつ

わたしは  何故
立ち続けるのだろう

色彩なのか 
構図のか
筆使いか

惹かれる気持ちは
それだけではない

何故この絵だったのか
何故書こうと思ったのか

最初の筆はどこに
その覚悟はいつ訪れたのか

きりのない思いが
湧き上がる

いきおいを  制して
絵が語りかけてくる

ここを見て…

誘われるままに目が移る
しだいに  筆の動きが見えてくる
難解なパズルをとく
楽しみにも似て

しばし絵との語らいはつづく

1日かけて一枚の絵と
語らいたい

そんな時を越えた語らいが出来るのは
ご本人に会えばこそ
名画は時空を越えて
人の感性を刺激してくる

美術館も博物館も
わたしを幼子のように
迎えてくれる

しあわせな場所です



*写真はお借りしました