だっ!?
な、なにキスしようとしてんの!?

いつものごとく突き飛ばす僕
恥ずかしいのと…彼の思いが分からない事
それと…他の女とのキスシーンを
目の前で見せられた事がキスしたくない理由
なのに、平気で僕としようとする
彼が全然分からない
…好きな人いるくせに

「な、なんだよっキスしていいって
ことだろー!?」

「ちがっ」

だから…その

「触ってくるのも慣れっていうか…」

触んなって言ったのは…

「あれは、その…」

ヤキモチなんて…い、言えない

「………」

顔が見れずに下を向いていたが
ふと彼の方へ見上げると

ちらっちらっ…

なんだか、僕の方ばっか見てるし

「…ケイ君?」

思わず声をかけると彼は吃驚するように
驚き、一息ため息をついたあと
ニッコリ笑顔で机の上に置いてあった
白い袋状でプレゼント用にくるんだものを
手にとった。

「それより、ほらっこれやるよっ
今日ホワイトデーだろ?だからお返し。」

僕は知っている。
ケイ君は僕以外にお返しくれない事。
だから、この時だけは
僕だけヒイキしてくれることに嬉しくなる。
それに、今年のヴァレンタインは
ケイ君寝てて…直接渡せず
大量に置いてあった彼の机の脇に
そっと置いて…誰のか分からないはず
だったのに…

「よく、僕のって分かったね」

お返しくれたって事は食べたのと一緒で

「まぁな…」

けど…その答えは曖昧だった。

「キルのならなんでも分かるんだよ」

ぽんぽんと頭を優しく叩く。
その笑顔にまたドキドキする…

………さわるのも、なれ、か

つづく
自画自賛漫画「僕の世界」11巻終わり