次の朝、目が覚めてプレムに連絡した。
R「起きた」
P「早起きしちゃって、行ってみたいカフェがあったから来てる。おいで」
R「了解」
エリアの外れにある、少し古ぼけた大きなカフェの2階にあがった。
周りは恐らくフランス人かと思われる人がいっぱいで、
それぞれ寝転がって携帯をつついたり、談笑したりとまったり過ごしてるようだった。
あれ?どこにいるんだろう
と見渡すと、コーナーの一画にプレムは座ってた。
「ついたよ~」と座って、プレムの注文してたサンドイッチをつまんだ。
のんびり時間を過ごして、「たくさん思い出を作らなきゃ」と写真や映像を撮りまくった。
少しして、「ビピン寝てたけど、そろそろ起きてると思うから迎えに行ってくる」とプレム。
カフェで2人を待っていると、プレムだけが戻ってきた。
「あれ?ビピンは?」
「昨日、ラフティングではしゃぎすぎて肩から背中まで痛めたらしい。。。」
めっちゃ泳いでたもんな‥‥
夕方ごろビピンの様子を見にいくと、
「アーユルヴェーダの医者に電話して処置法聞いたからもう大丈夫。今日は寝て過ごす」
と言うので、その日プレムはわたしの部屋に訪問。
明日は何をしようか、と予定をたてる。
そうだ、とプレム。
3年ほど前にFacebookで知り合った女の子がこの辺出身の子で、
今ちょうど帰省してるみたいだから会ってみよう、と言う。
「え?それってわたしいると気まずくない?」
「何言ってんの、君は僕のだよ。君はいつも僕のそばにいるの。
もちろん、行きたくないって言うなら無理は言わないけど」
インド人の女の子と直接話したことのないわたしは非常に興味があった。
プレムの女友達っていうなら、きっと可愛くて優しくてオシャレでフレンドリーな子に違いない!!!
初のインド女子友達出来るかな~とわくわくする気持ちが勝ってきたので
「行く!」
と答えた。
そして次の日、
午前中はいつものように3人でカフェでのんびり過ごす。
辺りが暗くなってきたころ例の女の子は友達と2人でやってきた。
あ…あれ…???ぶ…不愛想…
そしてあまり可愛くない
緊張してるんだろうと思い、
「はじめまして~よろしくね!」とありったけのスマイルで好意を示してみたが、
2人ともチラッとこちらを見ただけで何も言わない。
プレムに向かってのみ笑顔で接している。
ここですでにわたしはイラァとしていた。
初対面で!
よろしくと言われたら!
よろしくと!
言い返せ!
コンチクショー
もうどうでもいっか、と思いむちゃくちゃ美味しい新鮮なオレンジジュースをすすっていた。
ビピンも無言で今にも寝そう。目瞑ってるか煙草吸ってるかのどちらか。
プレムは反応の悪い女の子たちを楽しませようと、必死でヒンディー語で何かしゃべってる。
知らない国の言葉を聞くことに苦がない、むしろ響きがとても心地よく感じるわたしは皆の言葉を音楽のように聴きながら過ごしていたが、だんだんだんだん時間が過ぎるにつれ
なんだこの空間
と感じてきた。
ビピンもわたしも無言。
呼んだからには盛り上げようとするプレム。
反応のわるい女の子たち。(そして友達にもなれそうにない)
ていうか、この子たち完全にプレム狙いじゃん。
わたし、気まずいんですけど。
帰りてえ
と思い、
「帰っていいかな?」と隣にいるプレムにこっそりメッセージを送った。
それを見たプレムは怒って
「何言ってんの、この子たちもう帰らせるから!
君は僕のだよ!なんで帰るなんていうの?」
と返信してきた。
「いや、だってわたしいる意味ないし」と返すと
「ちょっと待て」とプレムは言い、その5分ほどあとに女の子たちは帰っていった。
さよならの一言も言わずに!!!!!!!怒
ムキ――――――!!!!!
不愛想ズが帰ったところで、プレムはおもむろにこちらに向き
「どういうことなの」と聞いてきた。
R「だって、わたしいる意味ないじゃん。あきらかにプレム狙いだし。
だいたい態度悪すぎないあの子たち?
こんなことに時間使うなら1人で街探索でも行ったほうがいいんだけど」
P「そういうんじゃないよ!そもそもあんな不愛想な人たちだと思わなかった、ごめん。
あの子たちに会うの初めてだったからあんなだなんて知らなかった。
知ってたら会わなかったよ!」
R「え?会うの初めてってどういうこと?」
P「だから、facebookで知り合ったんだって」
R「へーそうですか、一度も会ったことない人でもホイホイ”友達”って言って会うんだね、信じらんない」
P「なんでそういう言い方すんの!」
R「まーよくわかんないけどいいんじゃん?わたしもあなたの「友達」のうちの一人なだけだし、何も言う権利ないから好きにすればいいと思うけど!」
P「なんてこと言うんだ!Fuck you!」
このFuck youでプチンと来た。
立ち上がり、「勝手にすれば」と言ってカフェを出た。
続く